横断歩道の
真ん中辺りで
立ち止まる

逆行が背中に
突き刺さって
立ち止まる

誰にも気付かれず
すれ違っていく

自動販売機の
真横に立って
空を見上げる

夕日が瞳 ....
叔母の葬儀が 教会で始まる  

司祭の語りかける 流暢な言葉に 深い人間愛を感じる

50年前に洗礼を受け 身を捧げて来た叔母の軌跡を 知らずに来た今

聖歌隊の 静かに漂う響きが 信者 ....
もう
遠くに
夏の終わり

かなかなかな
まだ蝉が啼いて
それも幻
十八年間
二人暮らして

子供がいたなら
何か変わった?

かなかなかな
一人で生きていく
こんなに ....
つめたい空がまっすぐに
地上に降り立ち響いている
その響きに応えるために
僕たちはそれぞれの手鏡をそろえた
光が未熟で流動する朝
誰かの唇には鋼鉄が芽吹いている
この建築の群れを貫くに ....
久しぶりに銭湯へ行ったら
私も含めたお客の全員がことごとく
包茎であったことにびっくりして
まるで仮性パーティーじゃないかと
私が思わずそう言ったら
隣の洗い場で髭を剃っていた爺いが
私に ....
天国へは
個々に専用のエレベーターでいく
押せるボタンは最上階のみ
そして
最上階が何階かは昇る人しだい

地獄へはエスカレータでいく
階段の上は人人人
死人で溢れ足の踏み場もない
 ....
優しすぎて何もできないとしても

ひとを平気で傷つけるよりいい

真面目すぎて生きづらくても

それで真理にたどり着ければいい

素直すぎて損ばかりしていたとしても

それで神の御 ....
責任感という言葉、または漢字で書いた字面にどういう印象を持つだろうか?何かお硬いような、厳然とした感じを受けるか、或いは何か正義感や道徳観に通じるものを感じるだろうか。

前回、詩や詩作と責任感や ....
美しいし詩を書きたいと思っていた。しかし、よく考えたら美しいし詩は書けない。それは、責任ある詩は書けないという話の延長上に関係する話かもしれない。

そもそも、美しい詩などあるだろうか?たとえば、 ....
深夜
運だけ頼りに
歩き出した、情熱もなく

黒のスーツを着た
貼り付けられた影たる己を知り

着飾る自由を求め誇る
街を闊歩する人の目、その喧騒に
落ち着かず
夜の静寂に逃げ込む ....
神さまがほんとういらっしゃって
わたしは恋をつらぬいてもよいと
おっしゃっていただけたから
わたしは恋をつらぬきます

その神さまは
たとえばケバい女性占い師の姿をして
この目の前にあら ....
むかし
私は反戦の詩ばかりを書いてました
他人の真似をして
だけど浅い心の底では
平和は水や空気と一緒でした

むかし
反戦詩人だった私も
今は救いようもなく歳を重ねてしまい
ただの ....
埋もれた一粒の麦のことを
考えている

踏み固められた大地から
顔も出せず
根をはることもなく
暗澹とした深い眠りのなかで
郷愁の念を抱いているのか
夏天に輝く手を伸ばし
希望の歌が ....
愛の傷
君も痛みを信じない
ふたりの世界を救ってみせるわ

勘違い
しなくてすんでまだましだ
あたしを好きか聞きそうだったよ


その愛の
結晶となる十字架を
 ....
虚光

ここは詩の果て
何もない
荒涼
くらやみ
なのに、
周りがぼんやり見える
光?嘘?嘘の光
死んだかな俺
酸素あり?ここ
音楽は聞こえるな
うん?人の声?
称名念仏に似 ....
寒波の早朝 小舟を漕ぐように 雪道を唸りながら 前へ前へ

止まると 再発進は容易ではない

吹雪のアイスバーンは スケート走行 あっという間に 後ろ向きになる

風のキツイ橋の上は 歩道 ....
遺体と死体

なんで分けるの

死体は無言劇

遺体は饒舌だとでも言うの

遺体と死体

なんで目を背けるの

遺体と死体

どっちもどっち

遺体と死体

どっち ....
二人で暑いねと言って
河原まで歩いて
サイダー飲みながら
思った以上に美味しいね
とか話した
随分前のことで
空の青や瓶の透明度
それらは覚えているけれど
あなたの顔や
河原までの道 ....
カラスが鳴いてる
何処かで鳴いてる

