おんなの乳房と先端の乳首が昂ぶるのを見せられたら
おとことしてどうなんだ?なんて
冷静に観察してられる訳がない

性の衝動は本能の領域
アクセルとブレーキの調和なんて
到底無理だから

 ....
二〇一四年十月一日 「ネクラーソフ『だれにロシアは住みよいか』大原恒一訳」

血糖値が高くて
ブタのように太ったぼくは
運動しなきゃならない。
それで
自転車に乗って
遠くのブックオ ....
たかが60人の看護師すら
集められない大阪

都構想なんてやったって
どうせなにもできゃしない

近しい未来の危機でさえ
その回避する最低限の人員でさえ
確保していなかったのだ
 ....
内容は二の次だ

ただ書けること、その素晴らしさを超える詩なんてあるだろうか
ドラッグストアの駐車場で渋みのつよい緑茶を飲む
苦みが全身に滲みわたっていくのが分かる、まるで赦しの誘い水だ

兄にも、父にも、父性なるものたち皆にも
なぜだろう
謝罪したくてたまら ....
春画の夜を覗きたければ、まずは中指をじゅぽっとシャブリナヨ。
襖障子の処女膜に、優しく、優しくね、中指の先でアナアケナヨ。
異性の友だちが欲しい
彼女が欲しい
彼氏が欲しい

それらの要因は性的欲求にあるらしい
何処かでえらい先生が語っていた

あんたに言われなくてもわかってるよって
だけどさもっともっとロ ....
この世の中の平等も公平も綺麗な紙に包まれている
封を切って中身を開いたら酷い有様

全ては自分を中心にした優先順位が発生してしまうからだろう

唯一かけがいのない存在
血の繋がり
無二の ....
ゆかりもなにもない
あぜ道を素足で歩いている
傍らにはばあさんがいる
表情もなにもわからない
妙なまぼろしの人
俺は俺でたぶん不定な人間でしかない
いつも平穏をもとめている

 ....
雨のふるとき
星はつめたい

あの人が
あの人のこと
愛しているといいなとおもう

わたしの心のために
あったものは
ひとつもないけれど

わたしの心は
草のうえにすわって ....
秋の名残りの
ひとしずく

庭の木に

ひとつ残った
もみじ葉の

夜露に濡れた
別れの言葉

そっと
グラスを近づけて

琥珀色の
芳醇な香りを
楽しみながら

 ....
朝もやのおもみで
水面までおわれた
口をなくしたカゲロウたちの叫びを
なきだしそうなそら見上げながら
すくい取っている。
かたわらに ひとり
片足で立つ刻の守人は、
つばめよ、
今、 ....
生きてることが
かっこ悪いとき
そのことこそが
生きる糧

ある種のかっこ悪さは
逆説的に
かっこいい

生きてることに
実感ないとき
ふと訪れる
現実感の不思議さ
 ....
四トントラックの背に鉄屑ばかり積んでいた
製鉄会社を回って非鉄金属ばかりを探して
使い物にならないモノたちを再利用しようと
かき集めていた、父の会社

工場の垣根になるほどの拉げたタイヤの群 ....
最もよき者は攫われてしまった*
よき者の言葉は封じられ
足並みをそろえる、その旋律だけは大切にされた
皆、同じ顔をして右を向き前に倣う

             *

── 唄は、
 ....
弁当を開けると
見たことも無い空が入っていた
妙に縁どりのギラつく雲と
エメラルド・グリーンの空が一つだけ
箸で一口くちに運ぶと
ジャリっと歯に何かが当たった
たまらず吐き出すと
プテラ ....
 世の中は日々変化します。
 私が長年愛用してきたガラケー(ガラパゴス化したケイタイ電話)も、
あと二年ほどで使えなくなるそうです。それで、「早く買い換えてくだ
さい」という催促が、ケイタイ会社 ....
意識の表面に 皮膜のように貼りついた
夢を剥がす 淡哀しく雪が降る ログイン
ログアウト 扉の向こうに 景色をしまい込んだまま
日々は眠る ログイン ログアウト 小さな痛みが
星のように瞬く  ....
あなたを初めて思い出す
彼方に雷鳴響く午後

