ごぅーごぅー会社のコピー機の中で誰かが何か叫んでる
番号
まとわりつく、鉛色の
番号たちを集めて燃す儀式
ながい鎖が一筋、見あげて残る
個の人に成れ
番号に生まれたわけではない
番号になりたいわけでもないだろう?
番号は美しく ....
演繹と帰納
対象化と止揚
ナボコフとアンヌ・ヴィアゼムスキー
ダーウィンとジグムント・フロイト
様々な世界観が駆け巡る
数学者は数理に没頭して
あまり感情の処理に脳の活動を割かない ....
想い出を潰したカスが目の奥に引っかかっててくさやの臭い
土日だけ少女に戻る人と居て力まかせにハズす知恵の輪
土下座したポーズのままで深海へ沈むそのうえ塩撒かれてる
風が聞き耳を立てている
囀りは力なく水滴に跳ねて
その術を忘れたかのよう
石は本来の姿を取り戻した
木の根元をのそのそシデムシが
葬式帰りの太った男のように歩く
異変 ではなく
変わらな ....
どこから、どこまでが
いのちなのか
そんなの、訊ねられても
わかんないよね
ましてや、人生なんて
いつから、どこまでだなんて
微妙だからさ
わかんないよね
考えるのもアホらしくって ....
久々に友人宅を訪問することにしたが、手持ちは持たない
既に十一月の末で、もうすぐ今年の最終月、言ってみれば大嫌いな季節だ
冬なのか晩秋なのかさえはっきりせず、グダグダと薄ら寒い風が吹き
みぞれか ....
僕は毎朝オニオンサラダを食べ続ける
家庭菜園で作った玉葱をもらったから
いつものスーパーの袋入りコンビネーションサラダではなく
ドレッシングは胡麻ときどき和風ときにはゆずポン酢がいい
....
俯いて下町の路地
久しぶりのスニーカー
探しているのは石っころ
謂われなくとも蹴っ飛ばしたい
謝らないよ
石っころ
夏休みNG集の真ん中に街から溢れ出る蛇花火
喜寿の春高校生になり孫と同じおなごに恋レモン味
あふれて
あ
ふれていいよって言い寄られきみを引用夏は昼から
さくらんの肉をそぎおとすぼくらは褪せた匂いに夜を ....
雨あがりに
かわいた体をたたせると
景色がぐんぐんかわいてしまう
夏向けの恋や音楽や食べものが似合うのっていいな
おもったりしてきたことがぜんぶ
からだのおもてにはりついて
い ....
誰かのために何かできたらいい
心の中で明るい太陽が生まれようとしている
信じられない、僕は一度死にかけた
それは事実であった
その苦しみは波動の形になって宇宙を引き下ろす
願いの届かぬ星 ....
遠く 花火の音がする
――美しい闇の舞台
光たちの素早い集団行動
ここからは見えないけど
どこかで
手をつなぎ
見上げている男女がいて
はしゃいだり
肩車されたり
こどもたちもい ....
犯人は盗んでないよ逃したのミモザ咲く頃帰ってくるよ
気づかれぬように痛みを隠しても昨日と違う青くない空
夏だから踵の折れたハイヒール俺に売りつけ水着買えバカ
十三年まえの今夜
肉と切なさで結ばれたよ
暖かい夏の夜だった
人生という名の車で
夏野菜の葉の味噌汁と
コンドームを持って来てくれたよ
湯船でいっきに
痙攣し ....
堕天使の様に 煌めいている星達
悪魔の誘惑に騙されたイブよ
美しいものは 見たい 触りたい 食べたい
唇のラインが 幼い鼻先が 繊細過ぎる白い指が
きっと 夜空のイメージと同じはず
....
星のない空を描いた五線譜にこちらをじっと見るフェルマータ
深爪にしないと触れない身体親の死に目に会えなくていい
夏が走る
僕らを呑み込み
暑く 熱く 駆け抜ける
喜びも 悲しみも
痛みも 癒しも
憎しみも 憤りも
熱風の渦の中 混ざり合い
夏模様を描きながらスパーク ....