カラスが鳴いてる
相も変わらない気味のわるい鳴き声で

カラスが鳴いてる
電線の上で鳴いてる
飛びながら鳴いてる

カラスが鳴いてる
車に轢 ....
喧嘩して
言ってはいけないホントを怒鳴り
一瞬凍ってヒビ割れた愛

襟もとに
指を這わせてみだらになれない
狐がコンと啼く指人形

なぜ逢った
思い返してももっと大好き ....
秋の空の
その
一番遠い所で
蒼く揺れていた
あこがれ
片思い

好きだった
だけど
決して
口に出して言わなかった

そばにいるだけで
よかった
それで充分

会って ....
思考 飽和状態
観念世界の住人 ノイローゼ
鳩は挙動不審 ポッポ ポッポ

ハイテンションの後は
ローテンション

疲れたら コーヒータイム
揺れる世界は黙示録

ホットドックにマ ....
秋の夕暮れ
活字食う詩人ひとり
酒を飲む

ああ旨い ああ旨いと
横になる詩人

名月が雲間から
青白く光り
ススキが風に揺れる

秋の夕暮れ
活字食う詩人ひとり
今宵何を思 ....
パッパカパッパカ
お馬が走る
パッパカパッパカ
お馬は走る
お馬とても賢そう
パッパカパッパカ
とっても元気で
人参美味しそうに
食べるお馬さん

ざあざあ
ざあざあ

雨が ....
あたたかい人も、いたよ
やさしい目をしていた

責める人も、いたけど
そんなつまらないものを
書くものはバカだぞ、と
もう、いい加減にしろよ、と
圧倒的なパワーで
わたしを諦めさせ ....
並木道のやわらかな絨毯
ざくざくと二足の靴がふみ鳴らす
転がるように進んでいく

寂しい色したフェンスの影
まるでレースみたいだった

ざわめき

小さな音が重なって騒がしく
虫と ....
  けだもの


ひとの声がする

空がなく
土もない
紙の色の月がうすく照らす
このわづかな世界に

やさしく
神々しく
いつくしみ深く
ひとの声がする

《祈りなさい ....
霧のつぶが
ここらに留まっている

セイダカアワダチソウが
しっ
と立ち尽くしている


秋は秋でさみしいから
オルガンを弾く
幼き
亡き王女に寄せたこころを
いつまでも

 ....
きみとなにかを分け合う様に生きていたいとおもう
からっぽのカゴの自転車のままで自由を走ろう

所有することなしに生きてゆくことも良いのかもしれない
手にするものすべてはさよならをはらんでいるか ....
秋晴れの午後 カメラを下げて ぶらりと 初めての下町へ

坂を上がり 狭い路をぐるぐる ようやく辿り着いた 海に近い丘の上

タイムスリップした様な トタン屋根の集落 周囲の家は新しいのだが  ....
ひだかたけしさんのおすすめリスト(7707)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
トランスルーセント- 1486 106自由詩21+*18-11-2
想いのかけらは_聖歌にのせて- むっちゃ ...自由詩10*18-11-2
障子- 腰国改修自由詩2*18-11-2
冬の訪れ- 葉leaf自由詩318-11-2
いたずら- セガール ...自由詩218-11-1
天の国へ地の獄へ- こたきひ ...自由詩318-11-1
神の目的ために生きたい- あおいみ ...自由詩2*18-11-1
詩と責任- 腰国改修散文(批評 ...3*18-11-1
美しい詩- 腰国改修散文(批評 ...3*18-11-1
ありか- 秋葉竹自由詩518-11-1
神さまのいらっしゃる世界- 立見春香自由詩718-11-1
昔話とその後- こたきひ ...自由詩418-10-31
一粒の麦よ- 帆場蔵人自由詩16*18-10-31
愛の傷- 秋葉竹短歌318-10-31
虚光- 腰国改修自由詩2*18-10-31
雪原の格闘の如く- むっちゃ ...自由詩518-10-31
嫉妬深い神の欠伸- こたきひ ...自由詩318-10-31
ドミノ- 腰国改修自由詩3*18-10-31
カラスが鳴いても帰れない- こたきひ ...自由詩318-10-31
円盤、思い出す_____- 秋葉竹短歌4+18-10-30
あこがれ- ゴデル自由詩6*18-10-30
ハロウィンナイト- あおいみ ...自由詩2*18-10-30
詩人- あおいみ ...自由詩4*18-10-30
- 腰国改修自由詩3*18-10-30
あたたかい人- 立見春香自由詩818-10-30
地面を飾る日- 青の群れ自由詩718-10-29
けだもの・部屋- 石村自由詩29*18-10-29
オルガンの景観- 印あかり自由詩14*18-10-29
きみと- 梅昆布茶自由詩1418-10-29
ひっそりと_過ぎ行く光- むっちゃ ...自由詩8*18-10-28

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232 233 234 235 236 237 238 239 240 241 242 243 244 245 246 247 248 249 250 251 252 253 254 255 256 257