立春の日
わたしは何も見ていなかった
空の青さも
道端のサムシングも
自分も
すべて が通過し
何も心に残らない
右足を前に出し
つぎに左足を前に出す
一瞬一瞬を生き延びている
苦 ....
ガラスが割れるように
心が粉々になる

愛は機能することはない
黒い不穏の雲が覆う

よろけて座り込む私の心よ
全ての者に支配されて
安定を欠く日常
歌を奪い 喜びをうばう

や ....
優しいだけの人も
冷たいだけの人もいないって
わかってる

だけど
どっちかだけの人でいてほしかったよ
あなたの言葉が
表面をすべっていった

向いている方向が
違うまま歩く夜
 ....
小さな金属の塊がふたついびつなフロアーを転がってぶつかった時のような音が脳髄のどこか奥深いところで何度か聞こえた、その感触は絶対に忘れてはいけないなにかをしまいこんだ鍵付きの抽斗の鍵が壊れてし .... いち・に・さん・死
いち・に・さん・死

秒針の先っぽで
生命が削られてゆく

刻々と

ジタバタ焦って
躁なんだ

空は見えます
雲も見えます
でも
波は無い
海が無い ....
漢字の使い方が変だった
意図か天然か阿呆か
リズムをつけたいが為の癖
捻り過ぎて胃も捻じれ
ゲップが止まらない
仕事は休めないから
背伸びも止められず
継続が全てだった

そ ....
折れ傷つき 挫け痛み
苦い草を食いちぎり また歩み
道ならざる道に 壁は壁ですらなく
人のほほ笑みは 時に後ろ髪をひき
憎しみを擦りあわせて ほのかに熱をだし

また歩み また断崖に臨み
 ....
南の窓から朝日が差し込んでくる
簡素な食卓 トーストとコーヒー

妻と私は向かい合い 何気ない会話をかわす
あたりまえの事に幸せを感じる

ふたり別れて暮らすこともあったけど
今は一つ屋 ....
死は
終わりじゃない
死は
乗り越えるもの

人間よ
愛のために
死を乗り越えて進め!

人間よ
正義のために
死を乗り越えて進め!

人間よ
真理のために
死を乗り越え ....
たのしいな

たのしいな

ごめんな、俺なんかで

いとしいな

いとしいな

お茶も、唐揚げも、な


なみだがとまらない

きずつけたくないから

あくびがとまら ....
 遠く南アルプスを望む高原で私は風に吹かれている。
 風は私に留まり、そして通り過ぎる。
 風は私の人生を肯定する。
 私の生きている意味さえも。

 風を信用していない私は少し戸惑う。 ....
今はもう、溢れて
零れるだけのボトルは、意味を見失い
積み重ねられた日記帳は
終焉の時まで
ただ、埃をかぶるだけ

西の窓にさす夕焼けが淡く滲みだし
新月の海を羅針盤無しで航海する、無謀 ....


のけぞる


雪 降りまして
全天 ががが
震えます
ががが

滑らかに
雪 行くときの
滑りゆく雪
卑屈な川

雪 舞い
目頭が
あ ききき
痛む

 ....
愛する人の死は
見えなかった物を見せてくれる。

私は後
何十年も生きてゆかねばならぬのだ。
時には一人になって
考え行動しなければならないのだ。

一人暮らしという名の孤独
一人が ....
「なにがなんやら分からんね」
僕がそう言うと君も笑って「分からんね」と言う。
「最近なにがなんやら」おばあちゃんもぼやく。
これを読んでるあなたはこの気持ちを分かって貰えますか?
なにがなんな ....
いつだって
箱の底に
残っている
ひとつ

とろける、喉に絡みつく、朝焼けの甘やかな、桃色
足掻くように過ごす、ふつうのひとができることをわたしはできない、晴れる昼、淡い水色
-雨の日は ....
小学生のヌードを見たと言うので
私の後頭部を容赦なく
大きな手が襲い
私は砂糖塗れとなって
痛打された後頭部は
物理的に正しく
私の顔面を私の前の
机の上に打ち付けられるように
導き
 ....
セックスをもたらさないベッドがある
枕をはずして
もし何かをみつめてるとすれば
終わりのない色の
壁の終わり
空間にとっては軽すぎるものだろう

