もうすぐ生えてくるよ。いまにみてろ。
0+1+0=もうすぐだよ。
ふたつあるお釜が重なって大きな鍋になる。
なるわけないじゃない
ひとつとひとつのお鍋が重なって大きな釜になる。
どんだけ ....
バスを待っていると
昨年死んだお父さんが縄をもってやってきた
電車ごっこの相手を探していると言う
せっかくだから車掌をやることにした

もともと小さいお父さんは
死ぬ前にさらに小さくなった ....
花をみつけて
おくれ

水をかけて
あげて

朝になれば
花を

咲かす咲かす
咲かす

花はどこに
いるの

夜の闇で
みえず

罪を知った
世界

眠 ....
複雑に入り組む僕の手相、都内の路線図みたい。
拳をぎゅっと握り、東京とやらをぶっ潰そうかな。
否応なく
孤独にならざる得ない暮らしのなかでも
悲しいのは
孤独に慣れてしまう事

そんな風に書かれた本を読んだ事がある
あれはたしか
孤独に暮らしていた
アパートの夜

完璧に幸 ....
かり〜ん
くり〜ん
かりんくりんこりん

イブの乳房で音がする

アダムを殺して
ガタガタ震えてる

金の指輪を捨てなくちゃ

かり〜ん
くり〜ん
かりんくりんこりん ....
ハンドサインで
助けを求めた
サインの意味も
知らないまま

宇宙中の
はるかどこかに居るはずの
僕の親玉に
サインを送る

見放された仔の
無力と絶望

彼方からく ....
山が燃えている
だれにも危害を加えず
火を使わずに山は燃えている
煙だけが上がる
複数の山から同時多発的に
白い粒子を立ち昇らせる
遠くあの山では
山から発せられる煙と雲が溶け合い
標 ....
かくれた次元に秘密がある

いな
神により
かくされた次元と言うべきか 

そこはまるで
海のように

数々の波たちの
住みかだった

ある波の振動数に共鳴して
この世界の粒 ....
落ちた紅葉の水辺に座る少年は
絶望するほどの
期待もないようだ

燃えるづけた劣等感も枯れて
未来におびえる焦燥も枯れて
生きている価値がないという言葉も枯れて
時を忘れるほどの楽しみも ....
かたことと音を立てて、
工具を扱う。

わたしの友人は機械たち、
だから直してあげなければ。

かたことと音を立てて、
工具を扱う。

彼らは眠らずに、
ただ働き続ける。

そ ....
古着の青いネルシャツ、兄に黙って借りた記憶。
もちろん僕に兄はいないし、だけれど必ず返さなきゃ。
お酒の怖さしってます
賭け事の怖さしってしまいました
女の人の怖さ
それはお互いさまでしょう

住み慣れた土地です
住み慣れた家屋です

吸いなれた空気でした
慣れた水でした

 ....
誰が作ったのか
何のため作ったのか
何故 贋物と判ったのか

話はつきないのだけれど
人形は人形
そんなに贋物よばわりされても
と照れ笑いをしているようで

  僕らの本物 ....
口で言うほど幸福にこだわってないよ
とりあえず眼に見えるものしか欲しくないからさ

振り返ればけっこう酷い目に会ってきたな
いちいちそれを文字にしたらきりがないし
思い出したくはないし

 ....
その膜を破ると
きらきらとこぼれ落ちる
母の痛みがうつくしかった。

ぎゅっと身体を縮める
握りしめられないものを握りしめ
抱きしめられないものを抱きしめる

ささやかな抵抗を繰り返し ....
背広を脱いだ父の背中は思いのほか小さく薄かった。
広大な海ではなく、本当は庭先の水溜まりほどだった。
原子レベルの
量子テレポーテーションが成功して

もうすぐ
小さな物質が
転送できるようになるらしい

まるでSFの世界の
転送装置のような働きも
夢ではなくなるかもしれない

 ....
ひっくり返した中華鍋の底に毛が三本
渋滞ならほどけるまで待つそれが男の心意気さ
貼り付いたのは縞馬/海面の緑
うちあげられているタグの思い出
焦げ付いた模様をチラつかせ
おまえは自慢のヨ ....
お金がいちばんよ
手っ取り早くハッピーな気分にさせてくれるもの

