次郎さんの家は、火の山峠へとつづく
坂道の途中にあって、そのちいさな車
は、登るときも下るときも、まるで不
機嫌な家畜のように、激しく四肢を踏
み鳴らすのだった。
直径八キロ余りの島の真ん中 ....
おちない眠りが揺らす
あなたにわけたのではなく 重ねたのです
星の明かり 電燈の灯り あなたの言葉
偽りが入り込む隙はない 一心
偽りを燃やし尽くし 開ける朝
■■■■■■■■■■
■〇〇〇〇〇〇〇〇■
■〇〇〇〇〇〇〇〇■
■〇〇〇〇〇〇〇〇■
■〇〇〇☆☆〇〇〇■
■〇〇〇☆☆〇〇〇■
■〇〇〇〇〇〇〇〇■
■〇〇〇〇〇〇〇〇■
■〇〇〇 ....
まる

さんかく

原始

くるくる

かたんかたん

とんとん

ぐわんぐわん

しとしと

原始

さんかく

まる


木洩れ日

さえずり
 ....
経済的に豊かなこの国で
なんでこんなにさびしいんだろう
涙も出ないくらいさびしいんだろう
食べ物がいっぱいあって
便利で快適なこの国で
なんでこんなにさびしいんだろう
涙も出ないくらいさび ....
 ある書物は私を受け入れ、私の居場所を示している。
 そんな時私の心は大きく開き、静寂の中の喧騒にただ驚く。
 私の頭上に雲はなく、大地の裂け目では清冽な泉がこんこんと湧いている。
 私の精 ....
朝がこない夜もいやだが
夜がこない朝もいやなものです

がんばっても
がんばっても
がんばれと言われるような

がんばらなくても時間は流れるのにね
寒いのか明朝体で鳴く蝉よ シトロネラ蝉はチャクラを閉じにけり うんざりする程のルールには
もう疲れたわ
今夜はこれでおしまい
ノイズのベッドに
レタスとトマトを乗せて下さい

ほっといて
探さないで

アタシを
検索しないで
hamburg ....
部屋のなかの風速はマイナス
まるでフラスコの底で
蹲るだけの異邦人
となって私は偶像を失い
祈り方を忘れる
(遠ざかってゆく)思い出という名の
私を掌ってきた漣は
枯渇したみずうみで途方 ....
重たいザック背負って
もうあんなにきつい坂は
登りたくない
風呂には入れないし
トイレは臭いし
夜はいびきの合宿で
夏の夜の蛙たちよりもうるさい
と思っても
しばらくするとまた山へ行き ....
カーテンにくるまって

部屋のなかに飛び出せば

暗い廊下に佇むばかり

小学校のパイプと木の机

銀色に染めたら居眠り

ベッドで一回転、二回転

自転車替えて顔替えて

 ....
死にたいと思いつつも今日もまた生きてしまう アタシの楽しみ
それは
熟睡している息子を襲う事です

中学生ですので
さすがに起きてる時に
抱きついたりなどすると
抵抗されますので
スヤスヤ夢観てる時に
背後霊のように
息子の ....
五線譜にのらない音楽
数学的解決を持たない生命

リズムもない詠唱
楽器を持たない自由

空から降りてくる精霊にキッスをして
それでも抒情は余ってしまって腐る

どこにも幸運な人間な ....
ねえ、いいから
と手を引っ張られ
誰もいない女子トイレに連れて
から
 か
  ら
   少しだけ開けた窓こぼれる斜陽突き刺す
笑顔 舞い込む蝶々を、ちょうどよかった
と少しだけ骨張っ ....
眼の奥に
雲がかかり始める
末期的な
眠気の沈澱

