横浜ー川崎間で
君の顔が浮かぶ
とりあえず昨日は去って
明日がやってくる


間も無く「   」が通過します
間も無く「   」を通過します


どこから私ですか
どこから今日で ....
はるの海が



すべてを呑み込んだ日
わたしは目眩でしかなかった
はるの苦さというにはあまりにも
多くの命が失われた日

応えぬ名
帰らぬ瞳
待ち続けた背中

遠ざかってい ....
そらいろのくるま
にのって
あさがたの
やわらかな
ひのひかりのなか
ぼくたちはいこう

ぼんねっとにひかる
きのうのあめつぶが
さわやかな
くうきのなか
う ....
煙草の匂いが季節によって変わることは知っている
換気扇の下で走らせていた激昂の卵を抱きながら
燻らせていた頃が懐かしい
雨の知らせも感知しながら忙しい細胞たちと共に
煙にしか見えない守護霊 ....
 
やさしさを少しと
きびしさを適度にまぜて

コーヒーカップの中
白いミルクの渦のような

小さな宇宙を少しと
大きな腕で抱きしめて下さい

わがままを言うときもあります
驚く ....
夕闇にテイルランプをみつめては逃げ出すことだけ考えていた

居場所などどこにもないとひとりきりみんなと違う空を見ていた

さよならと書き殴ったページには余白だけがやけに多くて

目の前に別 ....
蒲公英の繊毛には色がある
白色は視覚化されるが
赤、青、紫、橙は花の妖精しか見ることができない
その色によって着地点は既に決められている

人間の心も同様である
人間の妖精は太古に滅んだ
 ....
看板のペンキが文字の型どおり剥げているから読める。牛乳

げに量りがたきは寿命・生命力・必要とされる度合い(書籍の)

芝桜模様に透ける衝立の向こうに顧客管理簿が咲く

寝る前に読ん ....
氷の橋、魂は密航する、銀竜草、傾いでいる秋の七草、光る星が何万年前の現象なら、光の中にある私の死体は、すでに、星々の冷めた遠景、氷の橋、猫の舌、竜舌蘭、傾いでいる冬の小路、太陽系を縦走する小惑星の発見 .... 水色が
ながれてあおくなり
思い出を思い出していた
あなたのひたいを
光がとおり すぎて いく のを

窓があり 扉がある
世界には取っ手がついてなくて
うまくひらかない心の代わり ....
“クソじじぃ!ありがとう!”


勇気を振り絞って
席を立ち目の前に立つ
老人男性に席を譲った…
つもりだったのに
無視された…
恥かかせやがって…
このクソじじぃ!…


同 ....
生きていることが 
当たり前のことではないと気付いて
背筋が寒くなる
命のやり取りを
あまりにも簡単にやってきたから
私は何も気が付いていなかった
死んでしまったら
もう それでお終いだ ....
生命に憑かれているというべけれ 湿原にずぶずぶと、足首

人食う、人の、目の、白、光、血を流し、たるは、食う顔、食え、サトゥルヌス

青空に白く小さい染み一つ仕方がないの有明の月

切 ....
あたしがまだ二十代のころ

三十代のひとなんておっさんだった

えふさんもえぬさんもわいさんも

あの頃三十代前半だったんだ

あのおじいさんみたいなひとなんて四十一才

月日はた ....
音のない青空である 端っこをびりびり破り裂く哨戒機

白い、錆、赤い、石灰、見てしまう。古い高架は堅い、おそらく

海ゆかば。冬、清潔に風化され。臭い残さず水漬く屍よ。

◇基礎体温を付け ....
大好きな高校を成績がわるくて退学させられる次男が心配だ

乳癌とたたかうためにオレは子宮を全摘した

来月右の乳房をとる

オレの生への執着は次男だけだ

子宮をとったら鬱っぽくなると ....
 閉ざされている。
 この窓も、どの窓も。
 ・・・城門も。
 あの森の教会の扉も?

 閉ざされている。
 パリの冬も。
 ニューヨークの夜も。
 もしかしたら私の心も?

