目隠しされてる
死への道

いきなり出会う
そのしるし

飛ぶか落ちるか
光か闇か



知らずにまたぐ
見えない線

あるいは時に
知りつつまたぐ

見えな ....
指の先には爪が伸びる
それは
人も獣の証なんだろう

指の先に爪が伸びると
たいがいの男はほっとけなくて
爪切りを探し切ってしまうのに

たいがいの女が
やわらかい指の先に爪を綺麗に ....
疲れた心のためにインスタントコーヒーを一杯いれる

僕は悲鳴こそあげないが
なんだかいつもテンパっている

60〜70年代に掲げた自由ってなんだったのだろう

敵はいないし仲間もいない
 ....
羽根が刺せなくなるくらいの背中の凝りの
緊張感を羽ばたかせながら
血流の問題を即毒スルーさせて流す本物の入れ替えた血の値色

何の為に生きるなんて地球は伝えてない
きっと
ベースに滞りなく ....
神様 私は悲しみと向き合っているだろうか

絵具で押し当てた灰色の空に ギラギラと鱗が生える

その日の空自身が自ら仰ぎ泳ぐように

時間を動いて泳いでいる

ぐだりぐだり

片足 ....
拍手も喝采もなく
ただ過ぎていく日々

日常の暖炉に火はなくて
冷めていく体温
暖炉に火が欲しい
見えないものも温めたくて

最初の出会いは
最期の別れに繋がり
その間に
蔦のよ ....
震え、祈り、破れた、心で、声は生きたがっているように聴こえます。艶めかしい雲の色は、ふたつの虹が、絡み合い、混ざり合った生き方です。なにも捧げない、他人任せの希望、ただ生きるために、悲しみに汚れる .... 朝だ 頬に
柔らかい寝息がおちる
木々の揺らぎ
僕たちの日々も老いていく

なめらかに熱い 夜を仕舞い
看板を出すように服をきて
ざらざらと 今日が膨らみはじめる

ビルに 街に ....
めざめると同時に 自由の女神になっていた
すっくと立ち 右手を挙げ 情熱の象徴を高らかに天に示し
頭の中に声が響いていた「走れ!」

いや、ちょっと待て 忘れられないぢぁないか あの家の ....
三線 半鐘 笛 の音
  三線 半鐘 笛 の音


  色とりどりの 風車
  赤花黄花 揺らされて
  色とりどりの 風車
  九月の風に 回されて

  可愛い頬を 撫でられ ....
やっつまわってうまれどしには
かざぐるまであそびます
ずっとずっとむかしから
そういうことになっております

まごたちが
ほうぼうさがしあるいてくれましたが
あいにく
アメリカいろの
 ....
アルツハイマーの魂が
何度も「部屋」から
抜け出してしまうので
管理者はとても困っていました

そこで
ベテランの僕に
彼女を「部屋」から出さないようにと
指示がありました

僕は ....
寝台の上で瀬死に横たわっていた
虫のように息をしている

何人も神にも仏にもなれない
死人にしかなれない
死人にしかなれない

死人以外になれない

冬の夜は寒くて
冬の明かりは冷 ....
シルエットは幻想を
発たせる

砂丘をゆく
裸体

寝返り
振り返る未来

 ザクッ、ザクッ…

足跡のない過去
感化されようとは
思わないが

あの目は純粋なのです

どんな幸福を
謳う人のそれよりも

憑かれた目
ててんたたん ととんつてん
きしゃ はしってる

ててんたたん ととんつてん
きしゃっていうか きしゃじゃないの

それくらいは しってるし

でんしゃれっしゃ れっしゃでんしゃ

 ....
山に登っている
高い高い山に登っている
一人じゃない
みんな登っている

上は曇っていて見えない
下は歩いてきた道がそのまま崖になる
登る 登る 登る
歩き続けなければならない

 ....
茜色の雲から
茜色が抜けていくのを眺めていた
わずかの間に光を失い
灰色の雲に戻っていく

その色を目に焼き付けて
覚えておこうと思ったのに
ほんの少し
視線をそらせただけで
もう  ....
隣で女は濁音立てて鼾をかいている
ついさっきまで
愛しい人も発情すれば夜中に哭いてやたら煩かったのに
事が終われば
疲れて眠ってしまったんだろう
だけど
事が終わっても
男は眠れなくてぼ ....
その木製の寝台はきっと
幾度もさびしい月夜と寒波を迎えつづけて来たがゆえ
あの月の桂と同様のものに変質してしまったに違いありません
その柔かな布団はとうとう彼女の豊かな乳房となって
ぼくという ....
月見草のいちりんは、首をかしげて、

何を見るのだろう。
何を見ると思う?

