不意に思い出すのは

湯船の中で歌う父の
懐かしい歌声

長持唄は
名人の節回し

そう言えばもうすぐ命日だ

死んだ朝に
いっせいに桜を咲かせた
花咲か爺

何年たっても ....
雨の日に哀しげな表情を見ていると何故かそそられる。
その豊かな胸と腰。泣き顔とは裏腹にボリューム感のある容姿も愛おしい。
彼女を公司様から引き離してやろう。
そのまま奪い連れ去って監禁したな ....
どこへ いこう
故郷も 青も
霧に 埋めた
迷える この身で

暗い 一節を
夜陰に こぼす
指を 捨てる
子どもの 様に

母の 声で
夢魔が 読んだ
デカダンスの 絵本に
 ....
みんな死ぬのになぜ泣くの?

この大宇宙からみたら

うどんもスパゲッティも同じ

80歳も46歳も同じ

二択を迫りたいなら迫りなよ

意識混濁コンダクター

抗がん剤よりか ....
人生が一枚のキャンパスだとしても
俺は絵描きにはなれず
絵は苦手で下手くそ

それでいて、嘘で自分をしっかり塗り固めていないといられない
俺の人生
それでいて
他人にはからきし嘘をつけな ....
磨り硝子の向こうをよぎったのは
夜を飛ぶ鳥なのだろうか

それとも

地に落ちていく誰かの魂だろうか
生れ落ちていく無垢な魂だろうか

ぼくの見えぬところで
はじけたり、とんだり、は ....
取り柄なんて何もないし
いたって目立たない人間

脳みその出来はわるいのに
考えてしまう性格
くよくよとジメジメとぬかるんでいる人格

中学の頃は太宰治にのめり込んだ
ような気がする
 ....
詐欺師の女は
ムンクのマドンナ
のような表情を
漂わせ
フラッシュの
光の中に消えた

キムジョンナム
にVXを嗅がせた
女は国家に見捨てられた
ヴェールのなかで
捨て子のよ ....
 詩は生きるために必要なものではない。

 例えば貧しく混乱した世の中では人々は生きていくことに必死で、詩どころではない。豊かで平和な世の中になると今度はしなくてはならないことが多すぎて、やはり詩 ....
  
  
  
  最近、思う。
  
  
  
  宇宙に果ては有るのか、無いのか。
  
  
  
  
  
  科学者は追う、宇宙の果てを。
  
  
 ....
その手は冷え切っているから
あなたが春なのか冬なのか
わからなくなってしまいます

つくしにふきのとは
いつもの場所にいません

あなたの背中をさがして
遠まわりして歩いていたら
風 ....

リビングのソファーで母が咳をしてる

姉がトイレのフリをして
白湯を入れに行く

「電気消すよ。もう寝な」
私は父の手紙をしまう
「うん、おやすみなさい」
「おやすみ」

 ....
死から遠ざかる方法

あと一二年のいのちから夜を見つめる

信号の赤やみどりが頑張っている

信号無視する派遣社員ぽいひと

コンビニから大きな袋持ってでてくるひと

ああ、いま、 ....
どうやら春は来るらしい・・あたりまえのように、
さり気ない顔して、来るらしい

休みたいのに休めない人間の性を見つめる
欲と愚かさ・・・
朽ちかけている躰を横たえて
この世の境界線を越えて ....
はるのいろが
のはらをそめて
きれいだね

ぼんやりかすんだくうきに
ひかりがきらきらちらばつて
きれいだね

ひとびとは みな
やはらかいいろの
そらをながめてゐる
 ....
いとしくていとしくて
星空を仰いだその
裸の心
ではなく
裸の体

そこにみつけたい

ずっと伝えたかった

生まれ育った田舎の田んぼのあぜ道
泥まみれになって駆け抜けてたあの ....
家族が崩壊しかねない危機的な状況におちいっても
あらためて会議なんてしなかった

そんな日がそんな時が
来たんだよな
前触れもなく突然に

上の娘が下の娘も連れて家を出て
アパートで暮 ....
しぶとく生きようぜ
たとえその生きざまがどんなにぶざまで惨めったらしくても
怯む事などない
しぶとく生きようぜ

しぶとく生きようぜ
たとえペンが剣より強くても
インクが切れたら役にたた ....
死にたいと思いながら 同じ時間に目を覚まし
死にたいと思いながら リンパ浮腫になる心配をし
死にたいと思いながら ラジオ体操をしたりする


