すべてのおすすめ
不意を付く夜更けの{ルビ地震=なゐ}や暮の春

微震あるもクラシック聴く{ルビ春夜=しゅんや}かな

巣立ちし子ライングループ作りけり

雨上がり活きよき真鯛の一夜干し

桜餅よき{ル ....
間食しひねもす籠る花の雨

傘させる写真のブレや菜種梅雨

春雨や庭中なべて雫垂る

春灯の下で根詰むものの本
    春風やわーくきやつぷをかぶりおり



    ふわりわーくきやつぷ水の上春の上
祖母の吾とほく見守る子の巣立ち

満腹やひねもす籠る花の雨

情報源多彩なりけり{ルビ事始=ことはじめ}
{ルビ老若=ろうにゃく}の憩ふ杏の花の下

大根の花の白さよ{ルビ昨夜=よべ}の雨

独り者同士女の花見かな

さくら咲く開花宣言日本一

山の墓今年も来たよ春彼岸
にょきにょきと土筆の坊や川の土手

すみれ草ひしゃげて咲きぬ草の中

林道や天と重なる山桜
頬を打つ風や名のみの春きたり

雨毎に数増しにけり落椿

永らへて無事なる生や四手辛夷

{ルビ三人=みたり}居て一人寡黙や沈丁花
ムスカリのひょっこり此処に{ルビ濃紫=こむらさき}

青ものは間引きの水菜ハムサラダ

{ルビ浅葱=あさぎ}空ぽっかり{ルビ下弦=かげん}の朧月

安堵すや今日で終はりと受験の子

ケ ....
{ルビ蟄居=ちっきょ}して見るものなべて春めきぬ

梅が香や未だ明けやらぬ戸口まで

{ルビ去年=こぞ}植えし{ルビ鬱金香=ちゅーりっぷ}の芽を数へけり

此処に居ます春の小花の声聞こゆ
 ....
ふみを書く陽のさす部屋や春浅し

一斉に上向く蕾白木蓮

豆撒や野良猫追ふて鬼は外

侘助とふ昨日の椿早や落ちて
ここかしこ雪塊光る闇の夜も

蒼空に映えて白梅自生の木

光りさす一箇所のあり冬暮色
じりじりと尾根を這ひゆく冬の雲

ぬかるみを右に左に傘の杖

積雪の朝の足跡小さきもの

雪の日やひねもす花豆ことことと
真夜中にたった独りで酒を飲む 初電話年古る思ひ出語り合ふ

間引菜をあしらふ朝餉明けの春

冬日暮散歩の隣人久しぶり

柑橘の皮干す背ナの冬陽かな

雨上がり雨滴に写る裸木かな

蒼空や身の軽々と布団干す

 ....
{ルビ冬の雷=ふゆのらい}マクドナルドは混んでおり

紙の白寒しインクは北斎の藍

餅の黴削ぐ母在りて台所

冬苺 逢いたい、だなんて今さら

倒れこむ人の音かと しずり雪

空咳 ....
らぁ~! らぁ~! と 叫んだ夜は沈みゆく

静か過ぎて聴こえない

破短調{ルビ奔=はし}る{ルビ宵=よい}に酔う

突破する壁は厚くて泣き濡れた

ドクドクと胸は彼方に飛んでゆく
 ....
真夏日に
ビールもてなす
友の父
自転車のライトが照らす粉雪や

冬の夜は汚れっちまった悲しみに

冬日とて洗濯物は疾く乾き

漱石忌わがはいはまだ猫になれず

傘をさす日も遠くて傘買う冬の日

師走路の道の半ばに ....
手袋を持ってポケットに手を突っ込むの

冬空がゴッホの絵のごと渦巻いて

小雪に現実の時間が追いすがり

玄冬や一歩踏み出す勇気はなく

強風で息もできずに冬駆ける

天邪鬼綿虫と ....
初雪の山並み煙る北の峯

粉雪はぱらぱらぱらと肩に降り

初雪にまたひとたびのイリュージョン

冬ジャケットの汚れて洗濯もできず

湯冷めして体{ルビ顫=ふる}える午前午後三時

 ....
ひたすらに祈る願いや初日の出

あるがまま受くる哀楽{ルビ明=あけ}の春

干し野菜少々漬けて松の内

{ルビ他人=ひと}の顔見ずして正月過ぎにけり

凧上ぐる幼児よちよちうれし気に
 ....
いそいそと{ルビ媼=おうな}は伊勢海老持ち来たり

裏庭の金柑の熟れ告げらるる

