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雑草の茂るも良しとし秋の庭

月の出を忘るるほどの非日常

しずく垂る紅葉の枝を潜り抜け

虫しぐれ灯りの消えし退去かな
留守居せる娘の家や冷房裡

秋の昼強き日射しに出でもせず

海峡の眺めさわやか高速道

ひと月ぶり庭の秋草生ひ立てり

秋刀魚買ふ今日の魚は太り気味
神戸までハイウェイ一路秋初め

陰暦の気配覚えぬ秋の季語

我が庭にひとつだになき草の花

{ルビ故郷=ふるさと}の山にも秋の来たるらし
神戸までハイウェイ一路夏の旅

どこだろう夏の高速ドライブウェイ

三日目の神戸の家や冷房裡

玄関の外一歩なる熱射かな
三粒ほど熟れてあじはふ青葡萄

初めての完熟いちじく急ぎ買ふ

フル装備して青柿を消毒す

どの友も傷み抱ふや盆の月
炎昼や果樹に地下水噴射せり

足音でギャーと{ルビ喚=わめ}くや朝の蝉

屋根裏にスズメバチの巣作りけり(季語春)

大手術せし友持ち来ぬうなぎ飯
蔓草の{ルビ畑=はた}の花木を絞めに絞め

夏受診診察までの四時間待ち

塀越しの貸家に白き{ルビ百日紅=さるすべり}

西瓜に塩かけるなといふ眼鏡女医
子と行きし回転寿司や夏祭り

夏祭り検査の予約入りにけり

夏祭り消息絶ゆる{ルビ女=ひと}想ふ

夏受診余談の混ざるゆとりかな
子の帰るまで採らず置くトマトかな

もぎ来たる真赤なトマト喜ぶ子

食卓の寸時の談笑戻り梅雨

夏{ルビ夕餉=ゆうげ}回転ずしの鮮魚かな

{ルビ外国=とつくに}へ戻りゆく子や蝉しぐれ ....
 「旅」にはたった一つしかない。
   自分自身の中へ行くこと。

         ── ライナー・マリア・リルケ





宇宙人地球で蟬になってます 👽

手のひらの生命線 ....
夏空を仰ぐやけふも降らるるか

樹々{ルビ並=な}べて{ルビ草臥=くたび}れてゐし夏の庭

ニアミスの姉と妹の夏帰省

光線の具合よき朝ジニア撮る

にわか雨竿に干したるままにして
 {ルビ花=はな}の{ルビ輪郭=りんかく}は
  {ルビ鋼鉄=こうてつ}のようでなければならぬ 
                                         
       ....
玄関の蚊取り線香{ルビ超=ちょう}ジャンボ

夏バテやパソコンスマホカメラ{ルビ皆=みな}

ご近所さん忘るる程や{ルビ冷房裡=れいぼうり}

担当の{ルビ漢=をとこ}真白き腕の夏

 ....
 You've been thunderstruck
   お前は雷に打たれたんだ

          ── AC/DC








老鶯の声雷にふと揺 ....
 触れることのできるこの時間も
    いつかは終わる

       ── never young beach







何気ない静かな日々に夏陽さす

もう二度と ....
山里の産直カマスいと太し

猫の来ぬ高き{ルビ枝=え}に干すカマスかな

今朝もまた飽かず数ふる茄子の花

きのうまでプラムの接客今日の客
鯛そうめん郷土料理の昼餉かな

冷汁の味噌と魚は地元産

地消地産えひめ米買ふ梅雨さ中

{ルビ小=ち}さき{ルビ枝=え}に長茄子の花{ルビ濃=こ}むらさき
 散歩日和さ
  埃が光ってる

    ── never young beach






夏きざし隣街まで散歩して

挨拶に日傘を上ぐる日和かな

話しかけやすさうな ....
 花は見たい人のために
   いつでも存在する。

      ──アンリ・マティス








屋上に猫駆けあがり夏の空

撃ち合ひに父も子もなし水鉄砲

水鉄砲 ....
 
 ふりむくな ふりむくな
    うしろには夢がない

          ── 寺山修司







紫陽花や今日も明日も通る道 

紫陽花や毎日通るこの家も

 ....
 