朝起きる。
新聞配達のバイクがハーモニィを奏でて
ポストに投げ込まれる
合図はわたしをきちんとコーヒーへと導く。
隣でしっかり布団に収まる夫に
声をかけるとううーんとうめいて夢に戻ってしまっ ....
窓口の銀行員は倒せそう
金が最強だと思ってるから
一万円札で防御しようとするから
おっぱいが大きいんだよ
断然
ポケモンやるよりも
本を一冊 読むことの方が大事だ
私はそ ....
物事はゆっくりと変化し続け
ふと気づいてみると以前とは違った自分がいる
いつか不毛の季節は終わりを告げて
また新しい子供の眼で世界に逢いに行こう
昨日の彷徨いの庭に朝の陽光がさすひと時 ....
ついこの間まで
艶やかさのあった影が
今は生活を滲ませて
頬に映る
ほつれた髪
白い、うなじ
水の流れる
音
「あなたはいつも
私には優しい・・・・」
お願いだ ....
わたしの中の赤ん坊がむずかり出した
わたしの中の幼児が仰向けになって手足をバタバタ
わたしの中の小学生が精一杯下品に悪口を言う
わたしの中の少年Aがナイフをチラつかせ睨む
わた ....
ひだかたけしさんのおすすめリスト
(8124)
タイトル
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カテゴリ
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日付
ごぅーごぅー会社のコピー機の中で誰かが何か叫んでる
-
猫のひた ...
短歌
1
16-8-10
番号は予感に眠れ
-
乾 加津 ...
自由詩
6*
16-8-9
原始のままに
-
梅昆布茶
自由詩
7
16-8-9
想い出を潰したカスが目の奥に引っかかっててくさやの臭い
-
北大路京 ...
短歌
2
16-8-7
土日だけ少女に戻る人と居て力まかせにハズす知恵の輪
-
北大路京 ...
短歌
2
16-8-7
土下座したポーズのままで深海へ沈むそのうえ塩撒かれてる
-
北大路京 ...
短歌
1
16-8-7
なにかが見ている
-
ただのみ ...
自由詩
8*
16-8-6
八月のさようなら
-
たま
自由詩
14*
16-8-6
チラシの裏のはなし
-
山人
自由詩
4*
16-8-6
オニオンサラダ
-
梅昆布茶
自由詩
8*
16-8-6
スニーカー
-
もっぷ
自由詩
3*
16-8-5
夏休みNG集の真ん中に街から溢れ出る蛇花火
-
北大路京 ...
短歌
2
16-8-5
喜寿の春高校生になり孫と同じおなごに恋レモン味
-
北大路京 ...
短歌
1
16-8-5
肉
-
阿ト理恵
短歌
3*
16-8-4
雨あがり
-
はるな
自由詩
6
16-8-4
しっかりとは生きれなくても
-
黒髪
自由詩
4*
16-8-3
花火
-
ただのみ ...
自由詩
9*
16-8-3
犯人は盗んでないよ逃したのミモザ咲く頃帰ってくるよ
-
北大路京 ...
短歌
2
16-8-2
気づかれぬように痛みを隠しても昨日と違う青くない空
-
北大路京 ...
短歌
2
16-8-2
夏だから踵の折れたハイヒール俺に売りつけ水着買えバカ
-
北大路京 ...
短歌
2
16-8-2
無常と常住
-
吉岡ペペ ...
自由詩
2
16-8-2
夜空のイメージ
-
星丘涙
自由詩
4*
16-8-2
星のない空を描いた五線譜にこちらをじっと見るフェルマータ
-
北大路京 ...
短歌
2
16-8-1
深爪にしないと触れない身体親の死に目に会えなくていい
-
北大路京 ...
短歌
3
16-8-1
夏が走る
-
星丘涙
自由詩
3*
16-8-1
ハピネス
-
かんな
自由詩
7*
16-8-1
謳歌してるフュージョン
-
黙考する ...
自由詩
1
16-7-31
新しい朝に
-
梅昆布茶
自由詩
8
16-7-31
死にたくなる
-
花形新次
自由詩
2
16-7-30
憂鬱なマトリョーシカ
-
ただのみ ...
自由詩
7*
16-7-30
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