わたしの中の赤ん坊がむずかり出した

わたしの中の幼児が仰向けになって手足をバタバタ

わたしの中の小学生が精一杯下品に悪口を言う

わたしの中の少年Aがナイフをチラつかせ睨む

わた ....
迫りくる(夕立の雲、許されぬ嘘、長い指、クセになる声) 撫でられる耳から恋に落ちていく高めの声は好きじゃないのに さめ肌

身にまとい

生きる

愛会いたい

夏の凩

吹いている


みんな手を振る

白黒フィルム

セピアの彼方

行くよ、行くよ


さめ肌

 ....
壁壁壁壁壁壁壁
空空カ空空空壁
私空ガ空私空壁
空空ミ空空空壁
壁壁壁壁ド壁壁
道道道道道ア道
壁壁壁壁壁壁壁

私のヒトミの中に私。

私のヒトミの中の私 のヒトミの中に私。
 ....
いま歌っているのだろうか心から
誰かに伝える努力をしているだろうか

僕はソングライターではなかったのだろうか

きちんと生きているだろうか
きちんと本を読んでいるのだろうか

ドラッ ....
眠るように
堕ちてゆく

空から一直線に
落とし穴へと向かって
洞窟のような
通路の中を
ただ真っ直ぐに
堕ちてゆく

一定のスピードで
速くもなく
遅くもなく
ぶれることな ....
壁を求めて、森は
燃える
壁のない森
なんて
美しい森
わたしの暴風を
かなしい
金槌の硬さに例えて
燃やす
焔が先端を追いやる
あ、らわれる平原
泣くほどの
水がめは
どこ ....
輝けぬ星を数えて深くなる闇でときどき君が待ってる 約束を誓う小指を離すとき君の香りが耳を掴んだ 夕方 喫煙所に入ると
クーラーが効いていて
とても煙たかった

今日も一生懸命仕事をサボった
煙草の火は燃え続けていて
灰皿に灰だけを落としていく
もうここで倒れてしまいたい
なにもかも終わらせてしまいたい
この瞬間に時刻が止まってしまえばいいのに

何度もこんなことを思って来た
繰り返し打ちのめされて来た
再起不能と何度も思った
 ....
エロ本の雨を降らせるUFOに50年後の僕が乗ってた 煮えたぎる憎しみの目を隠すため涙を拭うハンカチじゃない 青空を突き抜くように投げていく破裂しそうな夏の林檎を 恣意的にはなす術も無いがときに僕のマックが代弁してくれるだろう
僕のOSは古すぎてもうあたらしい言葉を紡げないから

内緒話しを夜通ししてみたいんだ       ケ ....
向日葵が太陽の様に笑いながら咲いている
青空にひび割れた積乱雲が映し出され
上手く笑えない私は 少し恥ずかしい
蝉の声はあくまでも懐かしく そして煩く
私の歌は悲しくセンチメンタルに響く

 ....
ベランダを覆いつくすケヤキの枝に
キジバトの巣がある
朝六時
キジバトの鳴き声で眼が醒める

ジュウイチジニキテクダサイ
ジュウイチジニキテクダサイ

十一時に?
どこへ?

夢 ....
古いガラスのように蒼ざめて鳴り響く

 ――あれは なに?


       掌の海から跳ねる両目を失くした魚
           それは
テノヒラ 温かすぎる子供のテノヒラで
   ....
クラッシクが流れるカフェ 香るホットコーヒー
タバコの煙見つめながら もの思いにふける

本を読んだり 瞳を閉じたり 緩やかに過ぎる時間

カフェの空気に溶ける無口なマスター 波うたないカフ ....
お腹が空いた
もう動けない
干からびてしまいそうだ
このまま朽ちてしまいたい

弱音は尽きることがない

天に目を向けると
まあるいお月様が白く輝いている

不意に一筋の涙がこぼれ ....
きらきら
という絵本を
君に読み聞かせるのだけど
結晶の写真がきれいで
君のお気に入り
ひとつ 指さして
パパ! と言う
ママ! ととなりの結晶を指さす
次々に 結晶が
 ....
愛の終わりに時計がカチカチと鳴る
珈琲を流し込み
何と言ったら良いのか
白けた時間が過ぎてゆく