夕暮れに蛇をつかまえた
金はいつも夜に ....
人は光年の彼方を旅する
どこまでも
どこまでも
現在過去未来
飽くことなく
旅を続ける

時に富を得て
時に殺され
この肉体を他者に捧げ
命が取り込まれてゆく

ある時には恒星 ....
信じることができない


明確な理由は胸の奥底

仮面をつけて悪魔が名前を呼ぶから
心をなぞるように静かに涙が流れてく

幸せではないけれど不幸ではない。

それは復讐という選 ....
僕は
ウエハースを持って
屋上で月を見ている
ハイウェイを見下ろして
ウエハースだなんておもうよ
月に見とれていたけれど
鳥肌の立つ明け方に
うっすらさよならしていくよ
輪郭を、街は、 ....
記憶外れの季節に 人生を四季で表すのならば
今 物覚えの幼さに悪さに切なさに 晩秋とでも
とどめを刺すかのように老いて置こう
それでも時々 灼熱の向日葵でありたいとも願う

どうであれ流 ....
最期のタバコ屋で最期の女に出会い
最期の言葉を交わして
いっしょに暮らそうかとも想う

いつも最期に出会いたくないので
のらりくらりいきている

挑戦状のないリングで闘争心のない犬と成り ....
神様についても自分なりの考えを書いて見ます。
おそらく誰もが神様という単語を先に覚えるはずです。神の教え仏の教えを神父さんやお坊さんから聴いて神仏をイメージするはずです。それはそれで一般的な認識とし ....
まだ無名の星に
光が差しはじめた頃
静寂な空気の語りと
無重力の宇宙の波動は
無音を破ろうとして
互いに感覚の符号を送り続け
やがて瑠璃色となった惑星に
言葉を招き入れた
人間たちは歓 ....
難しいことはいいのだ

シンプルに

感じ ときめき

笑い 泣けばいい

難しいことはいいのだ

空を見上げ

青空にとけ込み

鳥になればいい

海に飛び込み

 ....
 私は女刺客として育てられた。

 数百年この国は、贅をつくす不死の王家に支配され、民草は汁を吸われつくしてきた。
 老人も、働きざかりのはずの男女の顔も、暗い影におおわれている。聞こえて来るの ....
子供が毛布ではなくシーツをかぶって昼寝した
白目もむいて寝てらぁ
首が座った赤ちゃんも万歳してねんねした
私の時間がやってきた
ネタもなくパソコンの前へ
寒い冬にオアシス化した次季の空
遮 ....
冬の花火が上がり
白くなった息を吐いて手を擦り合わせている
誰と見ようが一緒でしょうけど
私の凸凹が火に浮かび上がったようで
それは孤独、というものだった

感情の震えが体につたい
酷い ....
キューティーハニーが
早朝に狙撃されたのは
誤算であった
美しさを代表して居たハニーは
紳士の曲を
歌っていた所を狙撃され
イッヒ(Ich)(私)(自我)が
縮小した
リトム(リズム) ....
ひだかたけしさんのおすすめリスト(7765)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
立春- 次代作吾自由詩317-2-5
雷雨- 星丘涙自由詩3*17-2-4
重ならない影- 朧月自由詩517-2-4
無駄な境界線を引きたがるインサイドとアウトサイド- ホロウ・ ...自由詩3*17-2-4
躁なんだ- まいこプ ...自由詩6*17-2-4
朱肉の足跡- 朝焼彩茜 ...自由詩517-2-4
_- 印あかり自由詩4*17-2-4
朝食- 星丘涙自由詩5*17-2-4
死を乗り越えて- ホカチャ ...自由詩2*17-2-4
お茶も、唐揚げも- 吉岡ペペ ...自由詩317-2-4
風に吹かれて- ヒヤシン ...自由詩6*17-2-4
逆再生- 小林螢太自由詩14*17-2-4
- オイタル自由詩617-2-3
寂しい夜- 梓ゆい自由詩217-2-3
分かりたい- 水宮うみ自由詩3*17-2-3
パンドラ- 田中修子自由詩12*17-2-3
原始人(II)- 間村長自由詩6*17-2-3
セックスしたかった- 末下りょ ...自由詩14*17-2-3
命の行く先- レタス自由詩517-2-2
水浸し- 十一月の ...自由詩217-2-2
緞帳- うみこ自由詩8*17-2-2
記憶外れの季節- 朝焼彩茜 ...自由詩9*17-2-2
最期のタバコ屋にて- 梅昆布茶自由詩1717-2-2
神について- グロタン散文(批評 ...417-2-1
黙らぬはずの沈黙- 末松 努自由詩10*17-2-1
ほほえみ- 星丘涙自由詩3*17-2-1
夢夜、二_「春祭りの日に」- 田中修子散文(批評 ...4*17-2-1
10分- 朝焼彩茜 ...自由詩617-2-1
さぞ- 日々野い ...自由詩1*17-2-1
ハニー- 間村長自由詩2*17-2-1

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