ひとの あかるい静寂に
三月の 翳りを払い
透き通る 母の微笑みと
掲げられた 父の腕と

誰一人 見知らなくとも
写し出すものを 瞳の中
いとおしいと 

めぐるものたちの ....
・透明な 防護壁で覆われた 静かの海の渚で待ってる

・満月の 裏側見たいと思わない?君の瞳の中の引力

・地球とね こんなに離れているんだよ 君のため息月の満ち欠け

・今度いつ 逢える ....
起きて寒さに顔も洗えないのです

ぬるいアイスコーヒー飲んで一日はじまり

体温測ること三十六度なくて

朝の、もう煙草がない

今日は反省すると決めて作業着に腕通す

信仰の ....
 
煙草断って二時間は大丈夫なのだが

歌いつかれて妻は眠るよ

ひさびさポテトチップス食べる闇の中


肉体労働おえて頭こんらんしている

携帯はあるか ないか バイクか

 ....
二〇一九年二月一日 「現代詩集」


 集英社から出た『世界の文学』のシリーズ、第37巻の『現代詩集』は、まず学校の図書館で借りて読みました。のちのち、ネットの古書店で買いました。ウィドブロの『 ....
地下鉄の
甘ったるい渇望を乗り継いでる
どんな嘘も許されるし
どんな事実も みのがされる
そういう街で わたしは
スピードに乗るのをおぼえたのだ
鼓膜の炎症と診断され
メスで切開する簡単な手術を受けた

痛いですよとの説明どうり
痛かった
確かに痛かったが
症状は嘘のように楽になった

あの先生は名医だ
その思いを強くしながら ....
 
 
寝すぎた朝のぼうっとしつつ皿洗い

トーストにヨーグルト、目玉焼きはなし

義父から頂いたジャケット大切に着ている

薬を服す 青空に雲ちらちら

妻の好きな曲かけてはじま ....
青空にぽっかりと
雲が浮かんでいる
どこを見るともなしに
宙をぼんやり 見つめていると
空っぽの自分のこころに気付く時がある
空っぽだ

けれど こころに
何も無い時というのは
かえ ....
やっと目覚めてパンに味噌汁

夜が明けない空のそこらを愉しむ

妻が炬燵でみのむししてる

やっと顔を洗う、さっぱりとした

陽ヲ待ツ

夜の帝国が消えてゆく

今日は今日であ ....
否定のない拒絶にいすくめられたマスクのなかで 小さく
咳をした


マスクの正しい位置を探しながら電車に揺られ
息で曇る眼鏡の レンズの
向こう

(窓外にあらわれてはきえる 誰も ....
ノート・ブックにすらすら書いてゆく小言

絵画を観て体ジンジンしてくる

薬もちわすれて道路より帰った

山又山のしずかな川

念仏の如く皿洗い毎日する

 
雪国の
冬晴れは
安らぎで
神様からの
プレゼント




{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
言葉の葬列は
言葉の魂を愛に返す
私は
葬列
の最後尾




{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
 
私は病気がよくなるようによく眠る

ひとりとなって職場の喫煙所

仕事をさもないことと言えたらなぁ

寒くなって原付でゆっくり急いで帰る

今日は野菜炒めか ごま油の香り

 ....
・あおあおと、月明かり浴びてしなやかな 尾ひれで描くないしょの入り江

・ひみつなの、鼓膜は波の底なのよ いつでも波の歌を聴くため

・仰向けで、おさかなごっこ波の音 しゃらしゃら星も降り出す ....
日々は坦々と過ぎてゆくようにみえても
沢山のトラップの集積なのかもしれない

科学は未だ心を捉えられないまま
運命の神にすべてをゆだねている

誰も閉塞してはいけないと思う
誰をも不幸に ....
念仏のかわり自由律俳句書く

夜が明けたら雨はあがっていた

やっと目が覚めてやっと朝食とる

今朝も妻は自作の歌うたっている

苛々として己の病気を恨む

一生懸命だらだ ....
 今、明日のしごとのプレッシャーからか、心が不安、安定していないので、ともかく日記を書いて、頭を整理して、次いで副産物として、心が安定すればいいと考えた。私は相当の臆病者なのである。そして、不安か .... ふたりで歩いても寒すぎる

