真夜中にたった独りで酒を飲む たまには屋根の上で
おもいっきり叫びたいときが在る
誰にも解らない言葉で
おもいっきり歌いたい時が在る

らぁ~! らぁ~! と

いくら叫んでも
罪は消えない
空気を吸う
命が在る

水を飲む
命が在る

米を食う
命が在る

シラスを食う
命が在る

肉を食う
命が在る

汚れた体を拭っても
消えない汚れ

矛盾が叫ぶ夜 ....
始発の朝に
腹を割いたら
群青があふれだし
膝をついたまま
脱落を選んだ

履歴書はよく燃えて
約束された未来は焼失した
何者にも名づけられない自分が
裸で社会に投げられ
すりむい ....
今日はあちらこちらを彷徨ってみたけれど
やはり此処がいい

恥ずかしくて
恥ずかしくて

此処に舞い戻った

夜毎繰り返す波の騒めき
夜空に降る星たちの囁き

一からやり直せと大 ....
椎茸がたくさん採れてお裾分け大きさだけは何処にも負けない

リフォームをするかしないか話し合う家族五人の二人が反対

満員の電車は嫌い窮屈で平日の朝日本の風景

けん玉で盛り上がる街廿日市 ....
走る少年は
ポケットを太陽で満たし
地球を廻している


祈る少女は
ガンジス河のほとりで涙を流し
海の満ち引きを導いた



(((そらの階段昇っていこう
ほらほら
あんよ ....
桃の実の、そのなめらかな白い{ルビ果皮=はだ}は
――{ルビ赤児=あかご}の{ルビ頬辺=ほつぺた}さながら、すべすべした肌触り、

桃の実の、その果面の毛羽立ちは
――{ルビ嬰児=みどりご ....
風の言葉に誘われながら
月日をかぞえ春を待つ

呪文が解ける若葉の季節

水はぬるくなり
汚れた手のひらを洗い
ソフトクリーム舐めながら
木々の木漏れ日に歌おう

日々の些細な幸せ ....
行き着くところは
決まっているので
どこに転んでも大丈夫
苦しむだけ苦しんで
楽しむだけ楽しんで
自分のなかの
おまえとの
秘密には
傷もあり
宝もあり
 鳥の声もなく

 ほおづきの花だけ白く小さく

 風もなく 空に色はなく

 ひたすら降りこめる小さな庭に

 女である事も、忘れて居る
けさの冬
{ルビ夜半=よわ}の雨滴の
光る色

正月明けの
大寒の

来たる二月を
知りながら

願いが叶う
きもちして

こころの泉
ふつふつと

不安逸らして
来 ....
犬は臭い
お隣の犬は知らないけど
少なくてもうちの犬は臭い
フランス製のシャンプーを買ってきて
風呂場で洗うが
ひと月もたつと臭い
犬は臭くて当たり前だけど
どうしても我慢できないのは
 ....
 七回忌を過ぎた夜
 寝入る微睡に
 だれかの 手が触れてきて
 髪を撫でるのです

 幼い頃 してもらった様な
 手のひらの温もりは貴女なのだ 
 と 気付き

 うっすら 消 ....
百年残る普遍性……
三日前の投稿も
覚えていない
鮮度が命
刺身か

新しくなくても
いいと思うんです
井戸があったら
言っても詮無い
事だったが

一番は
一番責任が重い
 ....
 このところ何も
 ほんとうに 話す事が無く
 彼の微笑に
 「はい。変わりなく過ごしています。」
 とだけ

 困っている事も
 迷っている事も
 どうにかしたいと希むことも
 彼 ....
他人には
私が幸せかどうか
なんて決められない。
私自身がどう思うかだ
私は幸せです



不幸な時もあるでしょうけど
ある意味、幸せはなるもんじゃない
幸せに気付けるかどうかだ ....
一度作ると
何日も続く
続いても飽きない

和を表している料理
和の美味しさでいっぱい

何処の家庭でも
おでんを作るだろう
それぞれ味が少しずつ違う

外で食べるよりも
自宅 ....
小さな青虫が
葉っぱを虫食いにして
生きてゆくみたいに、

夢を壊して、
優しさを捨てた男と
胸のはだけたドレスの女

ふたりはいつか
美しい蝶になって
この街を、
飛び去りたか ....
暗い森に彷徨い
ぼくは大きな林檎を探していた
森の入り口にそそり立つ老木に林檎の在りかを尋ねると
「三丁目の角を右に曲がり百歩あるいたらcafeのランタンに聞けば良い… 名前を聞かれたら決して答 ....
 老朽化した打掛け錠


 内側のかんぬきに触れると

 掌の 熱を奪い取り

 回転させたら 重く開いた、

 銅錆の大きな門


 ×××


 そこは トゥオネラの ....
日本に来るのが
初めての留学生の二人は
日本語も話せない
十代の女性だけれど
来た初日に
歓迎会のアトラクションとして
歌って欲しいが
引き受けてくれますか?

