雨に濡れた意志手紙
朝焼彩茜色

雨に濡れた意志手紙 

 親愛なる人

  雨が糸の様に降り続いています
  止められない想いがあるかの様に 燃えています 
  生まれてきた意図を紡ぐ様に 太い一本道を歩いて
  私と出逢いました

  恋に落ちることは容易いアイコンタクトでした
  拒む理由などは 自由の空の下にはなく されどの理由がありました

  一線を越えることは儚くはためき 煌きはありましたが
  節度の越える現実に背を向ける愚かさや幼さは 知りません

  互いに愛し合っていても 結ばれない実りもあります
  
  雨の音は親愛なる声質は湿度を帯びている

 親愛なる人

  私は前へ進みます
  また次の道で出逢うでしょう
  そんな予感を糧に 私は前へ進みます

                     朝焼けを彩る茜色


自由詩 雨に濡れた意志手紙 Copyright 朝焼彩茜色 2013-09-03 20:16:25
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