風はさざさざ川面撫で
古代の祭りのようだった

私はひとりタープの下で
数しれず眠る夢を見た
土中に斃れる夢を見た
汚濁のように瑕疵のよ ....
飲食店の経営者が

「店をたたもうかな。」

と呟いている

時短営業で苦しいんだとという姿が

ニュースの画面から流れている

何度も同じ店主の顔を見た

取材まで手抜きをし ....
二〇一四年九月一日 「変身前夜」

 グレゴール・ザムザは、なるべく音がしないようにして鍵を回すと、ドアのノブに手をかけてそっと開き、そっと閉めて、これまた、なるべく音がしないようにして鍵をかけた ....
11月の今頃になって
ハムスターが死にかけている
妻が巣箱の入り口に芋を置いても
出てくる様子がない
ペットショップで買って1年半
秋から急に痩せてきて
数日前から餌を食べなくなった
廻 ....
ズキズキとココロが痛みだして
ハラハラとナミダがこぼれだしたら

あたりかまわず泣きだしてしまえばいい。

その日は祝日
新規開店間もないイオンモールに家族と一緒に車で出掛けた
五月。ゴ ....
あなたのきびしさを私にください


たぐいまれな正しさをください


その瞳に映る真実をください


憎まれがちな正論をください


たとえあなたが地に堕ちようとも


 ....
魂迄ずぶ濡れにされてしまうくらいの雨があがった

のっけから魂なんて書いてしまうなんて
我ながら恥ずかしい

天上では死者たちの霊魂が集まり
火を燃やし始めた
濡れた衣を乾かすためらしい ....
もがいて水面から顔を出す
ように息をするかろうじて
ポジティブ思考
が大事です
足首に錘
つけられても
まだ笑えます
夢も見れます
今日一日を楽しみに
起き上がります
階段をおりて ....
日々はたんたんと過ぎていく
何も変わらない
何も変えられない

他人の眼には
一見健康な生活に見えているだろう
おだやかな暮らしに思われているかも知れない

私は私の余命を知らない
 ....
がらんと、芯が
落ちた鉛筆。

そばにころがっていた、
ボールペンをアナトミア!

芯を、がらん洞化した
鉛筆の穴に異種結合。

ささっと、
代筆業再開す。
月の灯り陽の光り

誰もいない銀の馬車 

不幸など誰が予測できるだろう

誰も予測できないから不幸ではないのか

あの人たちも

傍らで見覚えのない家族が啜り泣いている

 ....
「また銀河ポットを買う」

町外れの
ディスカウントショップで
銀河ポットを買った
星や生命で
また遊んだみたくなったのだ
少し萎れてたので
肥料をやって水もくれた
新しい生命が芽吹 ....
ひだかたけしさんのおすすめリスト(8124)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
昂ぶる- こたきひ ...自由詩320-12-5
詩の日めくり_二〇一四年十月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩11*20-12-5
無力感- ナンモナ ...自由詩2*20-12-4
無題- 道草次郎自由詩120-12-4
渋みの誘い水- 道草次郎自由詩220-12-4
ナヨ- クーヘン自由詩3*20-12-4
華やぎだす頃には- こたきひ ...自由詩220-12-4
社会の平等と公平なんて- こたきひ ...自由詩220-12-4
平穏な人- ナンモナ ...自由詩2*20-12-3
雨の降るとき- はるな自由詩220-12-3
秋の名残り- st自由詩620-12-3
つばめ- 草野大悟 ...自由詩420-12-3
生きてること- シホ.N自由詩220-12-2
四トントラック- 為平 澪自由詩520-12-1
- 為平 澪自由詩5*20-12-1
白亜紀の弁当- 道草次郎自由詩7*20-12-1
146号編集後記- たま散文(批評 ...6*20-12-1
淡哀しく雪が降る- 塔野夏子自由詩5*20-12-1
ひとりタープの下で- Giovanni自由詩320-11-30
日本のマスコミ- ジム・プ ...自由詩4*20-11-30
詩の日めくり_二〇一四年九月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩12*20-11-29
立会- 大村 浩 ...自由詩13*20-11-28
ズキズキとココロが痛んで- こたきひ ...自由詩420-11-28
あなたのきびしさを私にください- 鉄のひげ自由詩320-11-27
カラカラと風に回ってる- こたきひ ...自由詩620-11-26
発信- Lucy自由詩11*20-11-25
何も変わらない_何も変えられない- こたきひ ...自由詩720-11-25
アルバイト- ナンモナ ...自由詩3*20-11-24
Raman__(分光)- アラガイ ...自由詩16*20-11-24
また銀河ポットを買う___他- 道草次郎自由詩320-11-23

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232 233 234 235 236 237 238 239 240 241 242 243 244 245 246 247 248 249 250 251 252 253 254 255 256 257 258 259 260 261 262 263 264 265 266 267 268 269 270 271