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ミカは小さな青虫を一匹飼っている
ママがスーパーで買ったキャベツに
それはついていた
ママにお願いして
捨てずに飼うことにした
きれいなアゲハ蝶の幼虫かも知れない と
ミカは思った
....
ヒトとイヌが
並んで歩いている
こんな光景が
朝と夕方にあちこちで見られ
夜
ヒトとイヌは一緒に眠る
遺伝子を未来に運ぶ乗り物として
イキモノはこの世に産まれてきた
だから
....
千年の命をもらえたら
あなたならどうする
千年も生きれたら
どんなすばらしい人生が待っているか
と あなたは思うか
でも
千年も生きたら
あなたの妻も子供も孫も
すべて死んでいくのを見 ....
うつむきかげんに
歩いた
切れ長の目の女の
くびれを考えながら
かつてここに
めくらの女と男が住んだ
アパートがあったと
町の豆腐売りが
教えてくれた
そうだ
どんなところにも
....
JR秋葉原駅の構内の一角に
それはあった
構内といっても
線路の外側のはずれの空き地
駅員も踏み込まない
忘れられた場所
三十年前
ボクは上京したての新入社員
飛び込み営業の話をす ....
その人とあまり話したことはなかった
小さい頃だったから
大人の人と何を話してよいか
わからなかった
車に乗せてやるからと言われて
田舎道をドライブした
当時、車は珍しかった
ドライブ中も ....
かみさまおねがい
どうしてひとはしぬのか
おしえて
かみさまおねがい
どうしてひとはけっこんするのか
おしえて
かみさまおねがい
どうしてひとはこいをするのか
おしえて
....
野原を歩いていた
深い霧の中を
ひとりで歩いていると
子供の頃に飼っていた犬に出会った
犬はうれしそうに
ペロペロと私の手をなめた
野原を歩いていた
私を呼ぶ声がしたので
振り返る ....
見知らぬ地方で
街路樹の道を歩いていた
誰かが私を見ているような気がして
後ろを振り向いたが
誰もいない
南国特有の強い日差しが
こんもりと茂った
緑の街路樹たちを照りつけていた
....
こんな寒い夜に
あなたは遠い所へ行ってしまった
こんな寒い夜に
あなたは誰にもつげず
一人で誰も手の届かない所へ
行ってしまった
あなたが産まれた日
おかあさんは
やさしく微笑んで ....
まちを遠くはなれ
まだらに草がはえた
さびしい砂浜の
海ぞいの道で
わたしはめくらのふりをして
ほどこしをもらった
(ニセめくら)
海から吹きつける風が
砂を舞い上げたが
空は青 ....
恋月 ぴのさんのばんざわ くにおさんおすすめリスト
(11)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
モスラ
-
ばんざわ ...
自由詩
4*
10-7-4
愛犬家
-
ばんざわ ...
自由詩
5*
10-6-19
千年の命
-
ばんざわ ...
自由詩
3*
09-12-31
冬の日
-
ばんざわ ...
自由詩
2*
09-11-15
言葉のない世界2_(秋葉原にて)
-
ばんざわ ...
自由詩
5*
09-9-23
しなそば
-
ばんざわ ...
自由詩
2*
09-8-14
かみさまおねがい
-
ばんざわ ...
自由詩
2*
09-8-1
野原を行く(あるいは脳内の昔の自分に会いに行く)
-
ばんざわ ...
自由詩
3*
09-7-11
見知らぬ地方にて
-
ばんざわ ...
自由詩
7*
09-6-28
こんな寒い夜に
-
ばんざわ ...
自由詩
4*
08-12-6
海辺にて
-
ばんざわ ...
自由詩
5*
08-9-13
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