もう止めにしたいんだけれど
花形新次
朝自分で焼いたパンに
いっぱいの具をはさんで
大ぐちを開けて頬張るとき
君は一番輝いている
ボーナスが入って
我慢していた
お気に入りの化粧品を
次から次に買い込むとき
君は一番輝いている
父親に似て
子供がたどたどしくも
はっきりと
下ネタギャグを言うのを
聞くとき
君は一番輝いている
カラオケに行って
はじめからおわりまで
大好きなボンジョヴィだけを
歌い続けるとき
君は一番輝いている
自分の光を消すことになろうとも
ガタガタのポンコツでしかなかったとしても
僕はありったけのチカラを振り絞って
もう少し頑張ることにするよ
僕にはそれしか出来ないからね