食べたい物食べられるし
流行りの洋服とっかえひっかえできるし
素敵なオウチにも住めるんだから

他に眼に見える幸せってあ ....
音もなく
果実が枝から落ちた
アスファルトに広がる無残なそれらは
太陽のように輝いていた
あの果実とは思えない

これは大事件だ
心の中で大声を上げて
誰かを呼んでみた
寄ってくるの ....
僕の走馬灯をポニーテールの君は駆けるだろう。
その美しいしっぽを揺らし、君は駆け抜けるだろう。
ワイパックス1錠
ジプレクサ1錠
ランドセン1錠
ベンザリン1錠
ヒルナミン3錠

そしてきみの寝息
ぼくが眠るために必要なもの
ある朝
父親と母親にむかって
二十歳過ぎた上の娘が言ってきた

お父さんとお母さん
夜中にうるさいよ
うるさくて眠れないよ
気になって眠れないよ

年頃の娘がいるんだから
いい加減 ....
わたしは詩人じゃない
わたしは詩人じゃない
わたしは詩人じゃない
わたしは、
、聲を殺して呟いてみよう
すると
ほら、
砂埃をかぶった
詩人のほうからやって来たりして



 ....
3日前に言った「しあさってはクリスマスのひと月まえ」って、

あれ、おかしかったよねー。

あッ!
って、おもったでしょ?
私は、たった今、おもった。

あッ、今日、ひと月 ....
猫って、美しい?
ビン、と伸びたお髭?
ピンッ、と天向いたお耳?
月のない夜に
恋人求めてミャアミャア啼く声は
お世辞にも美しい歌声とは
いかないけどね、

わがままっぽいけど
 ....
けして
ヨーイどん
からは始まらなかった

人生のコース
なのにどうして
競争しだすんだろうな

人間って生き物は

て言うか
何かと人と自分を比較して

差が開いていると
 ....
鎖に繋がれたオスの犬
どこからかあらわれたメスの犬

二匹は発情していた

日は山の向こう側に沈んで
家もその周辺も黄昏ていた

小学校の終わる頃だったか
中学校に入った頃だったか
 ....
名残りおしそうに
山々を赤黄橙に染めながら

秋が去ろうとしている

いわし雲を飾った
高く澄む青空の舞台に
赤トンボが舞い

やがて北風が
冬をつれて来るまでの

ささやかな ....
ひだかたけしさんのおすすめリスト(7763)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
地上最強の人類- アラガイ ...自由詩8*19-12-4
ほくろ- たもつ自由詩819-12-3
ほら、ここに、いるよ。- 秋葉竹自由詩719-12-3
東京- クーヘン自由詩3*19-12-3
命が軋む- こたきひ ...自由詩319-12-3
かり〜ん__くり〜ん__かりんくりんこりん- 秋葉竹自由詩519-12-3
最後の仔- シホ.N自由詩2*19-12-2
この陰鬱な空の下では- mmnkt自由詩319-12-2
神によりかくされた次元- st自由詩319-12-2
枯れ木と少年- 若乱自由詩219-12-1
部屋と雨降り人形- おぼろん自由詩8*19-12-1
ネルシャツ- クーヘン自由詩4*19-12-1
PRIDEなんて持ってねぇよ- こたきひ ...自由詩319-12-1
ミシガン・レリックス_3- AB(な ...自由詩10*19-11-30
世俗的な汚物になっても生きているよ- こたきひ ...自由詩219-11-28
冬の朝の光が痛みをうつくしくする- かんな自由詩1419-11-28
背広- クーヘン自由詩3*19-11-28
テレポーテーションはしたいけど- st自由詩319-11-28
水鳥の楽園- アラガイ ...自由詩3*19-11-27
アンダースローに投げ込まれ- こたきひ ...自由詩319-11-27
果実投身事件簿- 卯月とわ ...自由詩919-11-27
しっぽ- クーヘン自由詩8*19-11-27
睡眠薬- HAL自由詩9*19-11-27
こんなの詩じゃねぇよ- こたきひ ...自由詩519-11-27
詩人じゃない- アラガイ ...自由詩9*19-11-26
逆ギレ、ここに極まれり- 秋葉竹散文(批評 ...319-11-26
北極星の猫- 秋葉竹自由詩519-11-26
生存の競争- こたきひ ...自由詩519-11-26
宿題はランドセルのなかに- こたきひ ...自由詩419-11-26
晩秋の笑顔- st自由詩319-11-26

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