いっせいにソメイヨシノが笑う夜 花をのせ喜ぶ風が吹き抜ける ツーと紙飛行機曲がり花明り 頻繁に人にであうでもない
この生活にあまり不満はないのだ

ベランダの脇の雑草がどう伸びようと
有る意味僕のそとの世界のできごと

疲れている意識もなるべく解消しようと
優しい母や鬼嫁も ....
          160411

ゲーテがなんか書いているよねと
忘れた記憶が囁くので
要求された色のことかなと
言い飼いス
買われてみたのは
いつの日か
薄い記憶が戦いて
遠い昔 ....
夜桜が続く言い訳も続く にらめっこ好きの女や花月夜 花盛り青信号に気づかない 明日の海には
溶けてしまう
希望や光は
海溝に沈み込んで
もう帰らない

君がこのコミュニティの中で
過ごしてきた時間は
もう戻らないし
違うコミュニティの中で
同じように ....
厚揚げを肴に一杯やろうと思い
小銭入れを握りしめて
商店街へと向かった
近道をしようと団地の公園を横切ろうとしたところ
厚揚げに似た薄茶色のぽってりとした猫がニャァと誘うので
ぼくは猫のあと ....
  ぬるい肩ら、
  いまは{ルビ抱=いだ}きあう
  あたたかな那由多に


  {ルビ細雪=ささめゆき}、
  うす燈り
  耳のなかの馬にのり
  ぬるい肩、はなれていく ....
温かな陽射しを浴びて
細い腕の静脈が
緑色の葉脈となってしまったのは何時のことだろう
そう
苦しみのない世界に来てしまったのだ
父が死に
母が死に
弟が死に
妹が死に
失うものはすで ....
跳び越えた水たまり花咲いている 誰だと言う指の隙間から桜 花びらを浴びて生け贄になります 「思春期」


疎ましく膨らんで
悩ましく弾けて
狂おしく奔って
暑苦しく押し黙って

思春期なのか
四月は変拍子

狼狽える前髪で
躊躇う指先で
彷徨う吐息で
蹌踉め ....
付き合って初めてふたりで観る花 霧吹きのような雨はふかみどり

胸の奥まで吸い込んで

わたしは森になる

しばらくすれば

じゅうぶんに水を含み

耳を傾ける

彼らは

永遠を指し示すこと ....
どれくらい時間が経っただろう
もうずっと
海の見える街で
透明な観覧車に乗り
まわっている

昼間の
高い位置からの眺めにみつけた
泳ぐ船体はすこしずつ南方へ向きを変え
遠ざ ....
エネルギッシュなはずの街を見回しても
私以外は答を導くことが出来ない

時計が回るだけの何の変哲もない日常
下を見ても上を向いても川は流れる

なぜ いないのか
なぜ おまえだけがいない ....
無気力な身を
もてあまし
希薄な日々の
くり返し

空白の過去
かえりみるとも
心にあく穴
不安にかられ

つかみどころのない
液体のような
現在
現実

ペン先から ....
もう二度と歌は歌わない
そう決めたのは
合唱コンクールの練習の時
隣の子がクスッと笑ったから
以来本当に僕は歌を歌わなかった
音楽の時間は口パクで通したし
歌のテストの日はズル休みをした
 ....
知人の見舞いに桃を持っていったが
急に呼吸状態が悪くなったと
面会はできず
桃は連れ帰った

食卓に置いた木箱のふたを開けると
縦にみっつ並んで
桃たちは姉妹のようだ
血色よく尻を ....
母さんと夕食を食べている

母さんは
ポテトサラダの味付けはどう? と聞く

僕は
葛藤の群青が冷却される三辺のFM波が機体
を下降気流へと誘惑してステンレスがベニヤ
板へとバク宙する ....
双子だった祖母方のまたいとこはすこし胸が大きい
潤んだ神秘的な瞳は深くて
同い年なのに
大人に見える
意味深な暗号のように念仏がくりかえされるなか
むかし いっしょに あそんだはず ....
ガタゴトとはいわず
きゅうきゅうと鳴く電車
繊細な指先をもつサラリーマンとか
はこぶ電車
朝早くからごくろうさま

きのうハンカチを落とした女子高生が
あたらしい花柄のハンカチでやは ....
ごはんできたよ と 声をかけても
テレビから離れられないでいる
夜の器に盛られた農場は テーブルの上で
少しずつ ふけていく


ブロッコリーの木に
間違えてよじ登った子豚は
降ろ ....
{画像=141123182108.jpg}
(京葉線東京駅、東京国際フォーラムの朝焼け)





電車にもたれ
風を切る音に身を任せる
いつもは
意識の外に置いている音や揺れ
 ....
{画像=140913144617.jpg}




僕たちはいつも何かに憧れ
僕たちはいつも何かに付き従っていた
特別な何かは空虚な私を満たして
あたかも違う何者かであるように
僕た ....
明日にならなきゃ出来ないコトだらけで
今日を持て余してしまう

蝉が鳴いている
夕立がやって来た

ほつほつと落ちる雫を
木々の葉が受け止めきれず
地を這う水が泣いている

明日に ....
ひだかたけしさんのおすすめリスト(7765)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
いっせいにソメイヨシノが笑う夜- 北大路京 ...俳句116-4-12
花をのせ喜ぶ風が吹き抜ける- 北大路京 ...俳句116-4-12
ツーと紙飛行機曲がり花明り- 北大路京 ...俳句116-4-12
えーと。。- 梅昆布茶自由詩9*16-4-12
色彩論- あおば自由詩2*16-4-11
夜桜が続く言い訳も続く- 北大路京 ...俳句116-4-11
にらめっこ好きの女や花月夜- 北大路京 ...俳句116-4-11
花盛り青信号に気づかない- 北大路京 ...俳句516-4-11
明日の海には- 瑞海自由詩3*16-4-10
夕暮れ- レタス自由詩216-4-10
nayuta- 草野春心自由詩316-4-10
春死なん- レタス自由詩316-4-10
跳び越えた水たまり花咲いている- 北大路京 ...俳句116-4-9
誰だと言う指の隙間から桜- 北大路京 ...俳句316-4-9
花びらを浴びて生け贄になります- 北大路京 ...俳句116-4-9
発条式発泡詩_<1>- nonya自由詩1516-4-9
付き合って初めてふたりで観る花- 北大路京 ...俳句416-4-5
休園日- 自由詩37*16-3-23
観覧車- 自由詩14*16-2-3
おまえだけがいない- 宣井龍人自由詩14*16-1-31
溶解- シホ.N自由詩615-12-14
歌はもう歌わないと決めたけど- 夏美かを ...自由詩37*15-11-25
御見舞- 自由詩28*15-8-11
ポテトサラダと葛藤の群青- 村乃枯草自由詩11*15-8-2
血縁- 自由詩21*15-6-30
通勤電車- 自由詩8*15-6-28
夜の器- あるみ自由詩11*15-2-1
揺れて風を切る _/ _弾丸列車- beebee自由詩22*14-11-23
憧れ_/_私は途方にくれている- beebee自由詩3214-8-31
明日にならなきゃ出来ないコトだらけで 今日を持て余してしま ...- 武富諒太自由詩114-2-22

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