すべてのおすすめ
酒臭いヨッパライ雌ともだちがいないのか俺にもたれて眠る


手放さず握りしめてるコーンスープ吐瀉物の香に似て覗き込む


ついさっき一緒に飲んでいたような雑なタメ口右から左

 ....
小テストカレーが匂う4時限目


給食でポール・モーリア刷り込まれ


犯人をみつけ吊るした学級会


男子女子第4次大戦勃発す


勉強の邪魔するあいつテスト前

 ....
即席のロマンスの跡残さずに冬陽のなかで握る珈琲


休日は黒を身につけバスに乗る猫なで声の断定のがれ


あたたかいときに限って曇り空今夜も星はみないで眠る


珈琲を溢さず ....
夜の車窓灯りが近くトンネルに入ったのだと知る一人旅


先月の世相説く記事下に敷くガス台の上今夜はシチュー


マンドリン弓道着物ユニフォームあふれる朝の上りのホーム


汚 ....
久しぶりの喫茶店
ミルクを静かに落とし
珈琲はかき混ぜない

ここでよく見かけた
カフェラテと勝手に名付けていた猫
唇と歯の間を狭めて息を吸い
呼び寄せるための泣き真似ひとつ

みゃ ....
約束と手帳の枠をはみだした歩み孤独の文字は不揃い


千鳥足で本をかすめて籠る部屋 百五ページの夜に呑まれる


右側を愛し左側を憎む鋏いつもの切れ味はなく


吐瀉物の薫り ....
四分休符の先で缶コーヒーを飲み油のにおいに混ぜた溜息


小説が誘った眠り枝分かれした夢のこと栞に話す


盗まれた時間ふたりの行き先をラベルで示す葡萄酒に酔う


恋という ....
晴れ時々曇りところにより雨の予報のようなことしか書けず


恋愛のペーパードライバー講習のすぐあとに事故の加害者になる


エアリプの逃げ道ふさぐ君がいた顔を知らずに過去形にした
 ....
鉛筆の手紙 未練は消しゴムで消したい雑なセックスばかり


自転車で登り坂ゆく鳴り止まぬ音楽はまだあのソロの前


外れくじ捨てなかったねいつだって話の長い君ありがとう


 ....
正義は危険とする正義を喧伝し顔を見せない思慮深い正義


あざとくも皆の怒りを怒ることで崇拝される パーフェクト・ヒューマン


意地と恥なくなることが怖い君 老人と手を繋いで歩く
 ....
心などないとみんなに言われてた君の寝息に肩を貸す帰路


雨音に崩れてしまう紙の束 泥にとけだす歌をみている


テレビ越しにお怒りのきみ 善良なワタクシの詩をアガメヨという

 ....
遠方の友の笑い声にあわせ 前借りした元気 何日分?