鼻孔の通りが
苦しげに詰まる
致命的な
呼吸の収束

肩の上に
おもりが重なってゆく
黙示的な
体の硬直

終わり ....
予感は、急角度に侵入する胎児だ


樹々が複雑に伸ばした細い腕の先のほうに留まると、其処で眠る


それがいつ後悔に姿を変えるのか瞬間を見たものはいない


気づいた時にはもう

 ....
ヌメヌメの蝉や踏切警報機 第三の眼を開けない 蝉がいる 石壁の家の裏手に枯れた葱ほんの四方に人は生き抜く 山青なり枝芽つき
川縁に掃除機が壊れてあり
もう駄目やった三月とくたびれた俺
要塞に割り箸持って引き籠り
どないにでもなる

西陽を庭で吸いながら
終わった夢について考えると ....
さんまさんが言っていた
「生きてるだけで丸儲け」
ホントにそうだと思う
生きてる事に感謝できれば
あとはもう何もいらないね
太陽が輝いているだけで
空が青いだけで
空気があるというだけで ....
約束の未明に私は夢のなかだったかもしれない 目覚めると
テーブルの上のマグの位置がすこし違う気もする
さびしさを雪ぐために顔を洗い
鏡をみて 謝るように確かめてから
さびしさと一緒に部屋に戻り ....
弱き心を西陽と吸って
道すがら酒に酔っていた
雨上がりの川は強く荒く
木々を幹ごと攫っていった

アスファルトを抉る竹の根と
路傍に窄むアサガオと

君らがいつか開くとき  ....
どうして陽は登るのだろう
どうして星空は輝くのだろう
どうして人は笑うのだろう
どうしてあなたは私の親なのだろう

どうして道は出来るのだろう
どうして街は夜に光るのだろう
どうして人は ....
その蝉はホログラムだよ明智くん セミ捕りの金メダリスト力こぶ 上司へのLINE誤爆や蝉暑し
ひだかたけしさんのおすすめリスト(7768)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
火の山峠_2016- たま自由詩10*16-9-11
火と夜- 砂木自由詩12*16-9-11
日の光が肌を黒く染めてもこころは白- 水宮うみ自由詩1*16-9-11
原始- 吉岡ペペ ...自由詩316-9-10
孤立- ホカチャ ...自由詩116-9-10
創造すること- ヒヤシン ...自由詩7*16-9-9
時間- 朧月自由詩216-9-9
寒いのか明朝体で鳴く蝉よ- 北大路京 ...俳句416-9-9
シトロネラ蝉はチャクラを閉じにけり- 北大路京 ...俳句116-9-9
今、ハンバーガー・レディ聴いてんだっ- まいこプ ...自由詩3*16-9-9
異邦の靴- もっぷ自由詩5*16-9-9
登山- ホカチャ ...自由詩216-9-8
あのときの- 吉岡ペペ ...自由詩416-9-7
生命- fujisawanori ...短歌116-9-7
ワンちゃんの匂いがする- まいこプ ...自由詩4*16-9-7
タルカスの夕べ- 梅昆布茶自由詩916-9-7
蛾になりたい- ピッピ自由詩616-9-7
終息- シホ.N自由詩216-9-7
_純粋な記憶- ハァモニ ...自由詩5*16-9-7
ヌメヌメの蝉や踏切警報機- 北大路京 ...俳句316-9-7
第三の眼を開けない_蝉がいる- 北大路京 ...俳句216-9-7
石壁の家の裏手に枯れた葱ほんの四方に人は生き抜く- フユナ短歌616-9-7
どないにでも- 奥畑 梨 ...自由詩5*16-9-7
ひかり- 渡辺亘自由詩216-9-6
それから- もっぷ自由詩3*16-9-6
- 奥畑 梨 ...自由詩3*16-9-6
どうして- 鷲田自由詩316-9-5
その蝉はホログラムだよ明智くん- 北大路京 ...俳句216-9-5
セミ捕りの金メダリスト力こぶ- 北大路京 ...俳句116-9-5
上司へのLINE誤爆や蝉暑し- 北大路京 ...俳句116-9-5

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