ああ いい気持ち

日の高いうちから
スーパーで買った鰹を炙り
新潟の純米吟醸を冷で飲む

今日はよくやった
早朝から頑張った

夫の用事で
行ったことのない羽曳野市へ

 ....
飲み放題
酒を飲んで
今までの労い
愚痴があれば聴いて
面白おかしくして
笑いあって
時間が来たら
さようなら

どこか羨ましい
別の道を歩むこと
剥がれるように
さようなら
 ....
救急車が先を急いでいる
どこかで誰かが死んだ
それは自分には無関係
そうかも知れないけれど

自分が救急車で運ばれても
どこかで野垂れ死んでも
他人には無関係

関係ないから笑ってる ....
空には羊雲
空の底には私
私のほほにそよ風
そよ風に
無限の光
思い出して
あのまなざし
まなざし深く静か
遠く
遠くて近い

あのまなざしの魂
まなざしの魂と
近くて遠い ....
You & Me
深く潜って
宙返り
上も下もわからなくなるまで

You & Me
太古に還る
ダンダダン
鼓動が波となり岩を砕くまで

You & Me
合わさればumi
 ....
いつから家は家だったのだろう?
(チャイナ・ミエヴィル『クラーケン』下巻・第五部・59、日暮雅通訳)

ドアってやつはいつドアでなくなる?
(ジョン・スラデック『時空とびゲーム』越智道雄訳)
 ....
肌と肌が触れて
気と心が知れた
口移しで人生を伝う
涙なしではいられないよ

お風呂に一緒に入ろう
言葉にならないものの共有
揺れる湯船
ふっとこぼれた笑顔

重なり合う
刹那に ....
道路工事で

職場前の道は渋滞

ブラインド越し見える作業員の人たち

若い人が一人もいない

砂塵と高湿度の靄の中

上下するヘルメット

ドア一枚隔てたこちら側は

 ....
海がつなぐ
まだ知らぬ世界も
流れ流れてやって来る
水か銀か仏か
あらゆるものが
流れ込んで
世界中を巡りゆく

海がつなぐ
あなたと私も
同じ母の魚を食らい
糧か毒か滋養か
 ....
妹の娘は
私に似ている

彼女が産んだ赤ん坊
男前ではないけれど
愛嬌のある顔
知り合いのおっちゃんに
似ている

彼は私を一生懸命見つめてくる
私が何者か分析している

他に ....
着信音
表示された名前に
息を飲んで
恐る恐る応答をタップした
紛れもない
あなたの声

嘘みたいだと言ったら
嘘でーすとふざけてきて
一気に緊張がほどけた

少しも迷いのない
 ....
ケケケケケケケケ
ケケケケケケケケ
ケケケケケケケケ
ケケケケケケケケ
ケケケハレケケケ

一番いい服を着て
お洒落な街へ行く
あなたに会う為に

ハレの日に晴れた
ケを蹴散らし ....
 雑木の密生する土手の外れに
 一本の柳の木が俯いて
 午後の暑熱を滲ませる貯水地の水面を
 のぞき込む
 
 鳥も来ない
 辺りに虫の音の靄る静かさ
 濃い藍藻に覆われた沼底でまだ
 ....
なんだろうなぁ
この感情は

分析すると

遠慮
気後れ
申し訳ない
いたたまれない
もっと役に立ちたい
もっと会いたい

帰り道はいつも

なぜか

幸せな気持ち ....
午前3時
静けさの中
静かに目覚める
これからどうすれば
自分を変えてゆけるだろう

ネット上をどんなに検索しても
その答えはないよ
考えながら朝を迎えた
少しも眠くない

どこ ....
外は破壊の音がする
振動が床に伝わってくる
幼い私は眠る
ずっと幼いままでいられるように

目覚めたら大人になってしまうから
大人は戦争を発す

どうして
ひとを
ころすの
 ....
他人(ひと)の恋路を
邪魔するのは
野暮ってもんだ
その人の恋を
密かに応援しようよ



恋路の闇に
気を付けてね
でも
恋をすると
こころの盲目になっちゃうよね

・ ....
「籠モル化」という言い方はまだ一般化していないが、ここでは詩の現場で見られる閉鎖的な相互評価の力学を指す仮称として用いる。語源は特定のグループに「籠もる」ことを強調した俗称で、少人数の内輪に作風や価値 .... 人柱法(抜粋)

