バスのなかで羽根が舞う
バスが真っ二つになる
森林を枯れ葉たちと行く
アスファルトの山道を
白線がひび割れた山道を
殺人風が吹いている
個体から湧き出る個の欲だ ....
カラスが鳴いている
豆腐屋の笛の音がする
昭和16年の町の光が射している
悲しみはいつも異国に満ちている
清々しいぐらいあたりまえに朝が
地球が暴力的なまでに回ってい ....
橋をつくります
ストロー現象が起こるかも知れません
でも橋をつくらなければならないのです
ひとは変化を嫌うけれど
それが宇宙の流れなのです
橋をつくります
....
貴方の声が
虫のように耳もとにささやき
私の皮膚を穿孔して
血管の中に染み込むと
私の血流はさざめき
体の奥に蝋燭を灯すのです
貴方のだらしのない頬杖も
まとわりつく体臭も
すべてが私 ....
雨女の君が颱風を呼び寄せる前に 忘れ物 ルシファーお前の本当のなまえを
ちっちゃな落とし物を捜している
言語の獲得はきみとぼく ....
死神に話しかける子秋の蝉
沈黙の点点点や油蝉
庭の蝉目で追いかけて涼しいな飼い猫始めて1年目
ごぅーごぅー会社のコピー機の中で誰かが何か叫んでる
番号
まとわりつく、鉛色の
番号たちを集めて燃す儀式
ながい鎖が一筋、見あげて残る
個の人に成れ
番号に生まれたわけではない
番号になりたいわけでもないだろう?
番号は美しく ....
演繹と帰納
対象化と止揚
ナボコフとアンヌ・ヴィアゼムスキー
ダーウィンとジグムント・フロイト
様々な世界観が駆け巡る
数学者は数理に没頭して
あまり感情の処理に脳の活動を割かない ....
想い出を潰したカスが目の奥に引っかかっててくさやの臭い
土日だけ少女に戻る人と居て力まかせにハズす知恵の輪
土下座したポーズのままで深海へ沈むそのうえ塩撒かれてる
風が聞き耳を立てている
囀りは力なく水滴に跳ねて
その術を忘れたかのよう
石は本来の姿を取り戻した
木の根元をのそのそシデムシが
葬式帰りの太った男のように歩く
異変 ではなく
変わらな ....
どこから、どこまでが
いのちなのか
そんなの、訊ねられても
わかんないよね
ましてや、人生なんて
いつから、どこまでだなんて
微妙だからさ
わかんないよね
考えるのもアホらしくって ....
久々に友人宅を訪問することにしたが、手持ちは持たない
既に十一月の末で、もうすぐ今年の最終月、言ってみれば大嫌いな季節だ
冬なのか晩秋なのかさえはっきりせず、グダグダと薄ら寒い風が吹き
みぞれか ....
僕は毎朝オニオンサラダを食べ続ける
家庭菜園で作った玉葱をもらったから
いつものスーパーの袋入りコンビネーションサラダではなく
ドレッシングは胡麻ときどき和風ときにはゆずポン酢がいい
....
俯いて下町の路地
久しぶりのスニーカー
探しているのは石っころ
謂われなくとも蹴っ飛ばしたい
謝らないよ
石っころ
夏休みNG集の真ん中に街から溢れ出る蛇花火
喜寿の春高校生になり孫と同じおなごに恋レモン味
あふれて
あ
ふれていいよって言い寄られきみを引用夏は昼から
さくらんの肉をそぎおとすぼくらは褪せた匂いに夜を ....
雨あがりに
かわいた体をたたせると
景色がぐんぐんかわいてしまう
夏向けの恋や音楽や食べものが似合うのっていいな
おもったりしてきたことがぜんぶ
からだのおもてにはりついて
い ....
誰かのために何かできたらいい
心の中で明るい太陽が生まれようとしている
信じられない、僕は一度死にかけた
それは事実であった
その苦しみは波動の形になって宇宙を引き下ろす
願いの届かぬ星 ....
