念仏のかわり自由律俳句書く

夜が明けたら雨はあがっていた

やっと目が覚めてやっと朝食とる

今朝も妻は自作の歌うたっている

苛々として己の病気を恨む

一生懸命だらだ ....
 今、明日のしごとのプレッシャーからか、心が不安、安定していないので、ともかく日記を書いて、頭を整理して、次いで副産物として、心が安定すればいいと考えた。私は相当の臆病者なのである。そして、不安か .... ふたりで歩いても寒すぎる

ひさびさ湯船で本を読む

稲垣足穂読んで頭が苦しくなってきた

剃刀で剃りすぎた顎が痛い

錠剤飲んでここちよくなって眠るのみ

妻の歌の周りに ....
二〇一九年一月一日 「ウルトラQ」


 元旦からひとりぼっち。ウルトラQのDVDを見てすごす。やっぱり、ウルトラQの出来はすばらしい。ちくわを肴に、コンビニで買ったハイボールも2杯のんで、いい ....
 探り吹き

小さな羽根飾りが付いた
中折れ帽子のヒデキさんは
ハーモニカ歴六十年だ

楽譜は読まずにメロディーを
口で探って覚えていくから
僕は探り吹きだ、と言って笑う

特別養 ....
時には
空っぽの 胸
ひとつたたずむ
けれど思い出せば
宙に星々が光り始める




{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
細く
細かい
光線を
縫い通すような
風が
白日の
一月の
男を
一人
死なそうとしていた


カクシンは
カクシンに
届かないことに うろ たえ


永遠と ....
針を飲む夢を見ましたチクチクと

血管が爆ぜそうなのだと思います

寒いから縮んで伸びてを繰り返し

キープ君キープさんでもボトルなし

女のみならずや生理的に無理

岩穿て何年越 ....
間食なんてほとんどしないのに
今夜は無性にチョコレートが食べたい
なにがあったわけでもないのに
ただただ板チョコを貪りたい
こんな気持ちなったのは初めてで
どうしたらいいのかも分からないほど ....
 五年ほど前であろうか、私は銃を返納した。煩雑な更新手続きと、年に一度の警察の自宅検査。そして銃という凶器になり得る道具とその弾薬。それらの管理だけならまだしも、わずか三ヵ月の猟期と少ない獲物。それら .... 雑然と立ち止まる地

夜には目覚め

朝には忘れてしまう

記録したはずの/瞬間

       径路/不覚
寒さに囚われて

思いだすこともない言葉たち




 ....
─まいにちうまれるものたちが
─まいにちしんでゆく

眠り、浅い夢からさめたような春の予感のする少しつめたい風が、名付けられているはずなのに誰も名前を知らない雑草の頭を、さあー、と撫でてゆく放課 ....
人の人の波が群れが
皆ぞれぞれの方角を向き
時々それが出逢い擦れ合い
火花を目映く飛ばしても
漁火の夢のようにすぐ消えてしまう

僕は一人だ
この人群れの中にいて
砂漠の深淵のような
 ....
一人暮らしも板についてきて
仕事もやっと落ちついてきたある朝
キッチンで水道の蛇口を捻ると祖母がにゅるにゅる出てきた
都会の水道はとうとう水のかわりに二親等が供給されるようになったのか
なんて ....
お空は言った
これも必然よと
花は散って実る
命に従い私は
善く生きたい




{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
二〇一八年十三月一日 「記憶」


 感情の発展過程で、ある点以上には絶対成長しない人がある。かれら
は、セックスの相手と、ふつうの気楽で自由な、そしてギブ・アンド・
テイクの関係をほん ....
嘘が本当を含んでいた

感情論に任せた自らを責めても
雪は降り積もる

白い世界に
雑言ぽつり

(この雪が根雪になればいいのに)

嘘に蓋をして
忘れた頃に芽吹く
泥にまみれ ....
物はかたちに応じてもちうべし人も同様なり

魂魄は困難を内包している
詩人は血を吐かない程度の筆圧で

如才のない道化師は盛り上がりの
緩急などばかり考えているが

誰にも優しくなれな ....
二〇一八年十二月一日 「詩」


 若いときに書いたものを、文学極道の詩投稿掲示板に投稿した。30代だったろうか。はてさて40代か。ぼくは、自分のすべての作品を一つのストーリーにまとめよ ....
生きていたらね
冬を越えて
桜を
見よう
光と共に




{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
雪くもり一枚厚着のクリスマス
唐揚げ買って恵比寿で家路
{引用=ひえびえとする
部屋の冬
ふゆとよぶものか
ぶるぶる
ふるえながら
つめたくなる
部屋のなかで
るびを
ふり
ながら
ふるえだす
たとええない
わたし

ちぢ ....
梅雨が明けた
夏の
青空に入道雲が
わくわくとしている。
空気の匂いが
夏を知らせる
夏を歌う私の魂
とくんとくんとくんと……
脈打つ

どこかで今
雨は降っている。私の
悲し ....
銀河の岸で
小鬼の私
星の亡骸に
歌を歌う
「さようなら ありがとう」と




{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
笑えないのがいけないのか
笑われることがだめなのか
春の夕陽が斜めに校舎を切り取って
ぽかん、とそこだけ取り残されたような
学童保育の真ん中で
君は三角形に座ってぼくのお迎えを待っていた
 ....
{ルビ理解=ゎゕ}るのは家族と飼い犬それだけの歌をうたふる土人の世界

明日の果て所有非所有無に帰して光りの海ゑ還る{ルビ詩=ぅた}ゐ手

指紋あり声紋ありて{ルビ言=こと}の{ルビ葉紋=はも ....
手のひらにすっぽり
おさまった石
しばらく握りしめていた
握るものがあるだけで
力をぐっと込められた

あなたに渡すと
温かいと言う
返してもらうと
たしかに温かい

わたしの手 ....
愛を知らなかった
愛を知らない僕は
絶望、乾き、寂寥、孤独
に満ちていた
笑うことさえ忘れて
愛のない暗闇を
ひとりで彷徨っていた
この地獄化した世界で
生きてゆけるのは
イザベラ、 ....
冬晴れの
光あふれる
居間にいて
母の背中と
光をわける




{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
さみしい風が背中を押して
私は星空を游ぎたくなる
真冬の澄んだ空気に包まれて
星から星へと旅をする

煌めく星々はシナプスそのもの
繋がり点滅し
やがて内在する宇宙へと導く
内側は外側 ....
ひだかたけしさんのおすすめリスト(7713)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
自由律俳句_2022.01.11(火)- 田中恭平俳句322-1-11
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