冷気で顔が痛い
町中のベランダにも
深い冬が来ている

ベランダから見える星
近視の私でも見える星

見惚れて
寒いのに部屋に戻れない

あの人も見ているといいな

勝手な ....
恐るべきは
地球外生命体より
地球内生命体

欲の剥き出し
粘着質な涎が
蜘蛛の巣みたい

その間をすり抜けて
荒野を行く

ただ素朴に生きることが
難しい時代に


{ ....
 近年、日本の現代詩は「衰退した」「読まれなくなった」と繰り返し語られてきた。しかし本稿は、この通念に異議を唱える立場を取る。問題は詩的言語そのものの力の消失ではなく、詩が機能する社会的・制度的な場の .... 私の頭は終わりのないルービックキューブ
ピタッとハマる瞬間を探している

朝起きて、服を着てピタッ
顔洗い、飯食ってピタッ
話して、落ち着いてピタッ

腑に落ちて、納得し続けることで、落 ....
II. You do not know what you are asking.


第Ⅱ章のタイトルは、MATTHEW 20.22 "You do not know what y ....
サンタのふりした
あなたから受け取った腕時計
どこにやってしまったのだろう
大切にしていたはずなのに
いつの間に失くしていた

思い出が胸をノックしている
記憶の断片がチクリと刺さる
 ....
体を洗うのに
ずっと使っている
赤箱の石鹸

気づけばストック切れ
急遽ドラッグストアへ

棚には青箱ばかりで
赤はない

二軒目で
ようやく見つかる

当たり前にあると思う ....
腐った無邪気が口角を上げた
未来をゴミ屑にしようとしている
どこに希望をもてばいい
次から次へと顔を出すモグラに
なす術もなく失望している

間違いだらけの選択が
止められない運命を招く ....
悪夢を見て汗びっしょりで起きた
華が僕の隣で眠っていた
新しい一日がカーテンの向こうを明るくしている
安心して華の香りを嗅いだ

次の瞬間
華は消えた
微かに香りを残して

言葉で表 ....
また失ってしまった
また黒い腹を見られた
そりゃあ怖いよな
誰もいない夜空を仰いだ

夢を見ていた
もやがかかる
溺れるように眠る
息継ぎの途中で
静かな部屋に放り出される
すべて ....
空も大地も冷えきって
天の涙が白く降り積もる頃
森の妖精たちは冬眠をする
気持ちは落ち込まず穏やか

木々が切り倒され
ゴミが廃棄された時の
身が引きちぎれそうな思いを
葉っぱに乗せて ....
先日、都会の真ん中で、空から落ちた星をいただきました。

今年最後のライブに行くため、妹と大阪へ出かけました。
休日が重なり、朝から出かけて、夜のライブまで、大阪をぶらぶらすることにしました。
 ....
どれくらい
長い間
眠っていたんだろう
色々なことが
なくなり
色々なことが
現れた
この世

変わってゆくもの
変わらないもの
変えたくないもの
変えたかったもの
許せない ....
箱舟に頭を下げようと思った朝
本当にそれでいいと思えた朝
いく時間後には打ちひしがれて死を
見つめるやと悟り得て吐いても
ただいまは春の朝で在る平等に花の朝で在る
この清々しさのどこにも偽り ....
刀鍛冶職人が、納得出来る刀を研ぐまでの年数
一本につき、約十年
ネトウヨが、その悪意を吐き散らすまでの秒数
一文字につき、約0.1秒
花火職人が、世界に喜びを届ける作品を完成させるまでの日数
 ....
頭の上から爪先まで
何を求めてるの
これが私の最終形態
あなたには何が見えているの

これ以上捧げようもない
全身全霊
私でいる

あなたの理想なんて知らない
全身全霊
私でいる ....
三丁目二番六号付近の路上に林檎を置いた
いつか君と出会うための魔術だ

御堂筋を渡る、四丁目のあちこちに足跡を残す

南船場四丁目をさらに巡回する

反復は呪われた想いだ
破れた地図の ....
この詩は、題名のみならず、その形式や文体も、また、この詩に引用された詩句のうち、そのいくつかのものも、西脇順三郎によって訳された、T・S・エリオットの『荒地』に依拠して制作されたものである。西脇訳の『 .... 自己紹介でいきなりマウント
返す言葉もない
へえ
それで?
って言いたいけど言えなかった