その説教お返しします 若者になにか求めず ワン・ツー・パンチ


一見さん 呼吸のリズム合わせたらいけずが返るへんてこなジャ ....
変わらない車窓の満月 屋根に隠れ電線に切られても金色で


おばちゃんらの吹き出し 押され押し返し 窓からみえる桜眺める


今ここにあなたにいて欲しかった夜 社会問題リツイートす ....
瞬間の光を我が物にする手管 溶け込んで狩るあるがままの美


迷い道 桜が透かす月灯り纏うあなたの影が包んだ


古都めぐり桜をゆらす風ともに疎水をつたい鳥居をくぐる


清流が ....
酒臭い罵声のついでに投げられた雑な励まし まあ聞いとくわ


戦友は ポケットのなかの愛読書 長く履いても疲れない靴


原色のファストフードに声援の記憶重ねるモーニングセット
 ....
物語未満のグチを出しあって一緒に燃やすよく似た黒子


喪失缶 開けても耐える歳でなし 出会い缶とセットで出品


初対面 ブログの言葉もツイートも一度忘れて歩幅合わせる


 ....
花を育ててください
震災直後の喧騒のなか
被災地から届いたこの言葉に
まだうまく向き合えない

花を育てられない言い訳を探して
それを誰かのせいにして
形だけ怒れる言葉の毒に
無駄に時 ....
低い空 誰の祈りと哀れみが誰を殺すか 3月の雨


優しすぎ穏やかすぎてなにもかももって行かれてしまいそうだよ


イーストが具より記憶に残ってる四角いピザと飲みたい珈琲


 ....
五時は減点です誤字は原点です仕事が早く終わらないかな


発音の練習のために作られた第三木曜日の十三日


毒者のみなさまのお気に召すままに言葉ころがすコロネを焦がす


「 ....
切々と語られた悪夢に聞き入り笑いのツボを3つメモした


役作りうまくできそうにない人の言葉が尖り世界を語る


騙し絵のなかに入って階段をのぼり続ける 理解した上で


桁 ....
破らずにれんげに乗せた小籠包 箸で突き吸う唇熱く


ラウンジであけたワインの残り香を求めボタンをふたつ外した


前に行きたくないだけで本当は難しいこと言いたくなくて


 ....
珈琲の温度と苦味醒めて行く秋雨本のページ湿らす


背景をいつでも嘘で固めてる仮面が良く似た仮面を喰らう


興奮が吐いた言葉を集めては雑な信心溜め息の詩神


償いの機会逃 ....
いつのまに内緒話は死語となる 左下がりの枝に梨の実


「信じてる」 秘密のありか探る手で 画面で乾く目を伏せたまま


民族の衣装は乳を隠さない 壁が嫌になり踏み込む裸身

 ....
誰の声? 誰の顔? 覚えられない 自分を責めて塞いで狂気


黒と白 進むためだけの前向きさ求め私は黒に隠れる


訥々とした呟きで始まった歌が絡まり吸い込む涙


大切な人 ....
叶えないでおいたほうがいい願望もある。すべての願望が叶うはずもない。でも、これは叶えないほうがいいと潔く決めることはとても難しい。



叶えないと決めてから、却って自由に展開でき ....
青臭い時代遅れの言葉だとあの日隠したメモ掘り起こす


書に溺れ町に安らぐ溜めきれず流れる玩具ひとつ磨いて


記録され得なかったもの吸うために固く絞ってもっと絞って


透 ....
平日の散歩 みえない境界を侵しみえない迎撃に会う


バールのようなものでこじ開けた栓 闇が溢れて夜がまた来る


行き止まりで掴む鈍器のようなもの 来た道戻る鉛の視線


 ....
期待する答えを外す それだけが性格ブスの烙印の理由?


置き去りにされた記憶とした記憶 独りを選ぶ今とこれから


辻褄のあう自我だけに絞り込む 振り回す鞭はよく手に馴染む

 ....
つるりと逃げ出す言葉は
重心を同じところに留めようとする
こちらの思惑を知っていて
その裏をかくイタズラを仕掛ける
追いかけるとき進む道は
こちらが選んでいるようで
あちらの作戦通りのポイ ....
煎餅の臭いとディーゼルカーの音 男と女がイビキで話す


背比べ ギャラリーいてもいなくても 靴は厚底 踵は浮かす


「セミの今年最初の声を記録せよ」 無理難題を気まぐれに課す
 ....
アラガイsさんの深水遊脚さんおすすめリスト(52)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
帰路の混線- 深水遊脚短歌3*16-12-30
スクールデイズ- 深水遊脚川柳3*16-12-25
ひとり- 深水遊脚短歌3*16-12-2
街路樹の靴音- 深水遊脚短歌1*16-11-20
カフェラテの子ら- 深水遊脚自由詩1*16-9-23
痙攣- 深水遊脚短歌3*16-9-21
Nowhere- 深水遊脚短歌3*16-6-18
さようなら- 深水遊脚短歌2*16-5-28
外れくじ- 深水遊脚短歌2*16-5-21
雑石- 深水遊脚短歌1*16-4-30
そっぽを向く- 深水遊脚短歌3*16-4-25
四月初旬の憂鬱- 深水遊脚短歌2*16-4-3
孤独をこじらせた夜に- 深水遊脚短歌2*16-3-28
桜色の影- 深水遊脚短歌1*16-3-20
応援歌の記憶- 深水遊脚短歌4*16-3-16
ラブストーリー- 深水遊脚短歌1*16-3-15
記念日だけではなく- 深水遊脚自由詩6*16-3-12
悪筆- 深水遊脚短歌1*16-3-11
間違ってますナメてます- 深水遊脚短歌3*16-2-21
嫌われ者の作法- 深水遊脚短歌3*15-10-23
No_Exit- 深水遊脚短歌3*15-10-20
ためいき- 深水遊脚短歌3+*15-9-25
足跡- 深水遊脚短歌4*15-9-13
- 深水遊脚短歌3*15-9-5
備忘録20150903- 深水遊脚散文(批評 ...3*15-9-3
夏の終わりに- 深水遊脚短歌4*15-8-25
平日- 深水遊脚短歌2*15-7-30
溶解- 深水遊脚短歌2*15-7-26
包み込む手のひらから- 深水遊脚自由詩5+*15-7-7
セで始まってスで終わる- 深水遊脚短歌2*15-6-24

Home 次へ
1 2 
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する