どしゃ降りの中学校

俺のことが好きなあいつ

傷ついたものたちが着替えはじめる

野ざらしのソファに

自棄になって座っている


クズたちが責められる

擁護されるクズも ....
きれいに折りたたまれた生活をそれぞれが晒している
涼やかな風を目元にたくわえ、定めた先に澄んだまなざしを向けている
生あたたかさにはしっかり蓋をして、静かに四隅を整えて桐の引き出しに仕舞い込む
 ....
流された夜に
静かに呻く唄は
仄暗い水路に
ゆるやかに隠され
存在すらも
不確かな 憂鬱

トドメは 鈍色の刃で
煌めく 星の瞬きより
深く 突き刺さるよう
凍る季節を待ち侘び ....
青空がひろがり

病の床に臥せっていた

庭でひまわりが笑っていた

私は病にくるしんでいた

入道雲があそんでいた

蝉しぐれのなか

うなされていた

あれも夏だった
 ....
  

眠っていたのだ
死んでいたのだ
意識のはざまで
行方知れずになっていた
辛うじて煌めく記憶が
呼び戻そうと身を捩る
わたしの裏で
呼ばれているもう一人の
耳は 形を亡くし
 ....
1.墜ちた小さな太陽

白夜には子供たちが
祭典に訪れる黄昏があったとして
平和が続く夜空に
祈りを捧げていたばかりでした
かつて遠い昔
世界大戦で投下された
広島と長崎では
人間た ....
趣味で生きているんです
死ぬこともできるかもしれないが

くだらなくとも
生きてゆくことが
せいいっぱいの趣味なんです

まだまだ生命活動を続けたいと
こころが言っているようなので
 ....
束の間の夏を慈しむように
打ち上げ花火は鮮やかに咲き乱れ
七夕の夜を彩る

一つ 花が咲く度に
一つ 想いが散ってゆく

七夕祭りの熱い夜に
やるせない想いを
花火に乗せて飛ばしまし ....
日々の暮らしの中で
言葉の海を泳ぐようになった

なにが良いのか
悪いのかわからぬまま
てきとうに
真剣に詩を紡いでいる

私という一人の男が
悩んだり
叫んだりして
右往左往し ....
言葉と言葉を継ぎ合わせる
赤い夜の拒絶の淵

別れの白い花びら
漂う岸辺

波の上に
なぜか海鳥が湧く
船の灯りは夏の夜の饗宴

古から
空に浮かび続ける訳を
尋ねる旅人
満 ....
人類の記号化にかざぐるま

みました。




ふうしゃ より かざぐるま

 ....
裸にはなれない

鎧で身をかため
武器を持たなくては
戦えない

弱すぎる 弱すぎる
裸で戦えるほど
強くはない

裸を見せられるほど
美しくもないし
度胸もない

私は自 ....
戦争という悲しみよ
教えておくれ

あの日
青年は何を夢見ていたのか
夏の日差しの中 
何を思ったのか

戦争という苦しみよ
教えておくれ

あの日
蝉しぐれの中で
向日葵は ....
バケツに水はなみなみつがれ
夏のまぶしさがぱちぱち 
はじけ、なんやかんやカーテン
カーテンと遊ぶ

そこを曲がろうか
いやまっすぐ、だ
なぜだ
いや
そこ、ちょっとす澄棲みません
 ....
とても さびしい
ゆうひ の はまべ
 とて とてのむ とてのう

たのしそうに
てをつなぐ ふたり
 とて とてのむ とてのう

かぜ と ゆうひが
ふたりを てらす 
あのまち ....
コトコト走る
1両編成の海鉄を見ていると
失われた何かに気づく

錆びたレールの上を
一面の田んぼの中を
むせかえる緑の中を

ゆっくり走る
その可愛らしい姿

もう二度と
見 ....
田舎の
海辺の町は

夏だけ賑わうことの証に
朽ちた郷愁を見せる

古びた町並みは
時代に忘れ去られ

潮風にさらされて
風化した屋根が
陽炎のように歪む

人も少ない真っ青 ....
いつかを信じることが出来なければ

ぼくらは他を排撃してしまうだろう

いまはわかりあえなくても

どちらかが歩み寄らなければ

それが弱腰ととられて

どちらかが理不尽を受けたと ....
哀しみに陽がさしてくる

ささないで欲しいのに

いましばらく

いやずっと忘れたくないのに

哀しみに陽がさしてくる

あのこが泣いている

あのこが笑っている

理不尽 ....
朽ち落ちた向日葵の花が
愛しく種を産み
また新たな花を咲かせる
繰り返される
繰り返してはいけない日に
祈りを捧げる
鮮やかに咲いていた
黄色の花の思い出よりも
握りしめたこの小さな種 ....
嫌な時間
肌に触れる痛い口