吐き出せない言葉が
腹の中で消化不良
できれば関わりたくない
自分のコンプレックスが
激 ....
繋がってる 繋がってる 場面と場面が、繋がっている  
一つの映画の中で繋がっている
繋がってる 繋がってる 朝と昼と夜が、繋がっている 
一日の風景の中で繋がっている
繋がってる 繋がってる ....
キレて切ってを繰り返し
私の周りには神も天使も姿を消した
優しげに手を差し伸べてくれるのは
私のように忌み嫌われる悪魔くらい

悪魔の手をとるとどうなるかしら
悪魔にキレたらどうなるかしら ....
どこからでもいい帰ってきて

約束の青い明かりがそろそろの頃

どこからでもいい帰ってきて

山が消えてそろそろ終点


どんなにかほっっとして

どんなにか短い度だって

 ....
朝に聞いた曲
心の目が柔らかく開く

見落としていたもの
忘れていたこと

目玉焼きのカタチに
母が

洗濯したハンカチの色に
父が

リキッドの眉墨には


私の ....
白い壁の汚れが目につく
蛍光灯の光が淡く床に注いでる
整列したソファに座る
他人の名前が呼ばれる時間が流れる

雑誌のページをめくる音がする
咳やくしゃみの音
時々イビキが静けさを破り
 ....
思いを つらぬいていく
大切な悲しみの持つ深さ
この青白い深さ
しんとして
真冬の月のレモン味

思いを つらぬいていく
生きるという思い
生きるという思いを
大事にしたい
真冬の ....
知らないから登れた山
知らないから騙される
知らないから言いなり
知らないから嫌悪する
知らないから攻撃する
知らないから傷つけた
知らないから全然平気
知らないから奪われる

知ら ....
女性は
暴力の何たるかが
わからないのではないか

殴って黙らせたことがあるか
またどのくらい殴ったら
死なせてしまうかとか

そも殴りかかっていい相手なのか
測ったりは?

犯 ....
Dear St.Nicolas,


極北の暮らしも
季節は、
子供たちへの贈り物の準備
そんな 忙しさをましていることと
存じ上げます。

今年の クリスマスの
願い事のリス ....
鏡に映る古びた姿は
草臥れているのに笑う
鏡の向こうに新しい影が現れ
私を手招きしている

常に変化している世界で

見た目から変える
髪型を選ぶ
新しい私が
この身体の中
目覚 ....
クマは洞穴に沈まない
昨日は人間が飼う番犬を食らった
柔らかい内臓の味を覚えた
眠らなくても餌がある
進化系熊が爆誕した

私はうもうに包まれマットレスに沈んだ
昨日愛犬のマロンが死んだ ....
ひだかたけしさんのおすすめリスト(8044)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
星へ祈る- 花野誉自由詩9*25-12-26
Wilderness- 自由詩625-12-26
詩は衰退したのではなく、移動した――日本詩歌ジャンルの制度と ...- atsuchan69散文(批評 ...11+*25-12-26
人生は、終わりなきルービックキューブ- 鏡ミラー ...自由詩5*25-12-26
Notes_on_The_Wasteless_Land.Ⅱ- 田中宏輔 ...自由詩1225-12-25
薄情- 自由詩8*25-12-25
赤箱を探して- 花野誉自由詩12*25-12-24
腐った無邪気- 自由詩425-12-24
心の華- 自由詩8*25-12-23
Screaming- 自由詩725-12-22
森の妖精- 自由詩425-12-21
空から落ちた星をもらった日- 花野誉散文(批評 ...6*25-12-20
湖畔の白い花- 自由詩625-12-20
絶望とは青遠く____蒼薫- エヴァル ...自由詩1425-12-19
無様- 鏡ミラー ...自由詩8+*25-12-19
私は私- 自由詩825-12-19
恋する林檎- atsuchan69自由詩17*25-12-19
Notes_on_the_Wasteless_Land.Ⅰ- 田中宏輔 ...自由詩1425-12-18
コンプレックス- 自由詩525-12-18
全部GO!- 鏡ミラー ...自由詩8*25-12-17
devil_&_me- 自由詩625-12-17
首都高_首都高とあるいは上野___蒼風_薫- エヴァル ...自由詩525-12-16
そこかしこ- 花野誉自由詩18*25-12-16
待合室- 自由詩725-12-16
真冬の月のレモン味_※(音楽付き)- こしごえ自由詩6*25-12-15
知らないから- 自由詩7*25-12-15
釘を刺す- りゅうさ ...自由詩5*25-12-15
〒_HOH_OHO- 月乃 猫自由詩15*25-12-14
イメージチェンジ- 自由詩1025-12-14
死と眠り- 自由詩625-12-13

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