すべてのおすすめ
最初に好きな色を決める
ほんとはどれでもいいんだけれど
聞かれたら困るから決める
駅までの道のりがいつもより遠くて
それでもいつもより頼もしく見えるから
挨拶ちゃんと言えるかな
ネクタ ....
おはようを言わない朝もある
おやすみに似合わない夜もあれば
留めておきたくない風景もある
鉄塔を怖がる鳥もいる
拾われて来た子のまま育てられた
白と黒、光と闇、どちらの味方もしなかっ ....
パリパリのラスク
粉がこぼれて
僕のスカート汚した
僕のお気に入りのスカート
この地球を産んだという
大層立派なスカート
夜空に翻る
白い足がちらりとのぞく
宇宙の一部も隠してしまう
....
それは彼方からやってきた
アントニオ猪木ってやつだ
とても大きな塊で
サンプラーザでの生誕祭
ぼくは警備員だった
客席通路のまんなかあたり
猪木は全速力で走ってきた
ぼくは猪木とぶつ ....
これは骨
これは皮膚
血もある肉も内臓もある
食べたことはないけど
食べたら美味しいかもしれない
これはぶよぶよ
これはどろどろ
よくわからない生き物で始まった
すぐに名前がつけら ....
イルバ赤坂ラウンジ是枝様
いつもお世話になっております
早速ですが手短にご報告申し上げます
先日の英雄ひよこ脱走の件につきまして
この度は大変ご迷惑をおかけ致しました
まさか一匹に留まら ....
水平線のそこから上は
鳥たちのかつて見た夢で埋め尽くされ
彼らはそこを掻き分けて進まなくてはならない
なので鳥は決して落ちることがない
夢が助けてくれるのだ
もしくはその浮力で
落ちること ....
忘れないために生きているのかもしれない
忘れるために生かされているのかもしれない
知ることは悲しい
知ることは恐ろしい
夜と朝だけがある
あとは私たちが勝手に作り出したものだ
その手をかけ ....
暗い動物には影が出来る
それは四つ足になってはじめてわかること
明るい動物には影は出来ない
トコトコと
トコトコと
死んだ長女の生年月日が思い出せずに私は
区役所でチューインガムの紙を剥い ....
本当は優しい言葉でもかけてあげたいけど
誰よりも覚めた、突き刺すような視線が痛い
テーブルを挟んで座る
手を付けないままのサラダとフォーク
言いたくないなら何も言わなくていい
どんな未来 ....
遠い日の転んだ時に見上げた空
また会えたね
昨日までの口紅が折れて
金床雲の灰色、少し分けて欲しいけど
ああ、元々はあなたの敗北感?
先割れスプーンの哀しさみたいに
何処まで行ってもスプー ....
鏡の前でなら正直になれるよと
その子は涙を拭った
真っ直ぐに見れない目が
ある筈だった日々を引き寄せて
手離せないでいるその指を
ひとつひとつ解しながら
私にだけ教えてくれた気持ちは
も ....
芸術なんてよくわからないけど
愛することぐらいは知ってるつもり
料理は得意じゃないけれど
美味しいかどうかは食べればわかるでしょ?
あなたの悲しみは色を足さなくていい
私に出来る事は安っぽい ....
色の無い景色、風の無い景色が嫌いだった
息を潜めて雨宿りする軒下
一番自分に近い言葉が訪れるひと時
生まれた場所から離れ滴り落ちていく滴を見送り
その向こう側にぼんやりと移ろう情景が
私との ....
ひだかたけしさんの妻咲邦香さんおすすめリスト
(14)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
とりあえずの無糖
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妻咲邦香
自由詩
6*
23-11-2
正午
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妻咲邦香
自由詩
4*
23-10-27
合格
-
妻咲邦香
自由詩
3*
23-10-21
めーとる
-
妻咲邦香
自由詩
4*
23-10-14
してしまう生活
-
妻咲邦香
自由詩
7*
23-10-10
街路樹のある風景
-
妻咲邦香
自由詩
3*
23-10-10
老婆
-
妻咲邦香
自由詩
3
23-2-1
箱庭
-
妻咲邦香
自由詩
5*
21-7-16
空欄
-
妻咲邦香
自由詩
3*
21-4-26
沓掛の小道
-
妻咲邦香
自由詩
7*
21-3-25
黙秘権
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妻咲邦香
自由詩
3*
21-3-23
Diver
-
妻咲邦香
自由詩
3
21-3-3
ハーフパイント
-
妻咲邦香
自由詩
2*
21-3-1
一筆
-
妻咲邦香
自由詩
3*
21-2-23
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