それは、月の影。
 心の音。

砥石にかけられた、街のかけら。

──知っている?
死は、前からはや ....
修学旅行で長野の永平寺に行った
若い坊さんが
俺たちのホストだった

晩御飯を食う前に
「いただきます。」
て何をいただくか知ってるか
奴は得意げにそう言った

そんなネタ俺は知って ....
冬夕焼湖底に街の沈む音

鰓呼吸忘れ神楽に舞忘れ

薄明の空の淵より捕鯨船

身籠れる長鬚鯨の尾の重さ

子鯨に親鯨添う成層圏

魚影から涙一滴雪月夜

雪積もる東京ロンドンニ ....
とつぜんですが、
狂ってしまったんだ

人生の歯車

その人にあってしまい
その夜を境に
とも言えるけど、
本当に狂いだしたのかな?

人生の歯車

それ
わかんないよね ....
  静かさ


静かさ、といふ音があると思ひます。

秋の夜長、しをれかけた百合を見ながら
静かさに耳を傾けます。



{引用=(二〇一八年十一月八日)}



 ....
最近、寂しいところが少なくなった

宅地開発が進み畑はなくなり
無人化した団地は壊され
樹木は切り倒され、インフラ工事は進み
ホームセンター、リゾート・ラドンセンター、
24時間営業の店、 ....
ゆび先が追う雲……
あの空には、レモン色のなにかがまじっているにちがいない。
 かすかな酸味にみちて。

ゆれる線譜のうえを、
つらなる音がながれていく。
 それぞれの音が、それぞれの頂点 ....
白い顔、しながら
君を探すんだけど

君の顔が見えない
強い雨が目を刺すから
くぐり抜けた街の汚れは
とりかえることもない
白いカッターシャツを
汚し続けているんだ

ため息を ....
殺戮と破壊、 
そして破滅を繰り返しても
学ぶことのない人類
誰しも魂を病んでいる
ひとり残らず

しかし、それに気付かない
現実の狂気の中、
嘆きと涙と血に塗り固められ
暮れてゆく ....
ごめん。
嘘ついていました。

恥にまみれた人生を、送って来ました。

なにもカッコつけたいわけじゃなく、
じゃなく、
とてもカッコをつけたいの。

だって、生きて、

なんのた ....
ひだかたけしさんのおすすめリスト(7761)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
胸騒ぎ- シホ.N自由詩118-12-4
指の先には爪が伸びるから- こたきひ ...自由詩318-12-4
インスタントコーヒー- 梅昆布茶自由詩1118-12-3
飛翔血- 朝焼彩茜 ...自由詩418-12-3
鱗が泳ぎ_悲しみを研ぐ- 朝焼彩茜 ...自由詩318-12-2
街路樹の枯れ落ち葉- こたきひ ...自由詩318-12-2
静かに沈む- 秋葉竹自由詩618-12-2
ざらざら- はるな自由詩318-12-1
よしっ。いや、ちょっと_マテ。____- るるりら自由詩14*18-12-1
花の風車(カジマヤー)- AB(な ...自由詩4*18-11-30
風色の記憶- AB(な ...自由詩2*18-11-30
部屋- ゴデル自由詩3*18-11-30
冬の夜は- こたきひ ...自由詩418-11-30
通り過ぎる幻影- ナンモナ ...自由詩4*18-11-29
感化- ナンモナ ...自由詩5*18-11-29
きしゃ- 自由詩218-11-29
登山- 小卒自由詩118-11-28
茜色の雲- Lucy自由詩12*18-11-28
濁音のない日々- こたきひ ...自由詩118-11-28
垂乳根の月- 本田憲嵩自由詩718-11-28
(無題)- la_feminite_ ...自由詩3*18-11-27
いただきますの永平寺- ゴデル自由詩5+*18-11-26
鯨雪- 一刀斎嘉 ...俳句3*18-11-25
人生をかたる- 立見春香自由詩518-11-25
静かさ/窓/祈り- 石村自由詩23*18-11-25
寂しいところ- あおいみ ...自由詩818-11-24
- la_feminite_ ...自由詩4*18-11-23
白いうた- 秋葉竹自由詩818-11-23
現実の狂気- あおいみ ...自由詩418-11-23
ラッパ(ごめん。嘘ついてました。)- 犬絵自由詩818-11-23

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