こんな孤独
吉岡ペペロ

朝だと思ったらまだ夜中だった

漫画を二冊読んだ

雑誌を一冊読んであくびをした

傍観者たちに面白おかしく噂されては

おまえの名前をとなえて心をなぐさめていた

おまえを失いたくなかった

そんなことができるのだろうか

薄ら寒くなって内蔵がキュッとした

こんな孤独、不快じゃない、

そしてあしたも湧き出る日常に

おまえの名前をとなえ続けているのだろう









自由詩 こんな孤独 Copyright 吉岡ペペロ 2013-01-27 14:24:27
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