春の空が欲しい

ふと
そんな想いが過ぎった

だからと言って
できることはない

桜の花が好きでもない
お気に入りの季節でもない

けれど
そんな風に思ってしまって
どうに ....
ワンカップのミルク
おどらされた花かんむり
つまびく糧は
ひとさじの砂糖
さらさらと
ながれるのは
、刻


やわらかなちぶさ
ならべて
そらをさかさまに
およぐせいし
 ....
熱に浮かされて
ひとりで居る間
私たちの上空を
留めていた骨が

  溶けだし
  また骨に
  戻るまでの
  湿度を保つ

鳴りだす私を/連れ戻す
架空のお前の声が聞えて
 ....
よもやまよもやま
そふえみだれつ
ちのまたちのまた
ゆれつほふれつ
しゅくじょの
まつのよ
はなさきやあれ
あれさきやはれ
ないしょのおくの
もずはちまん
よもやまゆやま
あさら ....
言葉では伝えきれない想いは
どうやって表現すればいいんだろう
焦っても仕方ない
ゆっくりと考えよう
いつも同じ想いをグルグル考えているのだから
無理しない
無理する必要はない
無理に詩を ....
公園で

夜のベンチで

おとこがきもちを冷ましている

仕事や人間やじぶんも含めたまわりや未来

おとこがきもちを冷ましている

夜のベンチで

公園で


何度みつめ ....
晴れた空に小さな雨粒が兆す
漆黒の夜に光の種が兆す
そのようにして
私は私を兆す
死せる沈黙から呟きを
倦んだ身体から歩行を
鈍い感覚に一閃の痛みを
町のノイズか

バッハのパイプオルガンか

UFOの襲来か

割れたスピーカー音か

耳鳴りか蝉かせせらぎか

滝かドローンか


電子ビームがなにかになりたがる

だか ....
不思議の森を歩く

ぼくの世界は既視感でみたされ
ぼくの記憶は整理されてたたずむ

ぼくの未来は予感され
ぼくの狂気はひた隠しにされて

ぼくの愛は調整され
ぼくの調理器は壊れている ....
秋なのに夏のような暑さだ

この日の朝は

異国で迎える朝に似ていた


この次元にいる哀しみ

過去のこと

環境のこと

身体のこと

だからこそ感じる歓び


 ....
無限のフィールドに

ゴーストを飛ばして
戦ってる若者たち

コンビニで立ち読みしながら
あるいは駅で電車を待ちながら

無表情な彼らは
特徴のないただの通行人

肉体とは
完 ....
共感されがたい物の
領域に入っていく

狭い空間に
足を滑らせていく

だけど
なんという居心地の良さ

リアルを忘れる遊具は危険

まるで

断崖から
スローモーションで ....
この哀しみは

量子や光子いっぽ手前の

自然物の哀しみです

この場合

自然物には合成物もふくみます

この次元にからめとられた

あらゆる存在の哀しみだからです

観 ....
冬は嫌いなのに夏のドラゴンは飛び去ってしまった
いつものように「さよなら」も言わず

いつの間にか空は高くなり
入道雲も姿を消して
来年まで夏のドラゴンは戻ってこない
(来年まで私、生きて ....
薬で構成された私という存在が
自分でも疎ましいと感じてしまう日々
生きているのが申し訳なく感じて
人生を楽しむことも出来ない
感情はいつもフラットで
ルーチンワークを黙々とこなす

私が ....
クサリで繋がれた恐ろしい怪物

そいつは
今か今かと解き放たれる時を待つ

とても暴力的で誰も許さない

優しさも無く あるのは憎しみ

破滅をいくことを好み
他を破滅させる

 ....
ままみて とむすめがいうとき
まぶしくて世界はとてもうすい
ままみて このせんがいたい
というむすめの 指さきに
奇蹟みたいに細くするどいきずがあり
あー これは
花、きずだよ。
と ....
このまえ番組でAloeがまるで

あいつから年末やっちゃうつもりだからと言われて

それにかり出されるひとたちがかわいそうだから

かり出されるひとたちの存在をだれが見ても合憲にしたいとい ....
ある帝国の皇帝が夢で見た国
どうしても手に入れたくなった皇帝は
家臣に命じて船を出す
その国を我が物にするために
本当にあるうかどうかも分からない国のために
大掛かりな戦いの準備をし
意気 ....
女遊びも賭け事もしないからっていいひとだとか

いいひとがやってるからって宗教や政治に肩入れするのは

もうただ本能レベルで間違いだって確信している


明確に指示をだしているにも関わら ....
少しばかり荒野だ

もうひとの消えた暴動のあと

キャンプのテントで鼻唄など歌う

凄惨は朝から静謐にくりかえされる

みんな見捨てて

間違っちゃいない

粛々と俺も含めてう ....
クラゲが優美だ

イルカが跳ね上がっている

イグアナがのっしのっし歩いていく

森の木々のあいだから空が見える

人間が笑っている

大きな波がループをつくる

飢餓のキャン ....
恐怖に支配される私のために
1人の天使が立ち上がる
疾風のごとく駆け抜けて
恐怖の種を摘み取っていく
私は天使に守られて
この世界にしがみついている
{画像=171008134545.jpg}   忘れた後、
  しずかに思いだした


  ひかりのように笑って
  銀色の並木道を駆けていく
  なめらかで黒い髪の毛
  もう 振りむかず、


  ひとふさの歌に ....
カマキリが居たから
飛び込んだわけでは無かった
プールには鉄棒が沈められ
プーチン大統領も沈められていた
ひどい中国語だ
ゴミにも値(あたい)しない
正直に太って行く私を
誰も止められな ....
村上春樹は朝仕事して昼間運動して夜は読書するんだとか

面白くないやつだ

こんなやつと比べられたくないから夜更かししてやるんだ


加齢臭はカズオの勝ちっぽいよな

女のほうが男の ....
生まれたばかりの朝に
人々の小さな営みの息づかい
まあたらしい魂の叫び

生まれたんだな
なにかが
よろこびも かなしみも
よちよち歩き

疲れきった夜までは
まだ時間があるようだ ....
なにかを期待するわけでもなく
木は透明な思いで空を見上げていた
野鳥の尖った飛翔が
空間を切り裂くのを楽しんだり
みずからが浄化した
清廉な空気を謳歌している

人がまだいない頃
木は ....
全てのアダムとイヴの為に世界は存在する

大概の統治者は傀儡で病気だが
気楽に生きることもできる

花の好きなきみは
禁断の林檎の花を摘み取ったかもしれないけれど

それは時効 ....
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