君が君であるために
新人さん

曖昧に照り輝き

君は照準をなくす

人から言われた言葉で踊り

どこかしこに突入する

子供の頃は

そそのかされて褒められ

大人になってからは

どこまでも自由だ

だが君は知らない

君の本当を誰かが束縛していることを



君は言う

君自身の考えに基づいていると

だが誰がそれを証明できるだろうか

君は今

弾の込められていない空砲を

打ち鳴らしている

君の概念は無価値だ

それは君自身が

そうありたいと願っているから



君よ

本当に自由に羽ばたけ

猛々しく雄々しく

本能を裸の素肌と交換し

高速でこの宇宙を

開け


自由詩 君が君であるために Copyright 新人さん 2017-05-21 01:16:53
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