たとえるなら
男は種子
女はその種子を蒔かれる畑
だけどそれを言葉にしたら今の時代おおいに批判されてしまう
だろう
でも いったい何で男女の体が結ばれるとき
性の快楽に火がついて燃 ....
自分はもともと
オリンピックに興味がない
しょせん人間の体力がいかに
劣っているか
それだけのこと
イルカに勝てるかい
チーターに
ゴリラに勝てるかい
ウイルスにだって
勝てやし ....
冬の地下室へ下りていく軟らかい階段を
見つけられない影たちが
窓枠に囲まれた薄闇の奥にたむろするので
もうないはずの衝動に駆られ
割れて逆さま ....
ワイワイ微笑むんじゃないよ
在りし日のレストランで
見せてたような笑顔
全部がそれなりになってゆく
そんな風におもえた頃
今の自分には
両手で受けても
こぼしてしまいそう
あふれす ....
「落雷」
本当はなにもいえない
脳梗塞の後遺症が残った人の
下の世話をしたとき
涙ポロポロ流して
その人俺の事怒ったっけ
俺はあの時立ち竦んで
10秒間
職務放棄した
それが俺だ ....
二〇一五年二月一日 「樵」
30年ほどむかし、毎週土曜の深夜に、京大関係の勉強会かな、京大の寮をカフェにしていて、関西のゲイやレズビアンの文学者や芸術家が集まって、楽しく時間を過ごしていたこと ....
大好きなママがいなくなると
君はかなしくてすごく泣く
ママが来ると君は安心する
角のとれた軟らかい積み木を噛んで
ティガーとプーさんを放り投げる
ママがお呼ばれする
すると君はすこしキョト ....
いったいどこに連れてかれるのか
路地という路地
通り続けて何時間
今までになかったことが
起こっているのは確か
とにかく一人では
起きなかった事件
それでも自分の意思が
なかったら ....
あなたの子供の子供の子供の……
100世代あとの少女が
かつてジャカルタだった森で
光合成をしてる
髪も肌も瞳も緑色で
2本の長いアンテナを傾けて
何か探してる
少女の足 ....
「墓石」
それはいつからかはじまり気が付くと終わる
そのようなものをさがしたら
じつにそのようなものしか無く
それはすべての核部へ到り
かつぬけてゆく風やうたであった
なので却って太陽 ....
ラップを指で押して
破けないように保つ
世界が終わるような
リズムが聞こえるから
誰かがライムで越えたのか
隣りの世界まで
こちらはただの台所
どうしようもなく
ラップの上から ....
いかなる形をとったとしてもそれはその通り
そのものの道をゆくだけだろう
レプリカの矢じりの銘板には
そう刻まれていた
球体の表面だから
安心してしまう
とても古くて
そして大 ....
空がある
雲はない
宇宙飛行士が今日の仕事をしている
独り今日に留まり呼吸に委ねる
凍りついた世界に小さな穴をあけ
釣り糸をゆっくり垂らす
僕が来た道に横断歩道はあっただろうか。
君はぼ ....
50年初めて通る恋の道冷えたシャンパン暖かな春
iPhoneの空き容量がわずかですカマボコ板は今日も四角い
8度目の引退試合何回も「やめないで」って叫んでゴング
とある公共放送の番組で二本のドキュメンタリーをみた。ひとつは海外で創作活躍をしている画家ともう一つは日本で人気のあるバンドメンバーの音楽家だ。そのどちらも若いクリエイティブな創作家であることには違 ....
権威者は、口が軽い。
権限を持っている。それだけで口が重い。
その関数によって開示する。
「生」と「法」の弁証法。
主権者のための政治の彼方へ。
それはたぶん逆説ではない。
....
夢からめざめたいのか
現実から逃れたいのか
テリウム
いつまでたっても
進化も退化もしない
不活性なテリウム
真冬だというのに
窓辺で寝入ってしまうなんて
約束の時 ....
銀焔
このように堕することはたやすい
いつだってたやすいものだ
天の星に看取られ
それでもなお辺獄の河を下っていくことは
或いは想定されはしたが
あぶくとともに沈んでゆくのが
こんな ....
雑居ビルの片隅の
空き部屋みたいな光景が
心情として焼き付けられていた
雪の夜
悪魔が暖炉を探して
往来を彷徨ってる
人々は戸を閉ざして
気の早い春を待ちわびてい ....
二〇一五年一月一日 「初夢はどっち?」
ようやく解放された。わかい、ふつう体型の霊が、ぼくの横にいたのだ。おもしろいから、ぼくのチンポコさわって、というと、ほんとにさわってきたので、びっく ....