音もなく一夜の明けて雪景色

草の道{ルビ一枝=いっし}黄ばめる帰り花

年の瀬や子役の演技にもらひ泣 ....
宝くじ買ふ人の列年の暮

個食には足るる畑の冬野菜

あをあをと葉物野菜や冬の畑

老友のはしゃぎ初雪知らせきぬ

冬の庭樹皮に描かる苔模様

抜きたての冬菜を添ふるサラダかな
 ....
行きゆきて
独り旅路の
白い道

蝉しぐれ
岩の清水を
手にすくう

笠あおぎ
入道雲に
息をつく
いまは無い
おでんの屋台
何処いった

焼き鳥の
匂いが誘う
帰り道

チャルメラは
スピード上げて
走り去る

もつ煮込み
野菜だらけで
吐息つく

コンビニに
行 ....
幼木の真赤き{ルビ熟柿=じゅくし}採らず置く

ひねもすの雨に籠りつ師走入り

城山の森を空きたる{ルビ裸木=らぼく}かな

散り切らぬ枯葉泳がす{ルビ疾風=はやて}かな
新嘗祭歴史の重み深くして

熊穴に入るわたしも休もうか

冬の海名付けるならばマドレーヌ

曇り日がいや増しにする寒さかな

天に上る白鳥のごとこころ消ゆ
神秘色冬の月には魔力が宿り

木星とともに歩むは冬の月

冬の雨降られる前に買い出しへ

小春日の道の遠きは定めとて

白鳥は魂を乗せて夜の空へ

風邪を引き辛い時季にも幸福はあり
愚痴などは言わぬと決めて冬の月

姦しや冬寒の月は上弦で

冬ざれの野には野の想いがあり

乾かない髪に触れて確かめる冬

冬苺口にほおばる我と父

狐火を追いかけてなお過去の時
足元に電気膝掛けなお震え


手足荒る冬場のきつい水仕事


風凍る空の晴れ間は眩しくて


山茶花の香りだになく時は過ぎ


宙天は神秘の趣き冬の宵


木枯らしの吹く ....
ひだかたけしさんの俳句おすすめリスト(324)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
晩春- けいこ俳句1*24-4-25
雨の季語さまざま- けいこ俳句2*24-3-30
わーくきやつぷ- 上川俳句3*24-3-29
愛する者へ- けいこ俳句2*24-3-24
春彼岸- けいこ俳句2*24-3-20
里山の春- けいこ俳句3*24-3-13
春の花にちなんで- けいこ俳句4*24-2-29
パステルカラー- けいこ俳句1*24-2-22
春を待つはな- けいこ俳句3*24-2-11
初春の句- けいこ俳句1*24-2-1
ふゆのひかり- けいこ俳句1*24-1-28
大雪前後の句- けいこ俳句1*24-1-25
酔って候- レタス俳句2*24-1-23
寒の入り- けいこ俳句1*24-1-16
冬の雷- そらの珊 ...俳句3*24-1-15
よるのうた- レタス俳句3*24-1-9
二十歳の想い出- レタス俳句2*24-1-8
つれづれと俳句- おぼろん俳句3*24-1-5
つれづれと俳句- おぼろん俳句2*24-1-4
つれづれと俳句- おぼろん俳句2*24-1-3
新年の句- けいこ俳句1*24-1-2
新春・年の瀬の句- けいこ俳句3*23-12-29
年の暮の句- けいこ俳句5*23-12-20
芭蕉のオマージュ- レタス俳句3*23-12-20
お腹が空いた- レタス俳句5*23-12-19
暮れの情景- けいこ俳句1*23-12-8
つれづれと俳句- おぼろん俳句1*23-12-7
つれづれと俳句- おぼろん俳句2*23-12-5
つれづれと俳句- おぼろん俳句5*23-12-4
つれづれと俳句- おぼろん俳句2*23-12-3

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