サンゴ礁の様な幸せを探して居たら
脱衣場で急に扉が飛んで来て
指を負傷してしまう
猛烈な扉に
右手の人差し指が
痒みまで作る

サンゴ礁の様な倖せを探して居たら
洗面所の電気を急に消さ ....
貝がらが君の右の手から放たれて、しなだれた花びら一輪を左の手から掬った。泣いてしまう前に話そう。潮の満ち引きのこと、涙の渇く早さのこと、月の光の明るさと甘さのこと、君との足あとのこと、私の .... もしも涙が雨だったなら

「涙なんか流すな!」と怒る人の
なんと愚かしいことか

シトシト
ポツポツ
ザーザー

もしも涙が雨だったなら
現在過去のつらいことは
それを作る雨雲だ ....
傾斜を下り刺し殺された命たち
多くの者は海の最果てで
多くの者は自明な住宅で
この土地で地を這い工事していると
命たちが呼吸に紛れ込んでくる
もはや死んだ命たちは生活の粒子
我々の ....
朧夜の想いうらはらくっきりと願える{ルビ朝=あした}の爽快な空


泣き腫らしそれでも明日の靴をいま磨いています頑張っています


青空を覚えぬ五つの日になぜか四季はそれぞれに掴んでいた{ ....
血の滲んだ跡が
愛おしくて
頬に押し当てたまま
夜が明けるまで
このままでいよう

舐めるでもなく
拭うでもなく
頬ずりして
頬ずりして
一晩を明かす

なんでもない
大した ....
青空に
雷が鳴り響く

冷たい風が吹き
燕が飛んでゆく

暮れゆく街
なぜか
こころ騒ぐ

薄暗い部屋で
ひとり座り
明日を思う
きみがめをとじている
つきがこんなにきれいなのに そういうと
きみはすこしあきれて ばかねとぽつり
なにもしらないこども たしなめるように

しろいつきのあおいひかり
ひとのゆききや くる ....
「死体は喋らない」

死体は愛を語らない
死体は不平を言わない
死体はデモに行かない
死体はイデオロギーを持たない
死体は本を読まない
死体は飢餓を知らない
死体は郷愁に溢れない
死 ....
一見すると簡単で、実は難しい
鉄の錠前の鍵を見つけること
なにせ探す本人は目が悪いと来ている
ああ、どこにあるの
まずは目を治そう
そしたら鍵が見つかるはずだ
うどん屋で素うどんを頼んで
 ....
青い空には檻と月しかなかった

言語がちがえば思想もちがう

文化がちがえば感性もちがう

国がちがえば守るものもちがう


どちらかが謝り

その誠意をかたちに表し

それ ....
笑っているうちに
削られ 壊れて
きっと愛とはそういうものなのね

なぜ なぜ なぜ
がらんを抱えて
胸の穴 大きすぎる

喉の乾いた砂漠

たくさんの風がわたしを通り抜けた
雨 ....
私はぐだぐだになって生きて

ぼこぼこになって死んでいけるほど

自由なのだ

傷つけ傷つき

特に正しくも

悪くもなく

いつかの準備のために人のなにかを

見過ごすこ ....
たとえば記憶は放課後の下手くそな吹奏楽
たとえば記憶は昔よく聞いたJ-POP
たとえば記憶はガソリンスタンドの匂い
たとえば記憶はあったかい紅茶と日差し
たとえば記憶はおばあちゃんの家の匂い
 ....
腹立ちまぎれに
太陽に目がけて投げ入れた叫びは
放物線をかいてじゅっと蒸発し
陽と一緒に水平線に飲まれて消えていく

海辺の彼女は
「だからいったのに」というそぶりを見せ
つまらないもの ....
朝のひととき
幸福感につつまれる

ふわふわと
浮かんでいる

忙しくしていれば
世の中の荒波にもまれ
消える定め

気分なんてそんなもの
何時までも続かない

朝のひと時
 ....
冥王星を掠めて絶対零度の孤独が錐揉みして墜落しお前の四肢を痺れさせ乱反射する寂寞が大海原に揺蕩って

見よ!

