大地の詩
武下愛
眠る種の声を聴いて、いたかった。
時を重ねるごとに汚さばかりに目がいってしまっては、生きていけない。
美しさは奥底から、逆算もされない世界で始まる。
鼓動の音、芽吹く瞬間に、溶けていく思考。
命を回す、音がする。
静かに眠りから目覚めて。
自由詩
大地の詩
Copyright
武下愛
2020-11-19 20:32:47