我慢できない私の暗い穴
痛かった時が快楽に変わる頃

私は私を否定出来なくなり始める

そこに優しさなど なかったのかも
けれど 事の最後の 掌は私 ....
少なくともあそこを

こすりあわなければならない

悲しい生き物だ

いくら金持ちでも

胃のおおきさはバスケットボールほどもない

口も性器もひとつしかない

少なくともあそ ....
夏の夕べ
赤に染めぬいて
剥がれ落ちる太陽

燃えているのですか

綺麗な空の色
堕ちてゆく
ふたり

曖昧にうなずき
グレーを好み
ただ誤魔化しているだけの
わたし

 ....
痛みを渡してくれないか?
伝ってきてくれないか?
武器である我々に..


あなたは痛むと言う。


我々を振り回して痛むと言う。
我々に侵され痛む痛むと言う。


 ....
蝉が地中から羽化のため
適度な葉の裏を目指し
白からそれぞれへ色付きを待つ
果実でもないくせに
ジッと動かず
負けず殺されず
祈る機能は皆無でも

ああ、黄昏ている
ああ、黄昏ている ....
この世界の仕組みは
被造物に表れる

花が枯れたあとに種子を残すように

この世界が散った後
新たな芽を出すであろう

by f
怒りがあふれる
抑えられない憤りに
躰が震え 拳をぶつける

怒りのエネルギーを
掻きむしり叩きつける

すべてが怒りだ
わなわなと震えている

抑圧してため込んだ
死の力が爆発 ....
僕は竹輪が大好物で
性格も 真ん中がからっぽで
夏場は風通しも良いが冬は寒い

いまだに大好きな彼女には文無しの飲んべえだと
思われているのだが残念ながら
ほとんど当たっているのでとても悲 ....
 夜のテラスに薔薇が咲く。
 花びら、それは鮮やかな血の滴り。
 消える事の無い悔恨だ。
 それは私らの繋がりにも似ている。

 夜空に瞬く星々はじっと見つめる目の玉だ。
 恐るべき幻 ....
母は恐怖のただ中で
私を身ごもり
恐怖と共に私を生み落とした

空には暗雲が立ち込め
灰色の風が吹きすさび
恐ろしさの中 
母の乳首をくわえていた

震えていた
恐怖のただ中で母に ....
ひだかたけしさんのおすすめリスト(7765)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
自棄になって- 吉岡ペペ ...自由詩317-8-11
私はその家族を見ている- 山人自由詩4*17-8-11
暗渠_ankyo- 藤鈴呼自由詩3*17-8-11
あの夏- 星丘涙自由詩3*17-8-11
- Lucy自由詩3*17-8-10
白夜の終わりを照らすひかり- りゅうの ...自由詩4*17-8-10
趣味で生きているんです- 梅昆布茶自由詩2317-8-9
花火- 忍野水香自由詩2*17-8-9
詩作- 星丘涙自由詩11*17-8-9
つぎはぎの詩- 星丘涙自由詩5*17-8-9
みたいのようなまるで.- 幽霊自由詩117-8-9
自信がない- 星丘涙自由詩2*17-8-8
戦争よ- 星丘涙自由詩2*17-8-8
水族- ふるる自由詩417-8-7
ゆうひの_はまべ- 「ま」の ...自由詩4*17-8-7
うみてつ- ガト自由詩6*17-8-7
麦わら帽子- ガト自由詩19*17-8-7
いつか- 吉岡ペペ ...自由詩317-8-7
木洩れ日は光か影か- 吉岡ペペ ...自由詩217-8-6
6日- 5or6自由詩417-8-6
抗えない関係- kino125自由詩117-8-6
- 吉岡ペペ ...自由詩117-8-5
それは空- 星丘涙自由詩2*17-8-5
。。爪や牙だ..- 幽霊自由詩217-8-5
禁じられた玩具- 秋也自由詩1*17-8-5
世界が滅んだ後は- F.philogist自由詩1*17-8-5
正体- 星丘涙自由詩3*17-8-4
竹輪のうた- 梅昆布茶自由詩12*17-8-4
形象- ヒヤシン ...自由詩4*17-8-4
原点- 星丘涙自由詩3*17-8-4

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232 233 234 235 236 237 238 239 240 241 242 243 244 245 246 247 248 249 250 251 252 253 254 255 256 257 258 259