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さよならが
身にしみた瞬間
時間が一瞬で溯る
満たされていた心が
風船のように割れ
記憶が一気に流れていく
追いかけても追いつけない
笑い声が風になって
次から次へと消えていく
空っ ....
仲の良い妖精が二人
満月に内緒で種を育て
星が煌めく下で恋を囁やき
二人で一つの花を咲かせる

仲の良い妖精二人に
嫉妬したミツバチが
全部の花に意地悪をして
花びらの一枚に足跡を残す ....
コーレアの妖精が
冬の夜にランプを灯して
寂しい心を探して
飛んでいる

暖かな色で
そっと寄り添って
想い出を探してる
恋の色を探してる

赤くふくらんだ
ワンピースから見える ....
冬のプラネタリウムが
初めてのデートだったのよ
パパはずっと小さなころから
星が好きだったわ

ママが星に詳しいのは
パパのせいなのね

プラネタリウムって
どんなところなの
私も ....
長く学校を休んでいる
小さな女の子に
セントポーリアが届いた

白桃色と深い青
部屋の空気が
嬉しそうに動く

ベルベットが張られた
バスケットから
葉が溢れ花が揺れた

青い ....
足踏みオルガンの
空気が少し抜ける音
いつも私が座る事が多い

買い替えてと言えば
捨てられてしまいそうで
言い出せなかった

赤トンボはいつも
あのオルガンに止まってた
 ....
遠い空から辿り着くまで
濾過され磨かれて
六花はダイヤのように輝き
千切れた雲の遺言が透ける
明るく優しく降るようにと
街路樹にセーターのように
街を往く恋人にはもっと
寄り添うよう ....
あなたが雪なら
離れていよう
解かしてしまうから

わたしが雪なら
そばにいたい
温もりで解けたいから

ふたりが雪なら
結びついて
ひとつの氷になりたい

雪が生まれたら ....
天窓にひとり
夕日に火葬されてひとり

赤とんぼひとり

馬鹿な詩人なら
まるで自分のようだと
同情を誘うような
ありふれた言葉を書くだろう

ただただ
救えない
絶えゆく命を ....
アラガイsさんの丘白月さんおすすめリスト(9)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
貧乏な空- 丘白月自由詩220-5-2
アルストロメリアの妖精- 丘白月自由詩120-4-14
冬の妖精- 丘白月自由詩2*20-3-10
冬のプラネタリウム- 丘白月自由詩3*20-3-6
セントポーリアの妖精- 丘白月自由詩2*20-3-6
空耳の夢- 丘白月自由詩320-1-12
六花- 丘白月自由詩1*19-12-4
- 丘白月自由詩3*19-11-24
オレンジミュージアム- 丘白月自由詩319-11-7

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