ひさびさ湯船で本を読む

稲垣足穂読んで頭が苦しくなってきた

剃刀で剃りすぎた顎が痛い

錠剤飲んでここちよくなって眠るのみ

妻の歌の周りに ....
二〇一九年一月一日 「ウルトラQ」


 元旦からひとりぼっち。ウルトラQのDVDを見てすごす。やっぱり、ウルトラQの出来はすばらしい。ちくわを肴に、コンビニで買ったハイボールも2杯のんで、いい ....
 探り吹き

小さな羽根飾りが付いた
中折れ帽子のヒデキさんは
ハーモニカ歴六十年だ

楽譜は読まずにメロディーを
口で探って覚えていくから
僕は探り吹きだ、と言って笑う

特別養 ....
時には
空っぽの 胸
ひとつたたずむ
けれど思い出せば
宙に星々が光り始める




{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
細く
細かい
光線を
縫い通すような
風が
白日の
一月の
男を
一人
死なそうとしていた


カクシンは
カクシンに
届かないことに うろ たえ


永遠と ....
針を飲む夢を見ましたチクチクと

血管が爆ぜそうなのだと思います

寒いから縮んで伸びてを繰り返し

キープ君キープさんでもボトルなし

女のみならずや生理的に無理

岩穿て何年越 ....
間食なんてほとんどしないのに
今夜は無性にチョコレートが食べたい
なにがあったわけでもないのに
ただただ板チョコを貪りたい
こんな気持ちなったのは初めてで
どうしたらいいのかも分からないほど ....
 五年ほど前であろうか、私は銃を返納した。煩雑な更新手続きと、年に一度の警察の自宅検査。そして銃という凶器になり得る道具とその弾薬。それらの管理だけならまだしも、わずか三ヵ月の猟期と少ない獲物。それら .... 雑然と立ち止まる地

夜には目覚め

朝には忘れてしまう

記録したはずの/瞬間

       径路/不覚
寒さに囚われて

思いだすこともない言葉たち




 ....
─まいにちうまれるものたちが
─まいにちしんでゆく

眠り、浅い夢からさめたような春の予感のする少しつめたい風が、名付けられているはずなのに誰も名前を知らない雑草の頭を、さあー、と撫でてゆく放課 ....
人の人の波が群れが
皆ぞれぞれの方角を向き
時々それが出逢い擦れ合い
火花を目映く飛ばしても
漁火の夢のようにすぐ消えてしまう

僕は一人だ
この人群れの中にいて
砂漠の深淵のような
 ....
ひだかたけしさんのおすすめリスト(7910)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
BLESSING- 津煙保存自由詩2*22-1-18
君と月の街にて- ちぇりこ ...短歌3*22-1-18
自由律俳句_2022.01.18(火)- 田中恭平俳句222-1-18
自由律俳句_2022.01.16(日)~2022.01.17 ...- 田中恭平俳句422-1-17
詩の日めくり_二〇一九年二月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩14*22-1-17
地下鉄- はるな自由詩322-1-16
耳鼻科の名医- 壮佑自由詩4*22-1-16
自由律俳句_2022.01.16(日)- 田中恭平俳句222-1-16
空っぽ- こしごえ自由詩8*22-1-15
自由律俳句_2022.01.14(金)- 田中恭平俳句322-1-14
四月の空- 末下りょ ...自由詩2*22-1-14
自由律俳句_2022.01.13(木)_夕べ- 田中恭平俳句222-1-13
※五行歌- こしごえ自由詩1*22-1-12
※五行歌- こしごえ自由詩4*22-1-12
自由律俳句_2022.01.12(水)_夕べ- 田中恭平俳句322-1-12
Mermaid- ちぇりこ ...短歌6*22-1-12
ニュートラル__ソング- 梅昆布茶自由詩1522-1-11
自由律俳句_2022.01.11(火)- 田中恭平俳句322-1-11
日記_2022.01.10(月)_祝日_夕べ- 田中恭平散文(批評 ...322-1-10
自由律俳句_2022.01.10(月)_祝日_夕べ- 田中恭平俳句222-1-10
詩の日めくり_二〇一九年一月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩14*22-1-10
探り吹き- 壮佑自由詩10*22-1-9
※五行歌- こしごえ自由詩3*22-1-8
一月を一人- 末下りょ ...自由詩1*22-1-8
気を持たせたいのは- りゅうさ ...川柳122-1-8
チヨコレート- 坂本瞳子自由詩6*22-1-6
私は猟人だった- 山人散文(批評 ...5*22-1-6
系図- アラガイ ...自由詩8*22-1-6
風化する放課後の- ちぇりこ ...自由詩8*22-1-5
ネフスキー通りで- Giovanni自由詩4*22-1-5

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