日が傾き日が落ちるまでの間の時間帯が好きだったよ

中学の頃さ
家から学校までは十キロ近くあって
毎日自転車で通学した
きつかったな
ほとんどが急な坂道で上ったり下りたりした
冬場は体が ....
  
  
  私を愛した、父よ母よ。
  
  
  私の価値は、全て
  アナタ達の価値に、等しく在りました。
  
  私の幸せは、常に
  アナタ達の許しの中で、果たされ
 ....
少女がいま黒い部屋でしずかに笑っているのは
そこに活けられた中原中也が枯れているからです

中原中也は季節に追われ
小さな窓から見える春の風に憧れたのですが

羨ましいとは言いませんでした ....
そのとき
私はゆうに百歳を越えていました
しかし
若い頃に思ってもいなかった長寿は
私に多くの不幸をもたらしました

私の周りは皆死んでしまい
私は見事に一人ぼっちになってしまいました
 ....
わからないんだ
青空がなぜあんなに悲しいのか
夕べ見た夢を思い出せない訳も
わからないんだ
故郷においてきた記憶の破片が
なぜ懐かしくないのかも
わからないんだ
テーブルに爽健美茶のボト ....
一般庶民の一般ってどれくらいなんだろう
お金に換算すると幾らなんだろう
愛情で見積もるとどのくらいの重さよ

何だか的はずれな事を言葉にしてるな

残念ながら
私は一般庶民の域に達してな ....
枇杷の実、たわわ、たわわ、と
ふくれた腹をかかえて転がりそうな
夕陽に照らされ景色をゆすって風を
くすぐり、たわわ、たわわ、と

悲しげな
その実に
歯を立て

しごきとる、なぜにこ ....
縮れた葉っぱに青虫が転げて
砂利の中に風格ある化石もどき

静かな空におじいさんのくしゃみ
ドクダミの鼻にキッス

川の流れのようなワンピースを着て
牛糞香る路地をのんびり散歩

無 ....
野暮な言葉を並べたて

花にも 鳥にも
 風にも
    月にも
女にも 

こころ動かされることなく
ああ無感動
無感覚

のっぺらぼうなわたし



真夜中の赤い月を ....
皐月の爽やかな空のもと
あきらめ切れないどす黒い欲望が
私を飲み込もうとしている

虚栄と貪欲の渦の中に巻き込まれ
それを手放せば楽になれるだろうに
幸せになれるのに
我欲が、肉がそれを ....
手を
引かれて見知った町を歩く
老いた漁師の赤らんだ手が
まぁ、まぁ、呑んでいきな、と手まねく

あすこの地蔵、おどしの地蔵さん、脅しな
明治の頃、沢山の人がコレラで死んだ
焼き場はい ....
おれが居たんは楽園とかいう果樹園やが
アホウな鳥が啄んだあげく
雲ん上で糞ひり出したもんだから
おれは泥ん中に落ちちまってよ
隣で生ってたあいつらあ
灼然な御神木だとか
世界一臭え花だとか ....
人前では笑わなかった
笑えなかった
あの頃
何でだろ?
解答はみつからなかった

一言で片づけるなら
ネガティブな性格だった
それに相当する顔が出来上がっていて
どうやっても剥がせな ....
まだ、崩れていない膝がふるえている
わずかにたわみ、重みにたえているのか
生きてきた時間といま生きている時間に
ふるえながらも踏みだし、よろめき
それでも倒れない、屈するたびに
なんどまた伸 ....
人を語るには 背骨が足らず
陽を仰ぐには 背は歪み
背中のまあるい 雑草猫も
綺麗な姿勢を しているのに

祖父と思しき 影を落としつ
奥より垂れる 奇妙な方角
暗澹たる 手相に敷かれ ....
即興で詩を楽しむサイト 即興ゴルコンダに 題をwillさんが だされたものです。時間ぎりぎりまで ねばったのですが、時間内に書けたものは私としては不完全燃焼だったのです。すこしは自分に満足したくて、結 .... 母が静かに佇み
やわらかな星々に横たわると
夜が落下する速度で
慈しみと憎しみが揺れ動く
母の季節が訪れるとき
夏と冬が行き来して
子どもたちは春と秋を奪い合う


「あんたは身 ....
先生の一言にさめざめと泣き崩れ
大好きな先生を嫌いたい夜を走りますよ

愛情嫉妬の量を間違えてメラメラ音を立てて
燃える純情ごころも大嫌いっていいますよ

各個の自我が邪魔になるって心の壁 ....
優しさは 悲しみ見せぬ 隠れ蓑

色のない 日々を彩り 足を組む

夕凪は てんとう虫の 子守唄

晴れの日に 涙を流す ガマガエル

泣き虫に 優しさ見せる ダンゴムシ

辛いと ....
遠い火をみつめている
どこにいても遥か彼方で
ゆらぐこともなく燃えている

あそこを目指していたはずなのだ
臍の下あたりで、眼球のうしろで
わたしのいつ果てるかわからない
火が求めている ....
母は美しい
だから母の死体はきっと美しい

