瞬きしない癇癪持ちの貴女が遅れて笑ららう
瞬きしない癇癪持ちの貴女が遅れて笑ららう

瞬きしない癇癪持ちの貴女が白く透き通る卵を一粒一粒数えて笑うように洗ららう

氷山の如く切り立つブラウス ....
旅がもし日常の中に潜んでいるとすれば
僕達は何処にもとびたてない愚かな鳥にすぎないのかもしれない

月の満ち欠けにいのちをふきこむものが風だとしたらならば
僕達の望楼は遥かな砂漠の果て ....
いつも日没は反覆だった


ごみ箱に弁当の中身を捨てる
箱の中
散らばった白飯が造花のように咲き
今朝解凍された惣菜がぽろぽろと転がる
(それだけしかないから)
誰にも見つからない ....
俺の脳天に風穴がふたつあいている、ひとつは自分でどうにか出来る、もうひとつは自分じゃどうにもならない、その穴はお前にどうにかして欲しい、そいつは俺にはどうすることも出来ない穴なんだ、俺 .... 「綺麗」「美しい」
その語感に
こころとろけ
誘惑され
引き込まれる

私はそれを愛おしみ
抱きしめ愛撫する

それは秩序があり
天体のように
細胞のように
緻密で
謎に満ち ....
潮風を浴びている
白い丘
黒い岩肌、
なめらかな、
すべるように飛ぶ鳥の
くすんだ青の骨
、風に中指をのばす
調律師はもうなにも
弾かなくても、それが見えた

やさしい音楽 ....
朝の接近が
常態化して
討ち入りの日が
検討されると
本当の上司が
茂って来る
石器時代の庭に
埴輪があると言う
アナクロニズムで
長い川が美しく
明らかに正しい泡が
厚かましく ....
貰った花束をスマートフォンで切り取ったり
取れてしまったボタンを小さな箱にしまいこんだりすること

連なっているはずの港区の海の匂いは
知っている海と少しだけ違うような気がした
平坦につづく ....
夜のとばりが降りる頃
君の少し汗ばんだうなじに
おそるおそるてを伸ばす
これは夢だ

君のぬくもりに胸は震え
唇のやわらかな感触を感じながら
君の黒髪をゆっくりと撫でる
これは夢だ
 ....
{引用=
この夕暮れ時に、ひとときの安堵と寂しさとのあいだで、わたしの瞳の中を泳ぐ、俎板の
うえのかなしい子魚たち、時のながれをさかのぼるように、わたしの水面を搔きみだす、
台所に立つ萎んだ母の ....
きみはずっとあるドアの鍵穴に鍵を差し込んでドアを開けようとしている、まるで、鍵を持っていることでそのドアに関するすべての権利を所持していると考えているみたいだ。確かにそれはある程度までは正しい認識 ....  時が静かに化粧をして私に迫ってくる。
 時の誘惑は川沿いに咲く桜のように美しい。
 誘惑を美しいと捉える心は不純であろうか。
 年を追う毎に時の魅惑に囚われてゆく。

 一瞬で燃え盛る ....
ひとりの人を助けたら
百人の人が助かるって
ほんとかな

人が人を助けていって
めぐりめぐって百人になって
それぞれ人を助けていけば

どんだけ救いになるだろう

たんぽぽの綿 ....
世の中の気に入ったものすべてを集めることはできないが
ときおり巡り合う素敵な情景や言葉を僕の何処かにスケッチしておこう

ときにはロボットが生産ラインで溶接した鉄板でできたちいさな車で風 ....
一匹の雄の野良猫が居た、根性も身なりも薄汚い野良猫であった。他人の捨てたものを漁らなければニャアと鳴くことすら出来ず、鳴いたところで短い、汚い声を上げる程度であった。その内容も、他の猫が聞けば .... 冬のあいだは閉じていた即売所に
春の野菜が並ぶのをみにいった

空に白い梅の花が
燃え上がるように咲いている

ハンチング帽をかぶった老人が杖をつきながら
老犬とゆったりと歩いていた
 ....
カラオケから帰って来ると
江夏おじさんが
びらびらやって来て
札びらなのか
ラビアが入れ替わってしまったのか
よく分からない感じの
接近の仕方が
江夏おじさんのやり方で
やって来る
 ....
この世とは

ぼくがまだ死んでない世界?