 時計の針が前にすすむと「時間」になります。
  後にすすむと「思い出」になります。

          ── 寺山修司





紫陽花に雨近づくや曇り空

もどり来て ....
青柿や傘に雨音ざわざわと

一輪も{ルビ徒花=あだばな}のなき茄子の花

紅梅の梅まるまると砂糖漬け

客の居ぬ夏の温泉ひとりじめ
 笑うか笑わないかは個人差があります。
   その点はご了承下さい。  敬具



 

 真面目な俳句 九句


紫陽花の季節いつものその家も 

紫陽花をもうしばらくに見て ....
 
 涙の跡を指でなぞり
  悲しみに、もう一度ゆけと言う

         ──羊文学






青空をひとつ残して蝶別る

青空の下に別れて蝶ふたつ

風聴いても ....
 愛想がないのはもともと
  説明するのも苦手で

       ── kanekoayano

 




 黒柳徹子(さん) 四句

夏の朝徹子の部屋に来る徹子 🧅🚗

 ....
撮影の許可とる「あ・うん」夏釣場

青葡萄膨らみを増す三房なり

梅雨入りや今朝の雨音閑かなる

培ひし友情絶つや青嵐
 それしかできない
   ごめんねと 書く

       ── 羊文学




夏のバス不審なぼくを皆避ける 🚍

決められずプリンとゼリー混ぜて食ふ 🍮

おっぱいにチップ ....
家守る{ルビ祠=ほこら}と{ルビ三十年=みそとせ}百合の花

開け放つ二階の座敷{ルビ梅雨入=つい}り前

夏空の水面に映る{ルビ水鏡=みずかがみ}

{ルビ老鶯=ろうおう}の鳴き音のあり ....
 気が利くような言葉はいらない
  素晴らしい特別もいらない

       ── Aimer





咲くいのち散るいのちあり揚花火

しじみ蝶花へ花へと色移り

石塀に ....
真夜中の目覚め手製の新茶のむ

常夏の友の写メール{ルビアッパッパ=清涼服}

お待たせと高砂百合の白き群れ

夏の夜や手術なしたる友覚ゆ
ひだかたけしさんの俳句おすすめリスト(307)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
秋の雨- けいこ俳句4*25-9-29
検診で神戸にひと月滞在の顛末- けいこ俳句4*25-9-22
神戸- けいこ俳句4*25-8-31
所用で猛暑の中神戸に- けいこ俳句2*25-8-18
八月- けいこ俳句5*25-8-9
いろいろありまして- けいこ俳句3*25-8-1
これはこれはの句- けいこ俳句5*25-7-29
今日から宇和島牛鬼まつり- けいこ俳句5*25-7-22
実家の夏- けいこ俳句6*25-7-17
永遠たち- 森田拓也俳句9*25-7-15
夏は来ぬ- けいこ俳句7*25-7-11
ぼくのおっぱいは好き?〜二匹目のどじょうはいるか?- 森田拓也俳句15*25-7-9
無人の夏- けいこ俳句4*25-7-4
まぶしい便り- 森田拓也俳句8*25-7-3
そんな日の朝に- 森田拓也俳句7*25-6-30
さかなとやさい- けいこ俳句4*25-6-29
わが町を愛す- けいこ俳句6*25-6-25
散歩日和- 森田拓也俳句11*25-6-24
あいラブユー通信- 森田拓也俳句7*25-6-22
小さな夏の手紙- 森田拓也俳句13*25-6-20
時間の外へ- 森田拓也俳句13*25-6-18
六月の涼- けいこ俳句5*25-6-16
リバーシブル・カウボーイ- 森田拓也俳句10*25-6-14
深呼吸- 森田拓也俳句11*25-6-13
徹子のヘア_〜たまねぎおばさんの日常- 森田拓也俳句7*25-6-13
- けいこ俳句5*25-6-9
ぼくはおっぱいがすき_〜愛ゆえに- 森田拓也俳句17+*25-6-9
梅雨入り- けいこ俳句4*25-6-6
白紙に散る夏- 森田拓也俳句7*25-6-4
梅雨どきに詠む- けいこ俳句2+*25-6-2

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