死にたいと思いながら お茶を飲み
死にたいと思 ....
今日の日を永遠に忘れないなんてことがあるだろうか
3月の午後の何もない太陽の下で僕はふと考えるのだった
こんなにもどうしようもない状況でさえ僕たちは口を閉ざしたままでいる
暴力で解決できることの ....
かがり火を消し去る
純、潤、順

水が焼ける音
の、背後からは
翼をもがれた旅人が
一人
赤の渇望へと
にじり寄る
旅人が
その
赤の渇望の
窪みへと
とく、っと流し込んだ ....
あの日あの夜、失恋した想いはちっぽけな星のようにわたしの胸から消えてしまいました。
ー幾年月が過ぎて

あの日あの夜、多くの人々が悲しみとともに見上げた夜空には満点の星々が、
、それはいま ....
さあ悟れずに生きていく

線路に財布を落とすようなとき

駅員がひとりもいないようなとき

ホームから降りて財布をとるようなとき

だれかが非常停止ボタン押して大騒ぎ

平成は昭和 ....
オオカミ男の
口吻が隆起してゆく
ホラーメイクに
興奮もすれば
タレントの妹の
小さな口蓋のように
整形して
口吻を沈下させた
姉がニッと嗤う
顔面を見て戦慄した
老朽化で陥没 ....
もし分業なんてしていなかったら
どうだろうなぁ
農家もなければ
猟師もいない
食うために有尾猿らと変わらぬ
生き方のままでいる
知恵のない裸体の尾のない猿
発情期にだけメスがオスを誘 ....
死にゆく蛍がかじった、かもがやの隙間の細い風
すっかり軽くなった腹を抱え
夜霧の中をしっとり歩いている
大きな風に
人の声が洗われて、草木の本当の
美しさを見る日を待ちわびていた

 ....
だれも自由をうばえない
君の自由は君だけのもので
でもね

僕の自由は遁走することだけなのだろうか

君の自由は時に逆走して過去や未来を変えようするけど
それを拒むものは自分自身なのかも ....
同窓会のたびに
あなたを探す

席に着いてからも
入口ばかり見てる

お酒を飲みすぎて
タクシーでホテルに帰る

ドアを開くと
カーテンが揺れてる

さっきまでここにいたの?
 ....
気が狂っちまった

宮沢賢治はどんだけ正気?

中原中也はどんだけ正気?

誰もがせつなくて


俺の半分以上が俺のもんじゃねえ

狂うってこたあそういうこったあ

さらにさ ....
掌から零れ落ちた幸せを
慌てて拾い集めようとするけれど
砂上の楼閣の如く
脆くも崩れ去り
風に浚われ跡形もない

立ち竦む 過去と未来の狭間
砕け散った心だけがその場に囚われ
視界を阻 ....
ひだかたけしさんのおすすめリスト(7764)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
長持唄- ガト自由詩1*19-3-17
レッスン1- ツノル自由詩3*19-3-17
- ルラ自由詩4*19-3-16
コンダクター- ペペロ自由詩319-3-16
人生は一枚のキャンパスだって誰がが言ってた- こたきひ ...自由詩219-3-16
夜を飛ぶ鳥- 帆場蔵人自由詩319-3-16
文学なんてこころざしてないよ- こたきひ ...自由詩319-3-16
明暗- ナンモナ ...自由詩2*19-3-15
なぜ詩を書くのか- 石村散文(批評 ...14*19-3-15
【_宇宙は惣菜なり_】- 豊嶋祐匠自由詩4*19-3-15
どこへゆくのでしょうか- 帆場蔵人自由詩5*19-3-15
star_rosemary_night- mizunomadoka自由詩519-3-14
死から遠ざかる方法- ペペロ自由詩319-3-14
やすみたい- あおいみ ...自由詩419-3-14
早春- 石村自由詩9*19-3-14
はだか- 犬絵自由詩519-3-13
家族会議はしないけれど- こたきひ ...自由詩419-3-13
しぶとく生きようぜ- こたきひ ...自由詩419-3-13
アンビバレンス- 涙(ルイ ...自由詩819-3-13
いつかのその後に- 福ちゃん自由詩119-3-13
イリスィリサイト- 中原 那 ...自由詩419-3-13
3.11- ツノル自由詩2*19-3-13
孫悟空の八つ当たり- ペペロ自由詩819-3-12
メイクダウン- ナンモナ ...自由詩2*19-3-12
ゼロ《・》ダイバー- ナンモナ ...自由詩1*19-3-12
虐待- 印あかり自由詩11*19-3-12
自由の歌- 梅昆布茶自由詩519-3-12
shallows- mizunomadoka自由詩819-3-11
気狂い詩人- ペペロ自由詩919-3-11
レクイエム- 玉響自由詩319-3-11

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