野球の音が聴こえる
野球をする音が聴こえてくる
誰もがみんな
胸の中に野球を飼っている
整備の行き届いた市営グラウンドから
夏草の生い茂る河川敷まで
球足の早いゴロが一 二塁間を
抜け ....
仕事だから しんどい事もたくさんあったけど

仕事だから やらなければならない
その思いが 私の心と体の健康を 守ってくれた

空想的な理想主義者だった自分を
現場の人間へと 鍛え上げ ....
極暑日や白きタイルをなほ白く

水道の{ルビ水音=みずおと}沁むる夏日かな

迎え火の宵は哀しも母来れば
 遠イ遠イ雪ノ山
 降リル事ナゾ思ハズニ
 タッタひとりデ ノボルノデス ト

 誰モ ダーレモ
 女ガひとりノボッテイルコトナゾ
 知ラナイノデス ト

 止ンデイタ雪ガマタ
 サ ....
目も悪くはないのに、
しじみ汁をすすった。
みんなきれいに殻を開いていた。
身をすばぶっては、
殻を空の小皿に捨てる。
最後に残った貝は殻が閉じていた。
そうか、お前は先様だったの ....
運命の階段がある
駆け上がるの
転げ落ちるの
滑り台にしちゃえ

人生なんて
華麗なステップ踏んで
踊ってればいいじゃ無い

嫌なことがあったら
可愛い女の子見つけて
スカートの ....
窓覆ふ葉に手加減や撒水に

夏休み登校の列見えぬ朝

蝉時雨煩わしやら嬉しやら

出もせぬに祭りの後の閑けさや
ヨランの情報網は確かなものだった。フランキスたちは、
ヨーゴスラン地区にある旅籠に逗留しているということだった。
アイソニアの騎士はいきり立つ。
「ヨラン、今すぐ乗り込むぞ! 今日こそ決着をつけ ....
アイソニアの騎士は打ちひしがれながら王宮を後にした。
盗賊ヨランが、その横顔を見つめる。
「力を落とされませんように、騎士様」
「いや、俺は力を落としてなどいない。しかし、イリアスはどこにいるの ....
「そのイリアス、今はどこにいるのかな?
 この王宮に来たのはフランキスだけだった。
 今、イリアスはクールラントに捕らわれているのであろう」
ハッジズ・ア・ラ・ガランデは遠くを見るような目で言っ ....
私は最強の召喚士

DPSだって
史上最高値を叩き出し
バハムートを召喚し
大地を火の海にすれば
オーディンが
お前の首を刎ねる

エンジェルがウィンクして
フレイアが愛を語ると
 ....
自作詩「これでいい」

朝は暑くて出勤するのイヤだし
仕事始まったら始まったで酷暑でキツいし
若干気持ち悪くなるし
昼休みなんかもう早退しちゃおうかと思ってた
でも簡単に逃げちゃうのもシャ ....
死んだものたちの魂が集まって/ひとつの声となる/わたしは神を吐き出した/神は罅割れた指先で/日割れた地面を引っ掻いた/川原の石で頭を叩き潰された小魚たち/小魚たち/シジミも/ツブも/死んだものたちの魂 .... 「お前が慌てたとて、何が進展するわけでもあるまい、グーリガン」
「王よ、イリアスはこの度の戦争には関わりありません。
 わたしが救い出さなくてはいけないのです」
「それは先ほども聞いた。それが、 ....
しかし、戦いとは根本的に個人の問題なのかもしれない。
盗賊ヨランは、世の中の巡り合わせは、本来人そのものの
生き方によって左右されるものだと思っていた。
ここにアイソニアの騎士がいる、それ以上の ....
アイソニアの騎士は、ヨランを伴って、
アースランテの首都ハンザガルテに次元跳躍をした。
「また再びこの国へと戻ってきたか……。俺はよほど、
 この土地にがんじがらめであるらしい」

そんなア ....
ほろよいとふ果実酒のあり蝉時雨

朝顔の日毎に新た日の出まえ

夏祭りローカルテレビに観るダンス

淋しがる友連れ立ちて渓の涼
夏空に恨みのような目を向けて、サラダを食す。ひとりの時間。

急な驟雨に雨傘もなく、濡れて走らせる自転車の上。

饒舌な父に合わせて受け答えを。こんな時間はいつまで続く?

