命がふわりと浮いている
軽く握ってしまえば
潰れて消える蚕のように

歯車は簡単に壊れる
ぎゅっと捻ればそれは
簡単に歪んでしまうのです

命は燃えながら、前を見据えて
必死に走り抜 ....
この棺桶はきゅうくつで
けれども
そらは紺碧透明
  
 (小鳥のに、さんを棄てている)

こんじきの比喩や
空明のかぜの詩
それを〔私〕はみたけれど
 
(もちろんそれはそれでと ....
人には顔色が有りまして
その三原色は
泣く
笑う
怒る
でしょうか

他人の顔色の変化はたいがいは判断が付きますが
自分となるとどうでしょう
いちいち鏡見てたら、たとえ泣いたり怒って ....
五セットもあった作業用手袋を失くした。

引越しの際、いずこかへさよならしたと思われる。実技講習で使わなければならないのに、なんてこったである。百均に買いに行かなければ。なんだか、こんなことばかり ....
たぶん、この秋にも、
たいせつな、なにかを、
書き忘れ、
なにも気づくこともなく、
日々を削り、抜けてゆくことだろう。
ページもめくれやしない、
錆びたナイフじゃぁ…
昼飯を食べて
ぼけーとする

いなくなったら
どうしよう

自分が










たいようの存在
家庭を持って
家族が二人から四人になって

家を持って
車に乗って
可愛い猫を飼って

それでも
それでも
それでも

しあわせを100%迄
感じる事のない私は
何かが何かが ....
オームの法則の練習問題がクラスで1番できなかった
理解のいい人はスィスィ解いていく
ぼくは亀みたくノロノロだ
赤面し
泣きたくなった
やっぱりできないことは辛いな
取り残されるとかそういう ....
私は不安を詩にする
想いを昇華させるため
愚痴といってもいいだろう
心のバランスをとるために
私は言葉を紡ぐのだ

私は怒りを詩にする
悲しみも喜びも詩にする
心が死んでしまわぬように ....
痰だ

まわりで乱舞して
ひとしきりはしゃいだやつらは去った

残飯のような
おれは
ひとり
路上に座学

汚辱のイメィジで
手を淨める
咳き込む たびに
薔薇を
 ....
不幸の防護服をきるのは簡単だけど
幸せなカーディガンをはおるのはむずかしい

夏でもなく冬でもなく春でさえない
秋には特に
誰かが醜いと、その醜さの分だけ反対側にでっぱった何かしらの事を考えずにはいられない、
そういう自分を消せずにここまできてしまった。

もう、もちろん誰にも褒めらなくなり、そんな自分は、いつしかで ....
英語おんちでよかったよ。
なによりもアメリカ人でなくてよかったよ。
柿をたべましょう。
秋晴れでよかったよ。
なんにもない一年でよかったよ。
ぼやけた眼鏡のひとが
わたしを連れていく
とんかつのお店
ご飯は小盛りで
と言うのでわたしも小盛りにする
遺伝子の特集をとりあげた雑誌をながめる
ばらばらになったいくつかの ....
どこか短気で
頭もバカだから
この何もかもに
たったの一言で以て始末をつけたいのだ
でも直感として分かっている
はなから
一言でつけられる始末じゃないってことは

でもなかなか
謙虚 ....
あなたはいた
いたはずなのに
見えない
いろんな音を残して
消えてしまった

いろんな音があるから
退屈しないはずなのに
何かがえぐられてるらしく
何も手につかない
どの音にも手が ....
ブナの樹が荒風にもまれている
窓硝子にその小枝をかつかつと擦り付けて

(短針の銃口は2:00をさす)

