オセアニアの少女たちのように 裸足でさまよい 歩くことを覚えた
夏の
ネオンに透き通る
それぞれの肌


色鮮やかな光の波に漂うビジネスマンと ふれた肩
ゴムボールを落とした子供を
 ....
たそがれて、

たそがれて


みんなでかえる、

ののみちを


きィろい、おかおの

こはだあれ


いちょうのおくにの、

きつねさん


あかァい、おか ....
          - Ein Film über den Sommer

 たとえば、

 夜明けまでどうしてもこのひとと話し続けたくて

 無理矢理話をのばして

 でもそのひとも ....
二〇一七年四月一日 「ある注」


 ディラン・トマスの268ページの全詩集のページ数に驚いている。こんなけしか書いてないんやと。散文はのぞいてね。こんなけなんや。ぼくはたくさん書いてるし、これ ....
  それはまるで
  昨日の太陽のさんさんと
  眩しいばかりの煌めきで在り
  今日の雨のしとしとと
  深く深く浸み込むさまで在り
  いつかの風がそよそよと
  凪い ....
お寺に電話する。月命日、断りの。
運よく住職がつかまった。
土曜のあさ、雇われ僧侶が来た…
(matamoya boukyaku shiyagatta)
お人よしの内のが断りもせず、家 ....
いずれ
世界に終末来るのは間違いない

問題はその前に
俺っちに終末来るか
来ないか
だけど

その可能性は
百パーセント
俺っち
だよね

地球は温暖化に
一途に向かって ....
死ぬまで生きていく
死ねないから
生きている

死んだらどうなるか
おそらく
死ななきゃ
わからない

死んだらどうなるか
死んだ人間に聞いてみるといい
一度死んだら
お終い
 ....
水の声を聴くがいい
水面のゆらめきに影をとられ
なお掴みがたきひとよ
あなたもまた歴史の谷を
流れる水の影なのだ
水は石理を濡らし
戦禍をまたぎ
あなたの口を潤した
だがこの水 ....
生活に芯というものがあるとしたら
花を挿していなければいずれは緩んでくるものだ

日々の心のゆらぎは錆びた弦楽四重奏
山巓からの水脈が生をうるおしているのならば

堕落した駱駝は回文好きだ ....
蝉の鳴き声と赤ん坊の泣き声がこだます 夏の朝に
いくつめかの台風の いくつもの風が小さく渦巻いている

まだ
窓辺の風鈴を鳴らすこともなく

起き抜けの肌を
割れた鏡のような朝の破片に
 ....
焼きついてしまった夜よ、
アオカケスが鳴きだしてしまうまえに
壊れかけのストロボからにげ
海の跡をたどる二人のすがたを
巨人のごときかいなで隠してはくれまいか。
琥珀色のひとみたちが ....
茜、

なびく




霞、

たつ

この道で


ひらり、ひらり、舞っていた

幼き、日の

彼岸花
 ・《善罪》- うまい - 満腹刑



 ・《接着罪》- くっつきすぎ - 熱湯刑



 ・《木罪》- 便利 - 伐採刑



 ・《錠罪》- こだわりすぎ - 溶 ....
あらゆるコトバがゲーム的に響くあなたの わたしのライフはあと1つ
裏技めいた手技とサプライズはあてにしない

愛してるアイテムを吐いてむせるわたしの瀬戸際はいつもクソゲー

生まれな ....
ユーモアは悲しみから生まれると、マーク トウェインは書いたけれど、
彼女の明るさも悲しみから生まれてくるものだろうと彼はなんとなく思った。
夏の遊戯のようにとてもユーモラスに。なんとなく。

 ....
ほとけさまは、たからもの

ぎゅっとにぎるの、たからもの

ここにあるから、えがおになれる



ほとけさまは、たからもの

ときにはいやになる、たからもの

だからエイっ ....
昨年のこと
とある詩のコンクールの審査を依頼されて
はい、はい。と気軽に引き受けた
どうせボランティアなんだから
身構えるほどの責任もないだろうし
兎にも角にも
年金詩人は暇だったのだ
 ....
夕べ 一人寝に見た夢は
夜空のくぼみに足をかけ
天の川に辿り着きたいと思い
さらりと揺れる夏草の隙を
酒でも飲んでいるように
のらくらと彷徨いたいと思い

