濡れるたび知らない人になっていく梅雨前線停滞してる
重過ぎる殻を背負ったカタツムリなにも背負えず逃げ回る僕
化石の森の時計塔
ぼくはここまで来てしまったんだ
青白い大きな蛾がクヌギの蜜を舐めている
静かな夜の帳がこの胸に食い込んで
少年期の動悸を想い出させる
その頃は
当たり前だったおでんの屋台 ....
使われなくなった井戸の底が
モノクロームの記憶を映していた
使われなくなった
フィルムカメラを取り出して
明日は何処に行こうか
錆びれた醤油と漁港のある街へ
釣竿を持って行くのも悪 ....
立小便いつもスムース・クリミナル
気が付けば俺もゾンビで踊ってた
仁王立ち眩さゆえのサングラス
白と黒どっちなんだと詰め寄られ
....
恋人と呼べなくなった君と子がシロツメクサの冠を編む
不機嫌なわけに気づいてくれたなら今日が世界の終わりでもいい
なにごともなかったように帰る背と火傷しそうな燃え舞う蛍
スーパーカップを平らげて
もう一個食べられそうな
そんな午後
二歳児がゆくどこまでも
小石を拾いながら
もう何に怒っていたかも忘れて
落ち着くための珈琲も忘れて
時にバンボを ....
シーソーに独りで座る日が続く(この公園もマンションになる)
僕たちを繋ぐ&が解けても願い続ける君の幸せ
嘘をつくたびに身長高くなる酸素薄くて息が苦しい
フィボナッチ数という概念以前に
自然は数理をすべて把握していた
僕の心の中で君との関係性の黄金比は
生物学的に柔らかく深くとても妖しく
揺れ続けているがそれでも
日常の僕はいつも不安 ....
手を伸ばす
その先に誰もいなくて
その先に何もなくても
手を伸ばす
朝陽が至るところに集まっている
密度を増すことで却って希釈されていく
暗示と黙示ばかりがにぎやかで
記号が融け落ち ....
湯の歌が激しく聞こえて来て
夕暮れに
東京渡辺銀行が破綻しました
ニーナの歌も聞こえてきます
締まった詩に成る予感に
母の田圃も駄目に成ります
何処からでしょうか
原始人でしょうか
激 ....
そのまま刻み止まない針の風に 日常を丸まった鉛筆の芯の様に
洗濯する度に味を噛みしめる空 インディコのリアルを
年輪から咲く今の自分を鏡を観て通す
針はクリスタルを指し 日常を溶きほぐす ....
苦しいのは
心だろうか
嗚咽が出そうになる
心臓が飛び出しそうな
魂が抜け出していきそうな
この苦しい想いは
どこからやって来るのだろう
そしてこの苦しい痛みを
どうやって ....
谷啓を知らない妻が全力で叫ぶガチョーン(マヒャドの効果)
メルカトル図法で僕を騙せても君は人間的に小さい
ピエロからただの男に戻るたび夢の潰れる音が聞こえる
イチローのヒットを集めた動画を見ていると
誰も見ていないところでヒットを打つことが
イチローは誰も見ていないところでプレーしている訳ではないのだけれど
誰も見ていないところでヒットを ....
廃人が俳句をひねるNET日和
嫁も来ぬ風も吹かぬが生きている
一日500円生活が板に付きそうで怖い
愛しさの呪いを舐めてろくろっ首
フレッシュなものは食べて欲しいはずなんだが? ....
トッポギ
(突然六本木に行くこと。)
韓国のお餅ではない。
うっちゃり
(うっかりぽっちゃりしてしまうこと。)
相撲の決まり手ではない。
ネット用語はどんどん進化しているよ ....
裸の冬がくる
十二月の姿は、あられもない
わたしのからだは白くひらかれ
とめどなく上昇してゆく
まぶしい白さに混練され
細胞のように、奥千の分裂をなし
ひかりとともに微細な羽虫となる
白 ....
血の通わない冷たい手
粉々になったハートオブグラス
ブロンディの声が心に刺さる
それなら多分まだ、死んでない
脳死が死だっていうんなら
心が死んだらソイツは死体
刺激が欲し ....