サイドボードの上の小ぶりの兵隊たちは
突撃の姿勢をとったまま永遠の停滞の中にいる
 ....
詩を書けなくて困ってる
詩を書けなくて焦ってる

なのに
頭の中の宇宙には
相変わらず詩の埃が立ち上り
降り積もっていく

詩はけして無毒じゃない
毒を持っている

詩人はその毒 ....
昔からの知り合いに
手紙をだすように詩を書こう
でもぼくには
昔からの知り合いなんて
じつは一人もいない
だから
かなしいから
遠い外国の誰かにあてて
詩を書こうかな
その人が一 ....
なきゃいけないものは
一つもないが
うしないたくないものは
無数にある

どうすればいいんだろう

誰かが
はなをすするたびに
昔から不安になる

自分らしく
というけれど
 ....
紙飛行機じゃ重そうだから、かみひこーきを飛ばそう。
ひらがなを覚えた頃の、あの、とてつもなく軽い心で。
十月の夜の空
星が見えない


昼間なら何の拘りなく空を見上げられるのに
夜になるとそれが出来ない
怖くなってしまうのだ

未確認飛行物体の放つ強烈な光にうたれ
そのまま自分の存在が ....
今の私はネガティブで
未来のことなど描けない
ポケットにナイフを忍ばせて
自分の喉をかき切る覚悟
骨を拾って欲しいとも思わない
この世にさよならしたいだけ

命あるもの生きようとする
 ....
「地面にぽっかりと」

地面にぽっかり穴が空く
空がおちてきて穴に吸い込まれてしまう
緑色のなだらかな傾斜を目で歩く
すると 山麓は蒸発してしまう

自由と自分と詩魂と
それは
 ....
長い夢を見ていたようだ

白い陽が
ハイウェイの彼方へ落ちてゆく
言葉がひとつ ふたつ
淡く発されては消えてゆく

別離の色彩が
こんなにも静かでやさしいことに
少しとまどいながら
 ....
東の空に陽が昇り
小鳥が鳴き騒ぐという
小さな物語を知ったとき
「鳥の朝」という意味が生まれ……

中天に陽があって
猫が居眠りをするいう
呑気な物語を知ったとき
「眠る猫」という意味 ....
 本を見ていたら、ふと夕焼けの気配が気になった。勝手口から外に身を圧し出してみる。すると、その音に驚いた鳶が畑の近くの草地から、ぶわっと飛び立つ。
 気象現象については詳しくないが、台風が日本 ....
怒りより大きな声で否定され
なすすべもなく下を向く

地面に穴がひらくのを
夢みるように待っている

罪が同じだと歓びも同じなのかな

酔っ払ってもひとり月見上げ
翼の折れたカラ ....
充溢していた時とは
自分が消えてなくっているとき
思えば大体そんなものだった

そんな風に出来上がった世界に
生まれて生きていつか死んでいく
そのことに絶対的な反感を持ってもいいですか
 ....
生活費を入れてくれないのはざらで
生きるために必死に貯めたお金を使っては
その場しのぎをしてきた過去
今でもその癖が抜けなくて
最低限のものしか買わない、買えない
経済を回すのはお金持ちの仕 ....
ひだかたけしさんのおすすめリスト(7910)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
命は軽くて美しい- 月夜乃海 ...自由詩2*20-10-17
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昼休みの両義性- 道草次郎自由詩2*20-10-16
幸福のリスクとデメリット- こたきひ ...自由詩420-10-16
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私の詩- 無限上昇 ...自由詩220-10-15
鉄の歩- 道草次郎自由詩2*20-10-15
秋のカーディガン- 道草次郎自由詩6*20-10-15
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- ナンモナ ...自由詩2*20-10-14
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詩手紙- 道草次郎自由詩1*20-10-12
- 道草次郎自由詩3*20-10-12
かみひこーき- クーヘン自由詩7*20-10-12
泣き歌は書けなくて- こたきひ ...自由詩320-10-12
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地面にぽっかりと/お菓子のポリ袋____他- 道草次郎自由詩120-10-11
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一過- 秋葉竹自由詩620-10-10
週末の反感- 道草次郎自由詩8*20-10-10
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