それでも 最後には
靄のよう ....
二〇一七年三月一日 「ツイット・コラージュ詩」


 ブックオフで、ぼくの持っている状態よりよい状態のカヴァーで、フランク・ハーバートの『神皇帝』第一巻から第三巻までが、1冊108円で売っていた ....
      わたしは考える
      寂寥について
      独り寝について
      細胞のひとつひとつに
      寂しさや孤独、不安が
      住み着いているのだ
  ....
死の如き眠りと死とを分かちつつ薄く瞼のひらかるる朝 相応しい時刻
相応しい場所

冷たい陽だまりの街
踊る薄明るいシルエット

途切れ途切れの舞踏曲
鍵盤を重々しく擦る音

相応しい場所

窪む繊維の残響
頬に巻きつく筆跡

 ....
ほたるが咲くよ

あの海に


あわの岸辺も

ゆうらり、小舟


笛のしらべが

とどく頃


お母んも、きっと

見ているだろう







 ....
無限につらなってゆく世界の果ての階段を
親しげな不条理とうでを組んできみがのぼってゆく

いつもおもうけれど
宇宙のなかの点にすぎないのに
点には面積がないのに
線にも幅がないのに
ぼく ....
あなたも
ずっと
ひとりだったんだ
はぐれ雲の
ため息なんかよりも
ずっと。

光のない影や
影をなくした光が
ふたりを渇望するよりつよく
ぼくは
あなたを
愛そうとした。   ....
ゆうひの、おちちを

のみながら


さかなの、あかちゃん

おねむりよ


よるに、なったら

さむかろな


かあさん、もどって

きてくれや


からすの ....
真夏になると
きまって

いろんなお客が訪れる

お客様と呼びたいほど
ありがたいのは

開け放った窓からやって来る
涼しい北風の群れ

真冬は上客でも
真夏は嫌われ者の

 ....
妹よ 夕暮れの卓袱台にまごころがなくなり説得しか残らないのは淋しい
りかいしないままりようしようとしないでおくれ


日がな
海水浴に
明け暮れる
まだ胸のない妹よ

淡水学派と海水 ....
いつからなのか知らない
いつもの瞳でみつめている
語らずみつめている
いつもの鼻
いつものリボン
いつもの髭
いつもの耳
どこからやってきたのか知らない

理由も知らない
 ....
ひだかたけしさんのおすすめリスト(7765)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
輪郭の明確な分からなさ- 末下りょ ...自由詩7*21-8-11
黄昏て- 令和9年自由詩3*21-8-10
夏の映画- 墨晶自由詩2*21-8-10
詩の日めくり_二〇一七年四月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩13*21-8-9
雨上がりの日に- 石田とわ自由詩7*21-8-9
しょうむない勘- ナンモナ ...自由詩3*21-8-8
世界に終末きたら- こたきひ ...自由詩321-8-8
耳を塞いで- こたきひ ...自由詩321-8-8
水の声(改)- 新染因循自由詩6*21-8-8
夏の四重奏- 梅昆布茶自由詩1621-8-8
夜にそなえる- 末下りょ ...自由詩5*21-8-7
ストロボの夜- 新染因循自由詩5*21-8-4
ライカ- 令和9年自由詩321-8-4
しけい- 津煙保存自由詩6*21-8-4
ライフ- 末下りょ ...自由詩2*21-8-3
彼女の明るさ- 末下りょ ...自由詩1*21-8-3
たいせつ- 令和9年自由詩321-8-3
一次審査のひと- たま自由詩13*21-8-3
飛翔せよ- Giovanni自由詩421-8-2
詩の日めくり_二〇一七年三月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩12*21-8-2
揺るぎなきもの- 石田とわ自由詩9*21-8-1
_- いる短歌121-7-31
- noman自由詩121-7-30
ねがい- 令和9年自由詩321-7-30
さめたコーヒーのうた- 梅昆布茶自由詩1621-7-29
ひとり方程式- 草野大悟 ...自由詩221-7-28
かあさん- 令和9年自由詩221-7-28
真夏の訪問者- st自由詩421-7-27
妹よ- 末下りょ ...自由詩7*21-7-26
いつものキティ- 津煙保存自由詩3*21-7-26

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