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どの道を辿れど、それが正解。
尊き身 自ら望んで 魔になりし
甘ったれ 一度は言わねばなるまいか
こころ分け 無事で済むと思うてか
通じない 何も通じぬ 虚しさよ
言葉ほど 不自由なもの 無きにしや
憎めない どう足掻いても 憎めない
駄目かもな… 弱気になるな それが魔だ
ありがとう 出逢ってくれて ありがとう
どうしても 赦す気はないようですね…
だとしても 私は祈り続 ....
ごめんなさい 追い詰めたのは 私です
ごめんなさい あなたも苦しかったよね
ごめんなさい ごめんなさいとしか言えない
ごめんなさい 心の底から謝ります
ごめんなさい 全ては私の ....
立たなくて 大人のオモチャ 買い漁る
朝立ちも夕立ちもなく 夜立たず
バイアグラ 30度だけ跳ね上がる
ふにゃ魔羅を 何とか入れて 成功す
バイアグラ 腹上死なら 本望か
逆上し 殴られました ボコボコに
おかしいか 独りと一人が共に居る
骸だけ くれればいいよ 独りでも
俺は金持ってトンズラ サヨウナラ
骸すら 遺してやらない お前には
....
戦争か、また戦争か、またなのか
いやですね、やめてください言うわりに
こんなにも頻繁にする好きなのか
ええのんか、ええかええか、ええのんか
何度でも同じところでまた転ぶ
....
眩しくて瞼を不満げに閉じて
末梢を抹消するのを待つとしよう
それ故に故郷の音が即響く
明暗のみえない日々に月の音
l'impromptu 自由律
帽子は本日に相應しい途惑い
偏愛(だ)チープカシオは妥協ではなく
{ルビ時計=Uhr}見る同樣に{ルビ眼鏡= ....
冷酷な奴だよと傍、聞こえてき
彼の何を知っているというのだか
いないとき悪口言う人信じるなと
いないから言うんじゃないか悪口は
対面で言えますか君、悪口を
言ったらばもう ....
入社式先輩風で散る桜
春の雷走って逃げる正義感
風吹けば結局みんな風見鶏
どの道も真っ直ぐ行けば突き当り
つばくらめ旋回すれば小宇宙
春眠と短い祈り新年度
あのときの瞳と見てる鐘の音
あざやかな後悔の色 好きだった
きみの飛ばした靴に落ちていく空
知らない本の中に知らない夏がある
まずスマホ それからテレビ OFFにする
死ぬまでは 生きれるように 今は寝る
悪いのは あなたじゃなくて タイミング
無意識は あなたの味方 いつだって
嫉妬かな 嫉妬なのか ....
触の日に虚実交じりて歌合戦
星光るタンスの奥に猫の国
風の夜メロンの飴を売りに来る
ねじれてる瞳の中のお菓子箱
裁縫を教わる度に消えてゆく
梅雨のこと傷つけ ....
誰もいない町に佇んでいる言葉
つめたさに目覚めた朝の冷めた夢
有限の湯気が光になっていく
ここにない声を再生している風
何もないただ大切な季節だった
悠久のおしりが放つ悠久の屁
青春のなかに月日があるかんじ
三人の月日が春の月になる
煌々とかがやく高校 後光差す
もういらん カタカナ言葉 無味乾燥
恐がるな 先取り不安 甘えだよ
この世は 色んな人いて 面白い
出したもの 好きにしていいよ あなた任せ
怠け者 呼吸だけは してるみたい
掃かれていく埃にも誇りがあった
梅のような苺のような色の飴
雨粒の振りして降ってるちいさな星
幻のように優しい声だった
詩狂句 六十六歳 ボケ防止
あらいやだ そっちじゃないよ 楽な方
ビンゴやる 食中毒当たる 食事会
押し絵だと 教えて欲しい 指先に
デリケート 双子だったか バリケート
左折す ....
消えたきみと花火のまぼろしを見ている
あの歌を思い出している言葉の雨
泣くこともできずに曇るきみのそら
きみの眼差しが世界の全てだった
絵のような明るい窓に君がいる
くすくすとくず湯を飲みながら笑う
雪なんて降らなくてもいい冬がある
おしまいの先で出会った物語
文脈で星を繋げる帰り道
余白のなか 猫がすやすや眠ってる
画用紙に緑でおとうさんを描く
ひまつぶしに雲のかたちで遊んでる
きみの日はきみに出会えた日のことだ
小テストカレーが匂う4時限目
給食でポール・モーリア刷り込まれ
犯人をみつけ吊るした学級会
男子女子第4次大戦勃発す
勉強の邪魔するあいつテスト前
....
文学賞もらって言葉失った
マイナンバーもう刺青にしてしまう
維新から威信なくなりもう異心
"ね"をあげる秋刀魚野菜に手が伸びぬ
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