公共施設は、百人収容単位につき一人の人柱を必要とする。
千人を超える公共施設に関しては、二百人収容単位につき
一人の人柱を必要とする。人柱には死刑囚をあてること。  ....
缶ビール片手に
火照った君と
まだ夏の匂いのする
宵の空気

今年もまた一緒に
思い出ひとつ増やす
提灯の灯りが照らす
うなじを見つめていると
不意に振り返る君

当たり前じゃな ....
遠く遠い
悲しみの起源で
生まれた
思いは現在に続き私の
一部を形作っている魂と。合掌

でもね
悲しみを
知っているからこそ
喜びが映えるんだ
とあの人は言ってくれた。合掌

 ....
 日の暮れ早い
 夕ご飯のテーブルに今夜は
 旅先で買った青い陶器の深皿を
 出してみる

 そこへ絹ごし豆腐を半丁のせたら
 白い孤島のようにみえて
 潮風と打ち寄せる波が茫漠とひ ....
網目を伝ってやって来る
放火魔は蟻の行列みたいだ
あちらこちらで炎上してる
気づけば目の前に松明かざす奴がいる

怖がる前に
砂糖水をあげようか
甘い液体の味は
燃やす快感と似ているか ....
 
Curly and honey blond from his mom’s side,
Black eyes from my side,
He looks so gorgeous unde ....
ゼロの終わりが始まりを呼び
始まりの終わりにゼロに戻る
ずっとゼロをなぞっている
今生きてる
それも一度だけ
Y字路での選択を繰り返し
限りないそれを超えては
ゼロ地点に立たされる

 ....
まるで涙の川ね
 ルイ、リバー

わたしの胸に、
水音がせせらぐ

白い河原と、
仄かなことばが残した
透明な軌跡

ひとり、
揺らめく水に姿を映し、
零した、
 哀しみの、 ....
妹とふたり
霧雨のシンフォニーホール

舞台の上はふたり
セピア色の照明に浮かび上がる

息を吸うたび
音が全身に満たされる

長く透き通る高音の波が
眉間を通過し
思わず目 ....
他人(ひと)のことを
悪く言うのは
言った自分も
傷つけてしまう
それでも言うか?



 ※ 五行歌とは、五行で書く 詩歌のことです。
宝を守ることが
幸せだったの

血みどろの凶器はクローゼットに隠して
やったのはママだからね
心配しないでね
って言わせたの

その時から凶器は宝になった

真実は幸せを壊してしま ....
知らない風景の
絵を買おう
違う世界への入り口
絵の中で
生きるを楽しむ

たらら
たらたらた

難しく感じる
生きてゆくことを
絵の力を借りて
やわらかくしていくんだ

 ....
ひだかたけしさんのおすすめリスト(7822)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
汗と酒- 花野誉自由詩7*25-9-18
送別- 自由詩425-9-18
無関係- 自由詩7*25-9-17
ある詩人の絶筆- こしごえ自由詩9*25-9-16
umi- 自由詩5*25-9-16
全行引用による自伝詩_01- 田中宏輔 ...自由詩925-9-15
体温- 自由詩425-9-15
砂塵のむこう- 花野誉自由詩12*25-9-15
海がつなぐ- 自由詩10*25-9-14
気が合いそうな予感- 花野誉自由詩15*25-9-13
迷いのない声- 自由詩625-9-13
ハレの日に- 自由詩6*25-9-12
終わらない夏- リリー自由詩10*25-9-12
子心- 花野誉自由詩15*25-9-11
凛として朝- 自由詩5*25-9-10
眠らせて- 自由詩6*25-9-9
※五行歌_三首「他人の恋路を_邪魔するのは_野暮ってもんだ」- こしごえ自由詩5*25-9-9
詩壇における「籠モル化」とは何か_―_閉鎖性がもたらす評価の ...- atsuchan69散文(批評 ...12+*25-9-8
図書館の掟。- 田中宏輔自由詩10+*25-9-8
秋祭り- 自由詩725-9-8
夏を_失った_秋に- こしごえ自由詩7*25-9-8
冷奴- リリー自由詩18*25-9-8
砂糖水- 自由詩425-9-7
混血- 月乃 猫自由詩10*25-9-6
ゼロ- 自由詩9*25-9-6
ルイ、リバー- atsuchan69自由詩18*25-9-6
響き- 花野誉自由詩13*25-9-6
※五行歌「他人(ひと)のことを_悪く言うのは」- こしごえ自由詩11*25-9-5
幸せ- 自由詩6*25-9-5
絵を買おう- 自由詩10*25-9-4

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