閉ざされた瞼にわたしは
小さなダイアモンドを飾りたい
「石なのに、この世で一番綺麗」
耳にツンとくる冷たい声が蘇る……

母の死因はきっと病 ....
可愛いと
言われたことなどかつて無い
それが定めの因果な感じさ


綺麗だと
言われたことなら少しある
可愛くないって聴こえた気がした



夢のような
夢を見ていた良い人も
 ....
神々の涎の一滴から人間は誕生したらしい
なんて
何の根拠もない噂が巷にながれていた

俺はそのころ旅の商人
毒蛇の
乾燥した肝を売りながら
旅していた

肝は行く先々でよく売れたが
 ....
最近、僧帽筋の辺りが傷む。
別に墓掘りした訳でもないのに。

この頃、筋肉ジャージ着ている女がいる。
脱げば公準ワイセツ罪だろうけども。

あれ着て力士が相撲とったら、
実況アナが大 ....
春が僕を
けだるい空気へ
誘いこむ

失われた夢のように
消えてゆくのは
あおい春

夢を
夢と認識するために
毎日めざめる

夢では現実を
目覚めれば夢を
忘却す ....
{引用=*筆者より――筆者が本フォーラムでの以前のアカウントで投稿した作品はかなりの数になるが、アカウントの抹消に伴ひそれら作品も消去された。細かく言ふと二〇一五年十二月から二〇一七年二月までの間に書 .... 施設の部屋を訪ねると
縦長の狭い部屋にはベッドが二人分縦に並べられていた
殺風景で閑散としていた部屋の中には
それぞれのベッドの側に簡易の便器が置かれていた

部屋の中に立ち込めた臭気が鼻を ....
 窓ガラス越しに店内を見渡す。レジ奥に立つ人物を見て一目で社
長だと分かった。懐かしさで思わず声が上がる。声を掛けるかどう
かで迷う。30年である、こちらの思い入れとは別に果たして分か
ってもら ....
ここは天国、英語でheaven。
実は名前なんてないらしいし
これが僕の見ているおかしな夢だって
言われても べつにおかしくない。

絵に書いたような クリーム色の雲の上を
これまた絵に書 ....
優しさのグラデーション
増えた色 密度も増し 煌めきが尖るメルヘンの角
舞って秒を光の粉にして 吹いてゆく 風の小さな心臓

あなたのメッセージを見ると元気が湧く
優しくなったね 昔 ....
ひだかたけしさんのおすすめリスト(7707)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
冬がくる前に- こたきひ ...自由詩919-5-26
【_壁の歪み_】- 豊嶋祐匠自由詩4*19-5-26
らぶ- 秋葉竹自由詩719-5-25
不老と不死の薬草- こたきひ ...自由詩419-5-25
わからないんだ- あおいみ ...自由詩9*19-5-24
私は一般庶民にもなれなくて- こたきひ ...自由詩419-5-24
枇杷の実ゆれて- 帆場蔵人自由詩1019-5-22
楽しいね_楽しいや- 印あかり自由詩10*19-5-22
鬼と赤い月- あおいみ ...自由詩319-5-22
橋の上から見た川面- あおいみ ...自由詩219-5-22
- 帆場蔵人自由詩719-5-22
蓮になりてえ- 新染因循自由詩8*19-5-22
はぶかれてシカトされてたあの頃の- こたきひ ...自由詩219-5-22
膝の虚(うろ)- 帆場蔵人自由詩619-5-22
背骨- ルラ自由詩4*19-5-21
十三夜月のくるぶし_/即興ゴルコンダ(仮)に提出したものを改 ...- るるりら自由詩9*19-5-21
母の季節は夏と冬- かんな自由詩7*19-5-21
ペイン・イン・マイハート- 秋葉竹自由詩719-5-21
ヒントを探す- TwoRivers川柳3*19-5-19
遠い火をみつめて- 帆場蔵人自由詩11*19-5-19
母の死体は美しい- 印あかり自由詩10*19-5-19
可愛い馬鹿にさえなれない- 秋葉竹短歌519-5-19
死んだ後の世界_生まれる前の世界- こたきひ ...自由詩319-5-19
人体の保障- ナンモナ ...自由詩1*19-5-18
漂う夢- シホ.N自由詩119-5-17
旧作アーカイブ4(二〇一六年三月)- 石村自由詩21*19-5-16
母親は俺の顔も名前も忘れた- こたきひ ...自由詩519-5-16
懐かしい笑顔に- beebee散文(批評 ...119-5-14
新しいタイプの地獄- ふじりゅ ...自由詩219-5-14
優しさ研ぎ澄まして- 朝焼彩茜 ...自由詩12*19-5-14

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