大きく裂けた口のある白い顔で笑い
煌びやかな衣を纏った記号が宙を行き交う
吊るされた語彙は真夜中の死体のように重く
暗い羅列が濁点だらけの股間にあった

大好きなキミの瞳を輝かせたいから、
 ....
いまひとつ燭光が足らんのじゃないか
どれくらいと返事の代わりに訊かれ
冷めた皮膚が
透ける
はらり

吹き消してもっと
ください言ってトランク潰し倒れ臥し
吸いつくす限り
風に焼けた ....
欲が出て限が無いが
放てば
満ちる
と思い
自分をなぐさめる



不安がわいて限が無いが
放てば
満ちる
と思い
自分をなぐさめる



限が無いことばかりだが
 ....
一秒ずつ古くなっていく
と同時に新しくなっていく私
自らの光に
自らの闇を
照らされて
 
 よく冷えた琥珀のワイン
 オイルサーディンで作った
 新玉ねぎとトマトのサラダをつまみながら
 扇風機で乾かす洗い髪

 遅い梅雨の訪れ
 濃すぎる緑の広さ
 軽い頭痛におそわれ ....
 

快晴の青空に
真っ黒なちいさな穴がみえる
なになのかは
わからないけれど
細胞が怯えているのは感じる
けれど
なにを対処できるわけもなく
時はただただ過ぎてゆくだけ

 ....
バッカだなぁ
永遠なんて
ありっこないじゃないか

忘れられない永遠みたいな約束を
かたくなに憶え込んでしまって
そうじゃなくなった罪を
嘘みたいだと詰るくちびるわずかにふる ....
「あ」と言って
「あ」と伝わらない
孤独は人にある故に
人は持っているんだ
愛する力を



さまざまな存在と共に在る
孤独ではない私の
友だちと仏さんたち
銀の指輪と植物たち ....
挙動不審でも怯えていたわけでもない
ただ少しだけ、自分自身から離脱したような感覚があっただけだ

道を歩いていたら、おばさんに声をかけられた、どこの方?
僕は、なぜ、人に声をかけられると、妙に ....
あの時の面白くないあの映画自分の中で花開かない

恋愛の映画とドラマ好きで見る現実離れした世界観

朗読の上手いあなたは読書好き臨場感を高める方法

芝居見る舞台の上で繰り広げられる恋愛模 ....
 日は長く 妙に生暖かい風が出て
 濡れながら歩く大通りを
 脇道へ逸れると
 連なる飲み屋や風俗店看板

 そこに女が居るのをみた

 薄いスカートは
 夏がとっくに通りすぎた様に
 ....
論理的には全世界が自分の名前になるということが理解できるか?
(イアン・ワトスン『乳のごとききみの血潮』野村芳夫訳)


ほかにいかなるしるしありや?
(コードウェイナー・スミス『スキャナー ....
彼には、入れ墨があった。
革ジャンの下に無地の白いTシャツ。
ぼくを見るな。
ぼくじゃだめだと思った。
若いコなら、ほかにもいる。
ぼくはブサイクだから。
でも、彼は、ぼくを選んだ。 ....
それにしても、『マールボロ。』、


 いまだにみんながきみの愛について語ることをしないのは、いったいどうしたことなのだろう。
(リルケ『マルテの手記』高安国世訳)


誰もが持っている ....
土留色のナイショが蠢いている
秘めごとを沢山食べて大きくなった
巨大な海鼠にも似たナイショが床を這う
ナイショの匂いは潮風のようだった

こんなに丸々と育ってしまったら
きっといつかバレて ....
光る風に戦ぐ影を
みつめる
君は
遠い心音に
魂を澄ます

 ※ 戦ぐ=そよぐ



迷子の魂を
導いてくれる
君の円らな瞳は
深く澄んで
宙を宿す
何をしても
何もしなくても
ハッピーならそれでいい

どんな一日だったか
色んなことがあった一日

例え嫌なことがあっても
ハッピーで包み込む

何かをすれば
ハッピーになれるよ ....
こわがる
ということは
ある場合では
必要なことだ
生きのびるために



悪い時もあれば
いい時もある
こんなもんだけれど
無駄ではない
味わえば



いいね
 ....
 雨は詩歌。
 雨はメタファー。
 雨はわたし。



  散文の海へ8

 夏休みに入った。
 家族連れでにぎわうビーチは、まるでキャンプ場のテント村みたいだ。ビーチパラソルなんて ....
太平洋が反射した灰青色の空から
雨は音も立てず降りてくる
寒冷紗のようにふわりと
海を見下ろす緑豊かな岬は
優しい雨に包まれ白く霞む

