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生まれたばかりのぼくの情熱よ
何処まで行くのだろう
此処か其処か
いや、何処でもいいんだよ
疑いたいのさ 単にぼくの実存を
そもそも情熱なんか無くたって……
結末は観て仕舞うなよと貴方に怒 ....
其の音楽は開かれたまゝ放置され
本がはばたかす羽も鉄の壁に遮られ
隣の部屋より袋の流れくる
鳥達の床にばら撒かれしさま

僕はいま閉じ込められてゐる

人は死の裾野に生まれて
其のペン ....
詩を燃やせば匂ふ
けぶりが目蓋に絡む
もつと火を強くしやう
指を少しずつ浮かせて

栄華の裏にはきつと
肥溜めに埋ずもれる人々
糞を食ふ人のあればこそ
虹の上で其れを遊ばせて

妖 ....
水色に光るビルの群れを抜けると
松茸を抱へた妖精が待つてゐた
勿体ない喰ひ方をしやがつて

暑い陽に溶け出した妖精は
溝(どぶ)に落ちて汚水に混ざる
おれは秋刀魚が喰ひたくなつた
北大路京介さんの蘆琴さんおすすめリスト(4)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
児童に沸き起こる情熱- 蘆琴自由詩107-12-18
幽閉- 蘆琴自由詩107-8-10
火に包まれ- 蘆琴自由詩307-8-8
妖精- 蘆琴自由詩2+07-8-3

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