そんな
ホームコン ....
 石灯籠に赤椿
 民家の門前、紐で繋がれ
 うずくまる
 白黒猫は どこか
 浮世絵見る様な

 冬日和
 濃いグリーンの目を細め
 通りゆく人
 ながめて過ごす
 今朝は見ら ....
ふしぎなことを
経験すると
ふしぎなことが
ほんとうに思えるんだ
魂は永遠にいっしょだよ



銀の三日月は
私の胸で
ほほ笑んでいたよ
夢が叶うとは
知らずに
焼き場で
まだ熱い骨を拾いながら
生きててえらかった
と言う
レエスの縁のハンカチが
小さなポケットからはみ出して

花に埋もれたあなたは
びっくりするほど小さい

いつ終わるのか ....
僅かな振動、それは肉体の中で生まれていた、リズムが求められ、理由は求められなかった、進展が求められ、完成は求められなかった、渇望は凶暴だったが、今夜はそのまま表現されることは望まれなかった、暴風の ....  
 うつくしい
 目に見えぬ砂ぼこりに 
 高い樹々が 小さな流れを抱いて茂り

 不思議な程 ぼうっと目蓋に映る
 咲きもしない白い小花
 
 伊吹の頂に残る雪
 田圃はまだ す ....
ぼくの礼服はスリーピース
着ている人は見ることもない
{ルビ誂=あつ}えてから40年の時を過ぎ
いまもジャストフィットする
鏡に{ルビ映=うつ}るぼくは少し若く見えた

火葬場の職員が骨の ....
初電話年古る思ひ出語り合ふ

間引菜をあしらふ朝餉明けの春

冬日暮散歩の隣人久しぶり

柑橘の皮干す背ナの冬陽かな

雨上がり雨滴に写る裸木かな

蒼空や身の軽々と布団干す

 ....
ひだかたけしさんのおすすめリスト(7765)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
酔って候- レタス俳句2*24-1-23
今夜は- レタス自由詩4*24-1-22
生命- レタス自由詩6*24-1-22
ただ働き- トビラ自由詩4*24-1-22
還る場所- レタス自由詩5*24-1-22
リフォーム- 夏川ゆう短歌124-1-22
散華- 自由詩4*24-1-22
桃。- 田中宏輔自由詩11*24-1-22
皐月- レタス自由詩5*24-1-21
※五行歌「行き着くところは_決まっているので」- こしごえ自由詩4*24-1-21
※五行歌「おまえとの_秘密には」- こしごえ自由詩6*24-1-21
五行歌_Oblivion_- リリー自由詩3*24-1-21
春の夢- けいこ自由詩1*24-1-21
犬を洗う- たま自由詩524-1-21
リインカネーション- リリー自由詩8*24-1-21
曇天に思うこと- りゅうさ ...自由詩5*24-1-20
診察室- リリー自由詩5*24-1-20
※五行歌_二首「幸せに気付けるかどうかだ」- こしごえ自由詩6*24-1-19
自宅のおでん- 夏川ゆう自由詩424-1-19
虫ケラの刹那- atsuchan69自由詩11*24-1-19
黒曜の夢- レタス自由詩9*24-1-18
夢の入り口- リリー自由詩5*24-1-18
ドラえもんのうた- 板谷みき ...自由詩2*24-1-18
五行歌_銀ちゃん- リリー自由詩7*24-1-18
※五行歌_二首「魂は永遠にいっしょだよ」- こしごえ自由詩8*24-1-18
熱い箸- 凍湖(と ...自由詩624-1-17
密度流- ホロウ・ ...自由詩3*24-1-17
橙色のセーター- リリー自由詩4*24-1-17
五行歌_送り人- レタス自由詩6*24-1-17
寒の入り- けいこ俳句1*24-1-16

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