思い出すたび美しくなる人を愛する君と見ている朝陽 この話いますることじゃなかったな伸びつづけてるカップラーメン OKを横から見れば仰向けで寝ているように見える あかちゃん ぼくらが詰まるのは

おもにモノやヒトだ

モノやヒトと過ごす時間を大切にすれば

モノやヒトとの距離を適切にすれば

つまり愛することが身近であれば


相手あってのぼくらなら ....
ボロボロになった身体を引きずりながら
ぼくはどの方角へ向かうのだろう
食べられなくて
何も食べられなくて
週末には点滴が待っている

楽しみなのは大相撲中継だけで
週末の入院を待っている ....
ラベンダーが斜めに伸びていく

垂れていく

ムラサキの先端が指し示すのは

夢のあとだ

悲劇にもならない静かな悲しみ

朴訥な調べは

それだけで悲しいから水のよう

 ....
詩人の魂は宙を漂う

世界の響きを繊細に読み取り

心の琴線の僅かな震えを感じ取る

言の葉の海に身も心も投じ

狂おしく悶え苦しむ

時に歓喜の旋律を奏で

時に絶望の闇の淵 ....
「眠り猫」

眠りたかった
眠り猫のようにまるくなって
幸せな眠りの世界に入りたかった

好きだった
すべてを合わせても足りないぐらい
そのぶん言葉にできなかった


「猫の眼」 ....
ここは観光地だったけれど行列してまで食べたいものなどなくて

カラオケ喫茶みたいなところに入りオムライスを注文した

オムライスには外れがない

その代わり当たりもない

店のなかはペ ....
等速運動をつづけているうちに鳥は羽根をもがれて
上腕二頭筋と三頭筋間のしがらみに別れをつげる

慣れない歌をうたいつづけて喉が嗄れたよるは
冷蔵庫のかたちをした夢をみる

B♭ないちにちの ....
言の葉を意味も無く
黙々と繋いでゆく作業は辛い
肩を落とし
改札口を出るとほどなく家は近い

商店街を彷徨いながら
肉屋の前に佇み
揚げられるかたまりを眺めた
一個100円のコロッケを ....
こどもをつくるためになんども

なんども裸で抱きあっているあいだ

ケーキをまえに三人で写真をとり

それを実家や友達にメールしているあいだ

ぼくはずっと

防衛省でコストダウン ....
埃っぽい一日が暮れかける
ゆくあてもない想いが影といっしょに夕闇に溶けて行く

ちっぽけな哀しみを手のひらで転がして
ため息にも似たつぶやきを繰り返す

幼い頃母に背を押されるようにして嫌 ....
死は形を持たない
一つの過程があるだけである
死の過程の支流に絡まることにより
私の過程も死と斉唱を始める
誰も呼ばない声がする
誰も来ない足音がする
だが空間が膨大に隔たっていて ....
すべての望みをかなえることができないように
すべてのいのちをいきることができないように
ぼくたちはあるフレームできりとられた風景を生きる

ことばでそれらをデッサンする
どうやったら頭のなか ....
冷戦の冬。一級河川の、草の生えたサイクリングロード。顔のない少年だった僕は、真っ黒な制服を身につける、午後の。淡い光がこぼれる、窓。冬枯れの木立に囲まれる、L字形にゆがんだ路地の、埋め立てられた池のあ .... 音楽に身を委ねて
何もかもを忘れたい
酒に浸り
薬に癒され
痛みを忘れて
快楽に溺れ
前後不覚になり
自分でいられない
哀しみを忘れたい
涙を忘れたい
息などできなくていい
脈も ....
友よ
寂しい時は
お前の声を聴くに限る
お前の命の発露を聴くと
命の燈火がそっと燃え上がる
俺は大丈夫だから
お前はお前の大切なことを片付けて欲しい

運命の中で
お前と出逢った
 ....
どうしても生きなければいけない
光と陰のなかで

どうしても
どうしても

楽に生きなくてはならないのだ
生きていれば
七味を沢山振りかけた
たぬきうどんが食べられる

こっくり ....
絶対零度を維持して推移してゆく君の機嫌は地球の天候を狂わしてしまう
朝食のトーストでさえテーブルの向こう端の原野に追いやられて僕は
親友の結婚式の引き出物のスプーンのようにこの家に居場所のない余計 ....
朽ちてゆく 土の器なのに・・・・もう秋風が吹き始めているのに
汗が流れ落ちてきて 止まることを知らない