草を食んでいた岬馬の澄んだ瞳
雷光を映して光り
 ....
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◯●●●●◯●●●●◯●●●◯●●●●●◯●●●●◯●●●●●●◯●●◯●●●●
◯●●●●●●◯●●●◯●●●● ....
光深ければ
影も深い
こころ深くして
罪深く
愛する
ある詩人が言った
「争いは無くならない」
私もそう思う
何万年もの
歴史が証明している



ヒトは
悲しい
生きもの でも
ヒトは
愛を願う生きもの
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●●●◯●●●●

●●●●◯●●●
●●●●●◯●●●●

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 ....
魂の過程だ
魂という命は
この体を借りている
こころが色々とこころする
私というひとつの命





果実
種と
続いてきて現在



小鬼の私は
銀河の岸で ....
この胸の空だ
空の青さは
魂の深さと
永遠性
永遠という果実



つきつめると
こころに行きあたる
だからこそ
手を合わせて
ありがとうと言う



一喜一憂すれ ....
 私の周囲にあったものは、すべて私と同一の素材、惨めな一種の苦しみによってできていた。私の外の世界も、非常に醜かった。テーブルの上のあのきたないコップも、鏡の褐色の汚点も、マドレーヌのエプロンも、マダ .... 恐怖は
人を
不自由にする
悲しみの
根源ですね



その対象に
とらわれた
こころを
解放してやることだ
どうでもいいよ、と



どうでもよくない
というの ....
若葉の頃を
誰かが緑色の世界だと
言ったのが聞こえた

緑色の世界という名前
悪くはないと思った

癒やしの緑色
安心感があり
過ごしやすさ滲み出る

清々しい気持ちいい世界
 ....
 雨は詩歌。
 雨はメタファー。
 雨はわたし。


   散文の海へ4

 北のはしのトイレは風通しがわるく蚊の住処だった。
 蚊にとって海水浴場のトイレほど、衣食住に満ちた住処はな ....
ひだかたけしさんのおすすめリスト(7663)
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停電期- soft_machine自由詩624-6-21
※五行歌_六首「零の産声」- こしごえ自由詩9*24-6-21
※五行歌「と同時に新しくなっていく私」- こしごえ自由詩8*24-6-20
潮汐- リリー自由詩8*24-6-19
破急- 秋葉竹自由詩324-6-19
叫ばないなら永遠なんてない- 秋葉竹自由詩124-6-18
※五行歌_三首「孤独だけれど孤独ではない」- こしごえ自由詩6*24-6-18
安らぎの坂道- 陽向(2 ...自由詩724-6-17
恋愛- 夏川ゆう短歌224-6-17
翠雨- リリー自由詩5*24-6-16
Ommadawn。- 田中宏輔自由詩6*24-6-16
マールボロ。__- 田中宏輔自由詩13*24-6-16
Cut_The_Cake。- 田中宏輔自由詩6*24-6-16
ナイショ- atsuchan69自由詩12*24-6-16
【映画「シン・ウルトラマン」と_米津玄師さんと_みんなへ_五 ...- こしごえ自由詩4*24-6-15
ハッピー- 夏川ゆう自由詩324-6-14
※五行歌_三首「ありがてえこってす」- こしごえ自由詩4*24-6-14
詩小説『雨の日の猫は眠りたい』その3。+あとがき- たま自由詩624-6-13
海岸線の果てに- ヒロセマ ...自由詩9*24-6-13
●●●●●- 田中宏輔自由詩5*24-6-12
※五行歌「罪深く_愛する」- こしごえ自由詩3*24-6-12
※五行歌_二首「愛を願う生きもの」- こしごえ自由詩3*24-6-12
●●●●◯●●●- 田中宏輔自由詩5*24-6-11
※五行歌_三首「星の亡骸に_歌を歌っている」- こしごえ自由詩4*24-6-10
※五行歌_六首「帰る場所は_どこか_愛」- こしごえ自由詩5*24-6-8
Sat_In_Your_Lap。序文- 田中宏輔自由詩6*24-6-8
※五行歌_六首「どうでもよくない」- こしごえ自由詩5*24-6-8
緑色の世界- 夏川ゆう自由詩524-6-8
詩小説『雨の日の猫は眠りたい』その2。- たま自由詩524-6-8

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