単純な答をぼくはたぶん知っているのだろう
人生って単純だけど優しい遊園地だなんてね
知性あるいは悟性とかいろいろあるけど
現実を処理できなけばとりあえずぼくだ
珍しい動物新しい道具予測 ....
とおく、とほうもなく、微笑して、口をわらない何かがあって。カーテン留めを はずす事にさえ、充分満足できる何かがあって。そういうものをずっとさがしてきた気がする。そしてずっと見つからなかった気がする。
....
瓦解する、わたしの履歴が
夜の犬たちに喰われていく
まっさらな夜明けを望んだ
傷だらけの朝に、残った両目で空をみて
なくなった口で
あいしてる、と何度もなんども
空想の愛を ....
本気になれない自分がいる
今風に表現するならマジになれない自分がいた
的が外れてしまうかも知れないけど
たとえば
逃げ場のないところに追い詰められても
自らの拳を振り上げて闘えない腰抜け ....
昔、歌声が美しき姫君ありて
空も渚もそれは喜び
雲や花はそれを嘆き
彼女は太陽のように輝きて
いつしか戦の源となるが故と
何処ぞの爺が言った
刃を持つ従者に鳴り響く鐘
彼女は自らの死 ....
蜜の朝
蜜の朝、それは春で、くまたちは起きて蜜を舐めます。
弱いのも、おおきいのも、老いたのも、みんなです。
くまたちは優しくて、眠りすぎたくまにも、ちゃんと声をかけます。
けれども、青の家の ....
「あのー。」
23時過ぎ、私はいつも通りに既に寝る体勢に入っていた。
「あのー?」
男性とも女性とも言えない不思議な声が聞こえてきた。身体を起こすとそこには不思議な何かが掛け布団の上で毛づくろい ....
<批評対象作品>
詩の日めくり 二〇一四年十三月一日─二十九日
スマホを見ながら歩いていると電柱にぶつかり、額にこぶができた。
雪道を歩いていると足を滑らせ、尻もちをついた。
....
ひだかたけしさんのおすすめリスト
(8013)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
軽薄なつぶやき
-
こたきひ ...
自由詩
2
21-1-20
勝てやしない
-
ナンモナ ...
自由詩
3*
21-1-19
地下室へ下りる階段を
-
Lucy
自由詩
7*
21-1-19
レストランもないのに
-
木葉 揺
自由詩
3*
21-1-18
落穂
-
道草次郎
自由詩
3*
21-1-18
詩の日めくり_二〇一五年二月一日─三十一日
-
田中宏輔
自由詩
14*
21-1-17
眠る世界へ
-
道草次郎
自由詩
3*
21-1-17
逃避行7
-
木葉 揺
自由詩
4*
21-1-17
connect_the_lines_(promises)
-
mizunomadoka
自由詩
3
21-1-17
夜の夢の分裂、他三編
-
道草次郎
自由詩
6*
21-1-15
ラップ
-
木葉 揺
自由詩
1+*
21-1-14
展示館にて
-
道草次郎
自由詩
3*
21-1-14
散歩の途中で
-
空丸
自由詩
5
21-1-14
50年初めて通る恋の道冷えたシャンパン暖かな春
-
北大路京 ...
短歌
3
21-1-14
iPhoneの空き容量がわずかですカマボコ板は今日も四角い
-
北大路京 ...
短歌
1
21-1-14
8度目の引退試合何回も「やめないで」って叫んでゴング
-
北大路京 ...
短歌
1
21-1-14
破壊と構築について
-
アラガイ ...
散文(批評 ...
7+*
21-1-14
例外。緊急の
-
ナンモナ ...
自由詩
2*
21-1-13
カタルゲーシス
-
ナンモナ ...
自由詩
3*
21-1-13
銀焔絶歌
-
道草次郎
自由詩
2*
21-1-12
実感は理性的じゃない
-
ホロウ・ ...
自由詩
3*
21-1-11
詩の日めくり_二〇一五年一月一日─三十一日
-
田中宏輔
自由詩
15*
21-1-11
単音
-
梅昆布茶
自由詩
7*
21-1-11
疾走する砂礫へ
-
道草次郎
自由詩
4*
21-1-11
孤独の成り立ち
-
瑠王
自由詩
4
21-1-11
敗北者とか負け犬とか
-
こたきひ ...
短歌
7
21-1-10
とある姫の偶像歌
-
月夜乃海 ...
自由詩
1
21-1-9
くま
-
はるな
散文(批評 ...
1
21-1-9
世界からもしも3つ消えたなら(短編小説)
-
月夜乃海 ...
散文(批評 ...
1*
21-1-9
越境推薦_<詩の日めくりに寄せて>
-
津煙保存
散文(批評 ...
2*
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