黒い三日月
ハァモニィベル



   黒い三日月




ユアーン及びユヨーンが、それこそ
ユヤユヨン、ユヨユヤンと、往復し交錯していた。


ぼくの心さ


Ho!Ho!Ho!
胃袋を吐く


吐いたものは
幾時代かをへて
また一つのメルヘンとなる


銀の雨のなか
さらさらと
砂のように命が
流れ落ち


僕のボーヤは
(硬い粘土の小さな溝を)
(きららめきつつ)
 さらさらと
流れていく


悪魔のおじさんの
靴の先が
かすかに濡れる所まで






自由詩 黒い三日月 Copyright ハァモニィベル 2017-01-25 06:19:39
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