スローに ソフトに 歩むことは 当たり前なのに
この国は 何か大切な・・・ いや私達人 ....
たぶん20代のころ東横線都立大学にあった中古レコード店「ハンター」あたりでみつけただろうシングル盤。

1994年に没したハリー・ニルソンの曲。
ジャケットとあいまってとてもキュートな埋もれた名 ....
あの子はいつも笑っている

オジサンなのに子供みたいに笑っている

あの子はいつも見つめている

人の悲しみ 苦しみ 悩みを見つめている

仕事はあまりしないけれど

みんなにどや ....
僕の成分はわがままが70%

君の成分は愛が70%
おっちょこちょいが20%

のこりの10%がきみへの愛しさなのか

うつくしく哀しくひとはいきてゆく
ときに無情に打算にいきてゆくが ....
神話が語らない
占いの及ばない
誰の願いも届かない
遥か遠く
暗く冷たい空白に
在って
在るからこそ放出する
己の核から外へ外へと溢れ
続け 続けて
やがて尽き果てた
非在の残像
 ....
僕は
僕を操作していたボクを殺した
僕の墓場に埋葬した死体は
決して生き返らせることはない

その夜僕は酔っていたのか
口から出てくる死体
スパンコールの衣装に身を包み
光の輪の中で高 ....
まどろみのなか
昭和の夏を漂っていた
モノクロの日差しを浴び
切り取られたジブリ映画の中を
由美かおるが微笑んでいる
蝉しぐれが騒がしく
少年のランニングシャツの白がまぶしい

海で泳 ....
この美しい瞳は
なにも映していないだなんて
どうしても信じられず
指先で触れてみたくなる
取り出してみたくなる
衝動を必死に堪え
悶絶し
のた打ち回り
平静を装って
その目蓋に口吻し ....
僕は継ぎはぎのコラージュ
君は端切れで出来たパッチワーク
お似合いのカップルだと思うのだがどうだろう

僕は季節外れの風車
君は糸を忘れた糸車
似た者同士のような気もするのだが

もう ....
突然現れた
たぬきうどんの幻影がぼくを襲う
少年の頃に食べたきり
ご無沙汰していた
きつねうどんではどうも具合が悪い
コクリとした胡麻油の揚げ玉でなくてはならないのだ
ほうれん草と鳴門巻き ....
ひだかたけしさんのおすすめリスト(7765)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
思い出すたび美しくなる人を愛する君と見ている朝陽- 北大路京 ...短歌316-7-19
この話いますることじゃなかったな伸びつづけてるカップラーメン- 北大路京 ...短歌416-7-19
OKを横から見れば仰向けで寝ているように見える_あかちゃん- 北大路京 ...短歌116-7-19
愛することが身近であれば- 吉岡ペペ ...自由詩316-7-19
時計- レタス自由詩616-7-19
朴訥な調べ- 吉岡ペペ ...自由詩116-7-19
詩人のイメージ- 星丘涙自由詩7*16-7-18
猫だった頃- 梅昆布茶自由詩916-7-18
蹂躙- 吉岡ペペ ...自由詩216-7-18
卑文- 梅昆布茶自由詩516-7-18
帰路- レタス自由詩716-7-17
誰も知らない部屋で- 吉岡ペペ ...自由詩616-7-17
夕暮れ2- 梅昆布茶自由詩816-7-16
望郷- 葉leaf自由詩116-7-16
デッサン- 梅昆布茶自由詩216-7-16
THE_COLD_WAR- 天才詩人自由詩2*16-7-16
ワタシノキモチ- 坂本瞳子自由詩1*16-7-16
友よ- レタス自由詩216-7-16
たぬきのしっぽ- レタス自由詩216-7-16
モノトーンな朝に- 梅昆布茶自由詩716-7-15
疾走する夏- 星丘涙自由詩3*16-7-14
子犬の歌- 梅昆布茶散文(批評 ...416-7-13
あの子- 星丘涙自由詩5*16-7-13
僕の成分表- 梅昆布茶自由詩416-7-13
星は美しく滅ぶ- ただのみ ...自由詩11*16-7-13
亡霊- イナエ自由詩6*16-7-12
昭和の夏- 星丘涙自由詩7*16-7-11
愛狂しい- 坂本瞳子自由詩2*16-7-10
僕たちのために- 梅昆布茶自由詩1216-7-10
幻想食- レタス自由詩316-7-9

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