食べられる、食 ....
人魚の名前が アリエルだとしたら
膿ばかり見てきた こんなアリエルも 有り得る
膿には 国境はない 
膿には清濁も いっしょくたん
わけることのない暗い世界で
大波小波 ちぢにみだれ ....
「ヨラン、今すぐアースランテの首都へと次元跳躍してくれ!」
アイソニアの騎士はヨランののど元につかみかかりながら言った。
「お、お待ちください! あなたはアースランテにとっても、
 重要な駒なの ....
「本当の{ルビ悪党=ヴィラン}でも良い。俺には、なさなくてはいけないことがある」
「それはそれで良いのでしょう。しかし、エインスベル様も、
 あなたとは違う『なすべきこと』を抱えていると存じます… ....
クールラントやアースランテといった国家の頸木を逃れること、
それが今アイソニアの騎士のなすべきことだった。
そう。戦争がどう転ぶか、といったことなど問題ではない。
今はイリアスの一身だけを案じて ....
迎え火や今なら分かる母の愛

こぼれ種一つ残るる百日草

新芋や竹製蒸器の出番来ぬ

四万十の鮎の塩焼き独り膳

小缶のビールのあてやイチボ焼く
「俺は、祭祀クーラスを葬る」アイソニアの騎士は言った。
イリアスはすでにバルケスの塔にはいない。
オーバ・ニーチェの戦士エイソスからの連絡では、
フランキスとイリアスはアースランテへと向かったと ....
ヤーコンの国家群は十三万の兵士たちを用意していた。
それが、軍国ラゴスへと遠征する。
エイエントスの首領コイノス・ヤー・ガレンは、
祭祀クーラスにクールラントの領土の横断を要請してきた。

 ....
「イリアス様をそんなにも信頼するのは、おすすめ出来ません」
ヨランは苦渋の言葉をは吐き出すように言った。
「なぜだ? 俺がクールラントの敵だからか?」
「そうではありません」

盗賊ヨランは ....
 詰まらない
 
 タワ言を 一人並べて行くだけでも

 やはり詩だと
 
 思うようになった。
 
 
 ノンフィクションの世界

 硝子で仕切った空間に

 一鉢のサ ....
「今、フランキスとイリアスはアースランテに向かっております」
「アースランテだと? 何がそんな行いを引き寄せるのか?」
「祭祀クーラスは、アースランテとの和平を画策しています」
「まさか! クー ....
憤るアイソニアの騎士を、盗賊ヨランは窘めた。
「騎士様、もしやあなたは祭祀クーラスを殺すつもりですか?」
「奴は、剣の切っ先でいくら八つ裂きにしても足りぬ。
 幼いイリアスを誘拐するなど、為政者 ....
アイソニアの騎士は、盗賊ヨランからの情報によって、
イリアスがフランキスの人質にあることを知った。
そして、今はアースランテの国内にいると。
「祭祀クーラスめ、奴は何を考えているのか。

  ....
ひだかたけしさんのおすすめリスト(7719)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
野球- ちぇりこ ...自由詩15*23-7-27
とびっきり- ひろのふ自由詩423-7-27
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雪女- リリー自由詩9*23-7-27
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No.25_G_minor,K.183- 銀薔薇自由詩123-7-25
祭りのあと- けいこ俳句2*23-7-25
アイソニアの騎士、立つ(十五)- 朧月夜自由詩1*23-7-24
アイソニアの騎士、立つ(十四)- 朧月夜自由詩1*23-7-24
アイソニアの騎士、立つ(十三)- 朧月夜自由詩1*23-7-24
婉麗の召喚士- 銀薔薇自由詩1*23-7-24
これでいい- ひろのふ自由詩123-7-24
陽の埋葬- 田中宏輔自由詩5*23-7-24
アイソニアの騎士、立つ(十二)- 朧月夜自由詩1*23-7-23
アイソニアの騎士、立つ(十一)- 朧月夜自由詩1*23-7-23
アイソニアの騎士、立つ(十)- 朧月夜自由詩1*23-7-23
祭りの日- けいこ俳句4*23-7-23
短歌雑詠- 朧月夜短歌4*23-7-22
こんなアリエルも有り得る- るるりら自由詩9*23-7-21
アイソニアの騎士、立つ(九)- 朧月夜自由詩1*23-7-20
アイソニアの騎士、立つ(八)- 朧月夜自由詩1*23-7-20
アイソニアの騎士、立つ(七)- 朧月夜自由詩1*23-7-20
夏の美味- けいこ俳句2*23-7-20
アイソニアの騎士、立つ(六)- 朧月夜自由詩1*23-7-19
アイソニアの騎士、立つ(五)- 朧月夜自由詩1*23-7-19
アイソニアの騎士、立つ(四)- 朧月夜自由詩1*23-7-19
夏の花- リリー自由詩3*23-7-18
アイソニアの騎士、立つ(三)- 朧月夜自由詩1*23-7-18
アイソニアの騎士、立つ(二)- 朧月夜自由詩1*23-7-18
アイソニアの騎士、立つ(一)- 朧月夜自由詩1*23-7-18

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