 ....
鉄塔が一・二・三・四・五・六・七冬の畑を遠巻きに走る

壁を見るたびに震える目の中の双子の振り子。時計、こわれた

毎日の電話 かならず接続後二分五秒で圏外になる

うつむいて、馬なでて、 ....
山間の、とある峠の一角に巨大な岩が奉られている
近くに湧き水が流れ、森の陰影のくぼみにそっと佇んでいる
神が宿るといわれてきた、大岩
峠道を歴史の人々が歩き、腰を下ろした
見つめた大岩に合掌し ....
大好きな高校を退学させられる次男が心配だ

生への執着は次男だけだしお前たちにとって

変わった母に違いないだろうけれど母は母さ

乳癌とたたかうためにオレは子宮を全摘した

子宮をと ....
もっと もっと恋をしたい
男なんてもう懲り懲りだなんて言っていないで
もっと もっと恋をする
私は夫に恋したい
憎しみばかりの人生じゃ
あまりにもじぶんが可哀想

もっと もっと恋をした ....
何十年も生きてきて
大抵のことは経験してきた
良きにしろ
悪しきにしろ
これからも色々とあると思うが
なんとか乗り越えられる
大丈夫さ
ここまで生きてこれたのだから
だから心配はしてな ....
目をつぶると発作に襲われる

しかたがないからデパスを飲む

こんな苦しみのような不安に

誰もがさいなまれているのだとしたら

誰もが静かに降る雪のよう

誰もが深海のプランクト ....
足元に邪悪が纏わりついて
歩き出すことができない
気分は悪くないのに
悪魔が囁くんだ
「お前の魂は何色だ?」

罪ばかり犯して
魂もさぞや汚れているだろうと思っていたけど
それは杞憂に ....
詩を紡ぐということは
裸にならなくてはいけない
恥ずかしがっていては
心の襞は描けない

素っ裸にはなれない
野暮な言葉を並べたくはない

ええかっこしいが邪魔をする
綺麗な言葉を並 ....
命を全うするという受動的な態度は嫌いだ
命は全うさせるものだ

命は尊いと決めつけるのは嫌だ
命が尊いと実感できるかは自分次第だ

論理的な思考よりも信念は誇り高く
アクションは概念より ....
雨の中に黒い女
傘もささずに佇む

雨の中は深海のように暗く
光を飲み込んで
なにもかもを溺れさす

ソコで待つのは愛しいあなた

女は泡になる前に

揺るがぬ愛を得る為に

 ....
縁側に転がってみれば
満天の星空
その輝きの一つ一つが
何十年も何百年も前のものだと分かってはいても
今、この星々は
消えてしまっているのかもしれないと分かってはいても
その美しさから目が ....
おれの周辺には
死刑囚の心情みたいな沈黙が堆積していた
それはぱっと見には
湧水のように床から滲み出たもののように見えたが
出処はそこではなく間違いなく余所にあった
マーク・ボランの
 ....
木枯らしが吹いて
私が知らないうちに冬が来る
私が知らないうちに季節は巡る
冬は嫌いだ
寒いから
冬は嫌いだ
雪が降るから

木枯らしが吹いて
枯葉が舞って
冬が来る
冬が来る
ひだかたけしさんのおすすめリスト(7680)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
雨の日と月曜日は- AB(な ...自由詩718-3-20
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そらいろのくるまにのって- Giovanni自由詩18*18-3-11
煙草の煙の期待- 朝焼彩茜 ...自由詩818-3-5
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ここではないどこかへ- 未有花短歌9*17-12-2
ふわりの旅路- 白島真自由詩17*17-11-11
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クソじじぃ!- しょだま ...自由詩217-11-5
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炎上_より- 沼谷香澄短歌317-11-3
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冬の星座- 吉岡ペペ ...自由詩217-11-3
恋をしたい- 無限上昇 ...自由詩317-11-3
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深海のプランクトン- 吉岡ペペ ...自由詩317-11-2
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裸になれない- 星丘涙自由詩11*17-11-2
シシャの余韻- 狩心自由詩417-10-31
人魚姫- kino125自由詩217-10-31
星を眺めて- 無限上昇 ...自由詩417-10-31
天国を待ちながら、だけどこの身体の居心地もまんざら捨てたもん ...- ホロウ・ ...自由詩2*17-10-30
冬が来る- 無限上昇 ...自由詩217-10-30

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