鬩ぎあう
調べと琥珀の液体に酔いながら
明日を占い
夜の帳に沈んでゆく

漆黒の陰から
死神が頬笑んでいるのを直感した

それでも
恐ろしさは微塵もなくて
親近さを感じ
彼と酒で ....
艶めかしい肌は
指の腹で軽く抑えると
水が溢れ出しそうなほど

貝のように整った形を成した
耳に後ろから息を吹きかけると
肩を竦めて首を傾げる

華奢な爪先の繊細な小指は愛惜しく
食 ....
なんと紅いのだ しゃがんで路をたどる あの夏
潮の香りが漂う蒼い夜に
渦巻く星たちに包まれていた
蘇る遠い記憶を手繰り寄せれば
遠くから潮騒が聞こえてくる
燃え盛る太陽は凍り付き
熱帯夜に線香花火が燃え落ちている
私は水平線 ....
風の吹く丘に立ち
君の帰りを待つ

腰の抜けた生活は辞めて
君のがっしりしたお尻に縋り付いてゆこうとおもう

触ると怒られるが大好きなヒップだし
もう怒った顔が可愛い歳でもないが
それ ....
あぁ…
なんということだ
こんなになってしまって
君は渇ききってしまったんだね
ただ
残された救いは
石綿の包帯に包まれ
没薬の香りと
薔薇に抱かれて
暗い石室に
眼を閉じた
静 ....
正義なき筋肉ばかり太くなる暴力的に飲むプロテイン 筋肉とおんなじように切れてより太く再生しろ赤い糸 神経網が
少しずれて
自己は混沌の
なかに居た

可笑しなことが
次つぎ起こる
時間の前後さえ
あやふやに

脳信号の変電
神経系の情報処理の
あり方による
世界の在 ....
今はラララ
ほんの少しの
幸せに満ちている

優しい彼がいるから
痩せては
枯れて
やがてはブラックホールに
呑み込まれてゆく

そしてパラレルワールドに生まれ変わり
前世の因果を背負い
戸惑い
流れてゆく

せめて
川面を埋め尽くす
花筏に ....
ヤキモチとチーズケーキを焼きながら生き抜く自分を肯定してやる ドーナツの穴だけ食べて痩せたのよ(このあとグーで殴られました) むかしむかし 暗黒の世界に 満月が生まれた
青白く闇を照らし 人は詩を詠むようになった
狼はその光に 遠吠えながら 仲間を呼んだ
満月の夜には 事件が起こり 語り継がれた

むかしむかし 乙 ....
待ち遠しい


白ソックスの
四足歩行で
夏まで
渡れ

日々の汚れが
レールを漱ぎ

雨降る
早く

雨降れ
もういっそ

止まずに

線路を洗う
土砂降りの ....
路上生活者のように毎日が過ぎてゆく
ランボーのように地獄の季節も創出できず
安吾のようにデカダンに遊ぶ余裕も無く
冷たい缶ビールで無聊を凌ぐ

僕の故郷であるペンギン村では
あられちゃんが ....
唇が痛くなるまで接吻とキスの違いを教わる忍者 おかあさん、あなたのいない夏がまた来たよ
そうしていま選挙の時期です
口癖のように歌のように
あなたはいつも
社会貢献できてわたしの人生は幸せよ。
そう、甘ったるく高い声で
誰にも有無を言 ....
何があっても きっと いや たぶん

大丈夫だと思えれば

つらくない


もしかしたら 終わってしまうかもしれないと思うと

眠れないほどかなしい



信じているのは
 ....
濡れるたび知らない人になっていく梅雨前線停滞してる 重過ぎる殻を背負ったカタツムリなにも背負えず逃げ回る僕 化石の森の時計塔
ぼくはここまで来てしまったんだ
青白い大きな蛾がクヌギの蜜を舐めている
静かな夜の帳がこの胸に食い込んで
少年期の動悸を想い出させる
その頃は
当たり前だったおでんの屋台 ....
使われなくなった井戸の底が
モノクロームの記憶を映していた

使われなくなった
フィルムカメラを取り出して
明日は何処に行こうか

錆びれた醤油と漁港のある街へ
釣竿を持って行くのも悪 ....
立小便いつもスムース・クリミナル



気が付けば俺もゾンビで踊ってた



仁王立ち眩さゆえのサングラス



白と黒どっちなんだと詰め寄られ

 ....
恋人と呼べなくなった君と子がシロツメクサの冠を編む 不機嫌なわけに気づいてくれたなら今日が世界の終わりでもいい なにごともなかったように帰る背と火傷しそうな燃え舞う蛍 スーパーカップを平らげて
もう一個食べられそうな
 そんな午後

二歳児がゆくどこまでも
 小石を拾いながら

もう何に怒っていたかも忘れて
落ち着くための珈琲も忘れて
時にバンボを ....
シーソーに独りで座る日が続く(この公園もマンションになる)
ひだかたけしさんのおすすめリスト(7765)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
アニバーサリー- レタス自由詩516-7-9
そこな女- 坂本瞳子自由詩2*16-7-8
日の丸- レタス俳句116-7-8
- レタス俳句116-7-8
思秋期- 星丘涙自由詩4*16-7-8
花形讃歌- 梅昆布茶自由詩316-7-8
木乃伊- レタス自由詩216-7-7
正義なき筋肉ばかり太くなる暴力的に飲むプロテイン- 北大路京 ...短歌1*16-7-7
筋肉とおんなじように切れてより太く再生しろ赤い糸- 北大路京 ...短歌116-7-7
七年目の命- シホ.N自由詩2*16-7-7
友へ- レタス自由詩216-7-6
転生- レタス自由詩2*16-7-6
ヤキモチとチーズケーキを焼きながら生き抜く自分を肯定してやる- 北大路京 ...短歌316-7-4
ドーナツの穴だけ食べて痩せたのよ(このあとグーで殴られました ...- 北大路京 ...短歌316-7-4
満月の物語- 星丘涙自由詩4*16-7-4
雨降る- Lucy自由詩6*16-7-4
新しい地平線- 梅昆布茶自由詩716-7-3
唇が痛くなるまで接吻とキスの違いを教わる忍者- 北大路京 ...短歌216-7-2
がいこつつづり- 田中修子自由詩16+*16-7-2
恋よりも愛よりも- 短角牛自由詩116-7-2
濡れるたび知らない人になっていく梅雨前線停滞してる- 北大路京 ...短歌116-7-1
重過ぎる殻を背負ったカタツムリなにも背負えず逃げ回る僕- 北大路京 ...短歌216-7-1
世情- レタス自由詩416-7-1
休日前- レタス自由詩116-7-1
ジャイケル・マクソン- 木立 悟川柳516-6-29
恋人と呼べなくなった君と子がシロツメクサの冠を編む- 北大路京 ...短歌316-6-29
不機嫌なわけに気づいてくれたなら今日が世界の終わりでもいい- 北大路京 ...短歌116-6-29
なにごともなかったように帰る背と火傷しそうな燃え舞う蛍- 北大路京 ...短歌216-6-29
まあまあかーちゃん- 朝焼彩茜 ...自由詩816-6-29
シーソーに独りで座る日が続く(この公園もマンションになる)- 北大路京 ...短歌316-6-28

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