遠く 花火の音がする
――美しい闇の舞台
光たちの素早い集団行動
ここからは見えないけど
どこかで
手をつなぎ
見上げている男女がいて
はしゃいだり
肩車されたり
こどもたちもい ....
犯人は盗んでないよ逃したのミモザ咲く頃帰ってくるよ
気づかれぬように痛みを隠しても昨日と違う青くない空
夏だから踵の折れたハイヒール俺に売りつけ水着買えバカ
十三年まえの今夜
肉と切なさで結ばれたよ
暖かい夏の夜だった
人生という名の車で
夏野菜の葉の味噌汁と
コンドームを持って来てくれたよ
湯船でいっきに
痙攣し ....
堕天使の様に 煌めいている星達
悪魔の誘惑に騙されたイブよ
美しいものは 見たい 触りたい 食べたい
唇のラインが 幼い鼻先が 繊細過ぎる白い指が
きっと 夜空のイメージと同じはず
....
ひだかたけしさんのおすすめリスト
(7680)
タイトル
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カテゴリ
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日付
殺人風が吹いている
-
吉岡ペペ ...
自由詩
2
16-8-15
1941
-
吉岡ペペ ...
自由詩
3
16-8-13
普遍
-
吉岡ペペ ...
自由詩
1
16-8-13
あな_二篇
-
山人
自由詩
15*
16-8-13
忘れ物
-
梅昆布茶
自由詩
3
16-8-12
死神に話しかける子秋の蝉
-
北大路京 ...
俳句
1
16-8-10
沈黙の点点点や油蝉
-
北大路京 ...
俳句
2
16-8-10
庭の蝉目で追いかけて涼しいな飼い猫始めて1年目
-
猫のひた ...
短歌
1
16-8-10
ごぅーごぅー会社のコピー機の中で誰かが何か叫んでる
-
猫のひた ...
短歌
1
16-8-10
番号は予感に眠れ
-
乾 加津 ...
自由詩
6*
16-8-9
原始のままに
-
梅昆布茶
自由詩
6
16-8-9
想い出を潰したカスが目の奥に引っかかっててくさやの臭い
-
北大路京 ...
短歌
2
16-8-7
土日だけ少女に戻る人と居て力まかせにハズす知恵の輪
-
北大路京 ...
短歌
2
16-8-7
土下座したポーズのままで深海へ沈むそのうえ塩撒かれてる
-
北大路京 ...
短歌
1
16-8-7
なにかが見ている
-
ただのみ ...
自由詩
6*
16-8-6
八月のさようなら
-
たま
自由詩
13*
16-8-6
チラシの裏のはなし
-
山人
自由詩
3*
16-8-6
オニオンサラダ
-
梅昆布茶
自由詩
8*
16-8-6
スニーカー
-
もっぷ
自由詩
3*
16-8-5
夏休みNG集の真ん中に街から溢れ出る蛇花火
-
北大路京 ...
短歌
2
16-8-5
喜寿の春高校生になり孫と同じおなごに恋レモン味
-
北大路京 ...
短歌
1
16-8-5
肉
-
阿ト理恵
短歌
3*
16-8-4
雨あがり
-
はるな
自由詩
6
16-8-4
しっかりとは生きれなくても
-
黒髪
自由詩
4*
16-8-3
花火
-
ただのみ ...
自由詩
8*
16-8-3
犯人は盗んでないよ逃したのミモザ咲く頃帰ってくるよ
-
北大路京 ...
短歌
2
16-8-2
気づかれぬように痛みを隠しても昨日と違う青くない空
-
北大路京 ...
短歌
2
16-8-2
夏だから踵の折れたハイヒール俺に売りつけ水着買えバカ
-
北大路京 ...
短歌
2
16-8-2
無常と常住
-
吉岡ペペ ...
自由詩
2
16-8-2
夜空のイメージ
-
星丘涙
自由詩
4*
16-8-2
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