何時切り出したらいいのか迷うっていたら
彼女の方から切り出してきた

もう終わりです
 ....
生きていることが不思議だ
三週間なにも食べていなかった
夜がとても長くて
眠れない夜が続いた

明後日はようやく入院できる
多分お粥に海苔の佃煮で生き永らえるだろう
セブンのチーズリング ....
万年筆の血液が乾いてしまったようだ
無理もない
数年うっかりと放っておいたのだから
いちにち、はとても長いくせに
すうねん、は
あっという間に感じるのはなぜだろう
風、が通り過ぎていく
 ....
海鳥が
どんな風に
人の指先から
餌を奪っていくか知っているか

死にたくなったら
船に乗れ

風を読み
風に乗り
風になり

幾度となく旋回する海鳥たち
飛行を極めた美しさ ....
足が痛くて歩けない母を
海に連れて行くと
楽しそうに泳ぎ出した

それは
細胞のすべてに刻まれた記憶

海辺の田舎町で育ったこの人は
町では暮らせない人魚なんだと知った
孤独を感じると

孤独に落ち着き

誰とも話したくなくなる


心底

慣れている、と感じる 
空から金粉のような
雨が降る

ぼくはバッハの黄金曲を聴きながら
明日をそっと待ち
ようやく落ち着いた胸を撫でて
今夜を過ごしている

冷たい渓を遡り
透明な魚を釣りたい

琥珀 ....
見えなかった

どうしてだろう

愚痴をこぼし

不平不満ばかり並べていた日々

さえぎられていた視界に

何を見ていたのだろう

誰と比べていたのだろう

私は祝福の中を ....
ひだかたけしさんのおすすめリスト(7765)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
憂鬱なマトリョーシカ- ただのみ ...自由詩7*16-7-30
迫りくる(夕立の雲、許されぬ嘘、長い指、クセになる声)- 北大路京 ...短歌116-7-30
撫でられる耳から恋に落ちていく高めの声は好きじゃないのに- 北大路京 ...短歌216-7-30
夏の凩- 吉岡ペペ ...自由詩216-7-30
優しい「の」は吐血している。_頭イタイいたい。- 幽霊自由詩316-7-29
ソングライター- 梅昆布茶自由詩1116-7-29
堕ちてゆく- 坂本瞳子自由詩4*16-7-29
- 乾 加津 ...自由詩5*16-7-29
輝けぬ星を数えて深くなる闇でときどき君が待ってる- 北大路京 ...短歌216-7-28
約束を誓う小指を離すとき君の香りが耳を掴んだ- 北大路京 ...短歌116-7-28
曇りの夕暮れ- 藤山 誠自由詩216-7-27
血潮の熱- 坂本瞳子自由詩1*16-7-27
エロ本の雨を降らせるUFOに50年後の僕が乗ってた- 北大路京 ...短歌116-7-26
煮えたぎる憎しみの目を隠すため涙を拭うハンカチじゃない- 北大路京 ...短歌116-7-26
青空を突き抜くように投げていく破裂しそうな夏の林檎を- 北大路京 ...短歌916-7-26
Hey__Joe- 梅昆布茶自由詩916-7-26
向日葵の絵- 星丘涙自由詩5*16-7-26
七月の忘れ物- たま自由詩16*16-7-24
絶望の希望はただ乾いたピストルの音- ただのみ ...自由詩8*16-7-23
カフェリズム- 星丘涙自由詩2*16-7-23
寝床にて- 坂本瞳子自由詩1*16-7-23
ちいさな詩人- かんな自由詩9*16-7-22
おしまい- レタス自由詩316-7-22
明日へ- レタス自由詩216-7-22
ふたたびの夏- そらの珊 ...自由詩15+*16-7-21
ウミネコ- ガト自由詩2*16-7-20
人魚- ガト自由詩4*16-7-20
エキスパート- ガト自由詩1*16-7-20
夜の想い- レタス自由詩316-7-20
盲人- 星丘涙自由詩6*16-7-19

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