地球が隕石かなにかでくだけ散っても

ぼくが宇宙船で脱出して生きていれば

この世は存在し過ぎてもいく

ぼくがこの世にいなくても

 ....
不思議と書いてみる静寂な闇
完全な無は同時に底のない落とし穴
だからだろうか
誘われるように足が動く
見えないのでなくあらゆるものの内包
差し出された孤独が
標のない道を彷徨い途方 ....
夜は絶え間なくやって来るこころの襞に
おとことおんなは何時もばらばらで

それは覚束ない幼児のあゆみのようで
ときに滑稽を誘うものかもしれない

きのうの残骸からきょうが算出されるわけでも ....
窓辺に座って目の高さの夜桜を眺める

春霞の空は街のひかりを吸って灰色に濁っている

額にあたる風が花びらを舞わせている

涙のようだ

あのときわたしが流した涙のようだ

涙はし ....
氷の針が心臓に突き刺さって苦しいと思うとき 海から全ての海水が巻き上げられてぼくの口へ吸入器のように入れられるとき きっときみはひとつの歌を口ずさむ ひとつの祈りを口ずさむ、ひとつの海の駅名を口ずさむ .... 夜が明けるまえ車を出した

帰る道がわからなかった

なのにライトが道を照らしていた

タバコを求めるためだけに酒場にはいった


おととい加齢臭のおとこに7時間拘束された

む ....
マジで庭に
スミレが咲いて居た頃の
記憶が自由に蘇る
ラーと言う太陽神が
ピラミッドを連れて
でも先端部分だけは取れて居たので
先端部分は
スミレで間に合わせた
田圃に遺灰を撒いて
 ....
母音がうつむいて部屋に籠る
空はもう投げ出された孤児となる
白い鴉の群れ
そこそこイケメンがほんとうのイケメンなのに、女の人たちは信じてくれない
なぜだろ
髪の乱れやすい季節のせいだろか
排卵日なのだろか

そこそこきれいな人をほんとうにきれいだなと思ってるぼくは ....
喧騒の中で食事をする

欲しようと
欲しまいと
食事をする

笑顔を隠して
涙を堪えて
怒りを抑えて
食事をする

独りでも
二人でも
複数の人とでも
特別な誰かとでも
 ....
包帯を顔面に
ぐるぐるまきまき

ミイラみたいで
死んでるみたいな
サナギみたいで
これから生まれ変わるみたいな

包帯まきまきの上から
油性サインペンで
新しい顔を落書きしてみま ....
おそらく期限切れのアンフェタミンがもたらしたのは
誰かを執拗に切り刻む紙芝居
生温かい数グラムの血しぶきが頬にへばりつく感触だけが
この世界で唯一変動しない価値のように思えた

 ....
気づいたら痣のような夜が太腿
にできていた。傷口からは海が
滴ってしまうので、私は鰓呼吸
をしなければならなかった、吐
き気を感じてシンクへ、喉の奥
からこみ上げてくる熔岩と陣痛。
それか ....
ひだかたけしさんのおすすめリスト(7768)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
柊の実- 末下りょ ...自由詩7*17-3-29
旅について- 梅昆布茶自由詩617-3-28
セパレータ- 紅月自由詩917-3-28
本当じゃない限り出来事のすべては簡単なことなんだ- ホロウ・ ...自由詩2*17-3-28
「綺麗」「美しい」- 星丘涙自由詩3*17-3-27
風の腕力- flygande自由詩917-3-27
フラッシュバック- 間村長自由詩417-3-27
graduate- 青の群れ自由詩417-3-27
正夢- しずる自由詩6*17-3-26
夕暮れ時に- 本田憲嵩自由詩417-3-26
開かれた牢獄の中でみんな目的だけが未来だと考えながら生きてい ...- ホロウ・ ...自由詩2*17-3-26
時の化粧- ヒヤシン ...自由詩5*17-3-25
1/100- しずる自由詩5*17-3-24
コレクター- 梅昆布茶自由詩1417-3-24
哀れなAlley_Cat- ホロウ・ ...自由詩3*17-3-23
人と犬は枝と花- 田中修子自由詩10*17-3-23
伯父さんがやって来た- 間村長自由詩317-3-22
この世から- 吉岡ペペ ...自由詩317-3-21
- 乱太郎自由詩14*17-3-21
- 梅昆布茶自由詩617-3-21
夜桜- 吉岡ペペ ...自由詩917-3-20
塩の柱- 白島真自由詩31*17-3-20
帰る道- 吉岡ペペ ...自由詩817-3-20
スミレ- 間村長自由詩617-3-20
- 乱太郎自由詩5*17-3-19
そこそこ- 末下りょ ...自由詩6*17-3-19
食事をする- 坂本瞳子自由詩2*17-3-19
包帯ぐるぐる- まいこプ ...自由詩317-3-19
あの娘の胸に赤いバラ- ホロウ・ ...自由詩3*17-3-19
3.18- 伊藤 大 ...自由詩517-3-18

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