エジプト王の灼熱の眼!
楊貴妃の世界を抱擁する胸!
ナポレオンの歓喜に震える ....
 揺れる心を歌うには夜がいい。
 闇鳥のハミングなど求めはしないが、
 自分の影法師が闇に沈む時
 初めて人は自分探しの旅に出る。

 色々な人や物に出会う旅。
 惑いの日々はやがて過 ....
髪の毛でふざけるのに飽きたら
諦観をもってこちらにおいで
シャンソンはもう進化することはない
ただただ伝統のなかで呟いているだけだ


アンティークな森の向こうで遠雷が聞こえる ....
二年前にこども医療センターで行われた
ダウン症をもつ書家・金澤翔子さんとお母さんが
講演する写真が、廊下に貼られていた
(写真の隅には、ダウン症児の
 息子を肩車する僕と、隣の椅子に座る妻)
 ....
「私」はクリーニングされた折り目正しいまっしろなシャツ
「わたし」は金色に輝く産毛のように柔らかで
「ぼく」は遠足の前のワクワク、ワクワク
「僕」は雪舟が書く水墨画で
「おれ」は少年の日焼けし ....
面倒みいい面倒くささの

掛け合い


こんとんとんと

とことんとんと


精液は爪やすりと同じ


骨になったばかりの薫りには 面倒は居無くなり

冷えた灰からは ....
想像のピントを合わせたい
白鳥のような美しいものへ思慕を寄せて
栗のようなとげとげしい厳しさへの愛情を思って
ぶれたイメージでは生きている甲斐もないから
失われていくものを保存したい
分かれ ....
視線の先、ふたつのほくろ
気づきじゃなくて確認だった
並んで歩くリズムが少しずつずれていく
もうたぶん知っているでしょ

黒い地面に丸い染みが広がりはじめて
柔らかい肉に食い込むスーパーの ....
孤独
さみしさ
なみだに濡れ
生まれる詩がある

試練
つらさ
苦悩の果て
生まれる詩がある

歓喜
よろこび
感謝と共に
生まれる詩がある

喪失
かなしみ
暗闇の ....
自転車はよけなかったが
携帯電話はよけた
モーツアルトのピアノソナタは
K.(ケッヒェル番号)310と330で
イヤフォンで聞いて居るうちに
幼稚なところにたどり着いた
途中会計事務所が角 ....
今日 ひとりの男が電車に飛び込んで死んだ
理由は誰も知らない
朝のラッシュ時だった 駅は通勤客でごったがえしていた
アナウンスが流れる 
「○○駅にて人身事故のため 電車大幅に遅れています」
 ....
夕暮れ時になると思いだす
冬の岸辺にウミネコ一羽
死んだ魚をついばんでる



大人しい子供だった
要領の悪い子供だった
保育園のころ いじわるな女の子に
毎日つねられたりしていたの ....
僕たちは
宇宙にうかぶちっちゃいぱいの
トッピングなんだろうか

僕たちは
寄せ木細工で設えられた社会という
調度の構成要素にすぎなくて

いつも忙しくて小さな不満に支配される王国の
 ....
もう共感しなくなった年月が
物干し台にほされてる
夜になれなかったやみが
陽だまりで喘いでる
でも生きる方法なんて
なくならないのだと
笑ってる

昔言ったことのある言葉が
小川に産 ....
ひだかたけしさんのおすすめリスト(7768)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
右手の人差し指- 間村長自由詩317-6-6
もう君の声も聞こえないほど- かんな自由詩4*17-6-6
もしも涙が雨だったなら- 巴(とも ...自由詩317-6-6
生活の粒子- 葉leaf自由詩317-6-6
雑詠七首- もっぷ短歌2*17-6-6
血一滴- 坂本瞳子自由詩7*17-6-6
夏雷- 星丘涙自由詩4*17-6-5
りんご- Y.T自由詩11+*17-6-5
140文字詩(@jitensya612)- zitensha自由詩317-6-5
錠前- 黒髪自由詩6*17-6-4
檻と月- 吉岡ペペ ...自由詩117-6-4
風紋- 田中修子自由詩217-6-4
ぐだぐだになって- 吉岡ペペ ...自由詩917-6-4
140文字詩(@jitensya612)- zitensha自由詩117-6-4
波打ち際の彼女- 日々野い ...自由詩717-6-3
気分- 星丘涙自由詩2*17-6-3
140文字詩(@jitensya612)- zitensha自由詩117-6-3
ジンジャーエールを飲みながら。- ヒヤシン ...自由詩5*17-6-3
ぼくはこのさきも花を育てることなどないだろう- ホロウ・ ...自由詩3*17-6-3
息子の見舞い- 服部 剛自由詩117-6-2
140文字詩(@jitensya612)- zitensha自由詩117-6-2
面倒の匂い- つきのい ...自由詩217-6-2
想像のピント- 黒髪自由詩3*17-6-1
左側、右頬- 青の群れ自由詩417-6-1
淀んだ魂- 星丘涙自由詩6*17-6-1
夾竹桃- 間村長自由詩11*17-5-31
誰も知らない- 涙(ルイ ...自由詩717-5-31
ライフ_イズ_ビューティフル- 涙(ルイ ...自由詩517-5-31
alien- 梅昆布茶自由詩13*17-5-31
もう共感しなくなった年月- 新人さん自由詩5*17-5-31

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