ひろい町の
狭い世界で暮らしています
今は
今も、ずっと・・・


山々は霞み
あとは人工物しか目に映らず
この
木造アパートメントは
森林で
あった頃の夢をみている
みつ ....
 昨日朝、山に向かおうとしていたが、気は進まなかった。空は曇り、山岳は霧に覆われていた。つまり一定の高度以上は悪天ということは予想できた。
 家人に準備してもらっていた握り飯はすでにできていた。私は ....
星空に煌めく
数の論理で死んだ人々

前奏のないヒット曲に
心を毛羽立たせては
うなだれる毎日

萎んだ熱気球は余熱だけを残して
二度とは戻らない

そういえば春
故郷は湿った雪 ....
一粒の砂から身動きが取れなくなるまえに 一粒の雨から花ひらく海にダイブするわたしは


美しい


荒波にのまれながら燃えさかる流星をキャッチするわたしは海の守護神となり わたしの大地 ....
・Geometrical arachnida・│▏/「/│/┌─―|
幾何学的なくせにネバネバした、巨大な蜘蛛の巣に過
ぎなかった都市は、街のそこら中で汚れた糸が筋を引
いて、互いにくっ付き絡ま ....
世界中が悲しくなるから
僕の心は弾んで浮かれる

青色の街 人はすべて消えた

消えて 街の家々の見えないところで
横たわったまま涙を流し

ゆらり ゆうらり 死を想い懐かしさを抱き
 ....
ぼくの通う小学校の通学路沿いには
数件の農家がぽつぽつと建っていた
集落は、山々で挟まれており
ど真ん中を貫く小さな川の出口には
海が広がっている
山の麓の、あまり面積の広くない田畑に
寄 ....
生きて行ければそれでいい
善行を積まなくても良いのかもしれないが

澄み切った悪行ってあるのだろうか
調和を前提とした濁りがあって良いのだろうと

石畳みの街に日差しがやわらかに差している ....
二〇一九年十月一日 「断片」


 彼には、あたたかみを感じられなかった。かれには、あたたかみなどなかったからである。


二〇一九年十月二日 「詩論」


 言葉は存在をくわだてる ....
平穏無事に日曜終わりそう麦茶のむ

妻とふたり遊んで帰って横になる

一日一善くりごとの今日は成せなかった

簡単なことでいい語っておくれ春の夜風

簡単なことがいい語っておくれ春 ....
キヨスクに並べられたペーパーの24面で指を切った朝 あなたのささやかな預言を祝福するように 雪が舞う


いくつもの花束を包んだ
ニューヨークタイムズ
ニューヨークヘラルド
マンチェス ....
庭を弄るのが好きで、mother
母は遅延する、腰骨を伸ばす
土塊が後をつけてくるよ、キッチンの出窓
土塊が笑ってるよ
サボテンに水をやるのは、もう少し待って
ほら、針先の和音、三月の音階で ....
鼻の奥まで、ツーンとする
あの香り草を求めて風の中をさがそうか

ほかにも愛情表現はあるのに
撫でたひたいが暖かいとか、
それって
褒め言葉?


鳥がかわいそうにないている ....
私は森の中を迷いながら彷徨っていた
山ふくろうの鳴き声と、おぼろ月夜がおびただしい夜をつくっていた
なぜここにいるのか
記憶を辿るが、なぜだか脳が反応を示さない
記憶の構造が気体のようにふわふ ....
結露した鉄管を登ると
冷気の上がる自家発電の貯水層があり
ミンミンゼミは狂いながら鳴いていた
夏はけたたましく光りをふりそそぎ
僕たちはしばしの夏に溶けていた
洗濯石鹸のにおいの残るバス ....
 執拗にのたくる
蛇のような走査線の裏側から
  黒色に泡立つ粒子の
 ホログラフィックな性夢として
   二台の戦車の幽霊が姿を現わす

 海へ突き出た岬の草地を、蹂躙する鋼鉄のキャ ....
テントを張って居ると
撤去を迫られて
鏡の花を買う
決意をした
ケンタウロスとミノタウロスが
交合しているようなイメージに
さいなまれる
鏡の花は安かったり
高かったり
それよりもソ ....
Go Go Go and Goes On!糸居五郎もウルフマンジャックも、FENも知らない、活字の中の存在だ、山口のクソ田舎の、しみったれた居住区の夜、ぼくは頭から布団を被り、姉貴のお下がりの黒いラジ .... 僕はときどき深く潜りこまなければならない自分を抱えている

僕はいつも以上にきみとの距離をはかりがたくなってしまうが

言葉と音符が似ているのならば変換ソフトがあれば良いと想う
つまづいている地球が
プーチン化しないように
大好きなきみのYouTubeを

こころの所在を忘れた者だけが
占有しないように

誰もが過去のプチプチを
潰しているんだもの
 ....
ハイデガーにも 愛人がいました

プーチンにも 愛人います かね

エドワルダっていう 娼婦だとか

呪われた時間

ほう 惨事動画を 見ている間

またライブが ゆがめら ....
二〇一九年九月一日 「詩論」


音には意味がない。


二〇一九年九月二日 「詩論」


 小学校時代に飼っていたカイコを思い出す。カイコは、飼っていた箱のなかに入れてやった毛糸の ....
しかし、そこには因縁が生じた。
アイソニアの騎士と、エミル・アザルとの戦いである。
アースランテの千人隊長たちは、
こぞってアイソニアの騎士を褒めたたえた。

彼らにとっては、サンクト・ガリ ....
アイソニアの騎士は巧みにガイザ・ネハの視線を避けた。
これは、彼が一定の魔法の知識を身に付けていたことを意味する。
エミル・アザルは舌打ちする。
ガイザ・ネハを召喚できる時間には限りがあったので ....
ガイザ・ネハの目に射られた者は、狂戦士となる。
狂戦士、すなわちバーサーカーである。
己の理性を失った者たちは、周りにいるすべての者たちに、
攻撃をしかける。例え、それが味方であろうとも、敵であ ....
円を描いて、アイソニアの騎士とエミル・アザルは着地した。
砂埃が舞い上がる。それが一瞬の隙だった。
アイソニアの騎士は、エミル・アザルの目を攻撃する。
しかし、その勝敗は互角に終わった。

 ....
アイソニアの騎士と、エミル・アザルは、
空中で錐揉みしながら戦った。
アイソニアの騎士は長剣で、エミル・アザルは短剣で。
しかし、アイソニアの騎士の剣はなかなか一歩までとどかなかった。

エ ....
わずかばかりの魔法だが、アイソニアの騎士にも魔術が使えた。
いわく、「青白い光の魔法」「風雪の魔法」。
アイソニアの騎士は、普段それを頼りにすることがなかった。
しかし、エミル・アザルに対しては ....
わたしは殺されているべきだった


雪あかりの眩しい清らかな泥の入り江に
一切の終わりは奪われ
寒さにたじろぎながら握ってきた僅かな時間が脱兎のように消えていく


凍てつく手を握 ....
サンクト・ガリはそのころ、炎の結界で街を守っていた。
それに対して、アースランテは風の結界で攻撃をしかける。
いずれにしても、両者が互いに屈することはなかった。
サンクト・ガリは、ラゴスのなかで ....
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