あの頃は
時間だけがあって
財布は空っぽだった
アルバイトで貯めた金をはたいて
上野駅で夜間急行に乗った
ありったけの荷物を載せて
みんな北へ帰るらしい
座席が無くて
ウロウロ ....
八月の空を待ちながら
フィルムカメラを磨いている
デジカメでは表現できない空気を求め
静かな予感に浸る
入道雲の空の下
ダリアがとても美しい
ぼくの写真は
時計に逆らいながら
....
星の見えない夜が続いている
食欲を失くしたぼくは
あれやこれやとメニュウを探してみた
レアステーキでもなく
寿司でもなく
フレンチやイタリアンでも中華でもない
あぁ…
それだ!
ニンニ ....
陰翳図鑑を紐解いてみる
きみはどこにもぶんるいされていないメタフィジカルな亜種だ
世界のどこを掘ってもきみのような奇蹟に会える訳も無い
ちょうど僕が98回目の神経衰弱を患っている時にきみに出 ....
力の限りに走っているのに
ふんわりとスローモーション
もうすぐこの世の中が
終わってしまうのだろうか
一滴の雨が頬を伝う
生える緑の匂いが鼻を突く
右足が地に着くと
ずしりと沈み
ボタ ....
ひだかたけしさんのおすすめリスト
(8013)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
濡れるたび知らない人になっていく梅雨前線停滞してる
-
北大路京 ...
短歌
1
16-7-1
重過ぎる殻を背負ったカタツムリなにも背負えず逃げ回る僕
-
北大路京 ...
短歌
2
16-7-1
世情
-
レタス
自由詩
3
16-7-1
休日前
-
レタス
自由詩
1
16-7-1
ジャイケル・マクソン
-
木立 悟
川柳
5
16-6-29
恋人と呼べなくなった君と子がシロツメクサの冠を編む
-
北大路京 ...
短歌
3
16-6-29
不機嫌なわけに気づいてくれたなら今日が世界の終わりでもいい
-
北大路京 ...
短歌
1
16-6-29
なにごともなかったように帰る背と火傷しそうな燃え舞う蛍
-
北大路京 ...
短歌
2
16-6-29
まあまあかーちゃん
-
朝焼彩茜 ...
自由詩
7
16-6-29
シーソーに独りで座る日が続く(この公園もマンションになる)
-
北大路京 ...
短歌
3
16-6-28
僕たちを繋ぐ&が解けても願い続ける君の幸せ
-
北大路京 ...
短歌
1
16-6-28
嘘をつくたびに身長高くなる酸素薄くて息が苦しい
-
北大路京 ...
短歌
2
16-6-28
フィボナッチの夢
-
梅昆布茶
自由詩
9*
16-6-28
バス
-
葉leaf
自由詩
3
16-6-28
原始人(I)
-
間村長
自由詩
10
16-6-27
良質ノイズ
-
朝焼彩茜 ...
自由詩
6*
16-6-26
苦しみの心
-
坂本瞳子
自由詩
3*
16-6-26
谷啓を知らない妻が全力で叫ぶガチョーン(マヒャドの効果)
-
北大路京 ...
短歌
4
16-6-26
メルカトル図法で僕を騙せても君は人間的に小さい
-
北大路京 ...
短歌
2
16-6-26
ピエロからただの男に戻るたび夢の潰れる音が聞こえる
-
北大路京 ...
短歌
1
16-6-26
人生の意味
-
吉岡ペペ ...
自由詩
2
16-6-26
トッポギ俳句選集
-
梅昆布茶
俳句
1
16-6-26
超人的現代語辞典
-
梅昆布茶
自由詩
7
16-6-26
冬虫
-
山人
自由詩
3*
16-6-25
心臓移植
-
アレだよ ...
自由詩
1
16-6-25
ブルートレイン
-
レタス
自由詩
2
16-6-25
夏の影
-
レタス
自由詩
4*
16-6-25
梅雨空レシピ
-
レタス
自由詩
4
16-6-25
メトロポリスの夢
-
梅昆布茶
自由詩
7
16-6-24
静止するとき
-
坂本瞳子
自由詩
6*
16-6-23
1
2
3
4
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6
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