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私は褐色がかった指に
マニキュアを塗る
輝く爪を手に入れるため

これまでは
手をほめてくれる
人達がいた

大切にしていた
私の白い手は
褐色になりつつある

鋭角の風のよう ....
触れられる範囲でしか

触れていなくて

表せられる範囲でしか

表せていない私が

ここに居る
あぜ道の草刈機の音

遠くに聞こえ 想像する

労働する人の尊い汗のしたたり

うなられた田んぼ そしてその へり

へりの必要美に心奪われる

水がはられた田んぼに思いをはせる
 ....
有機体に満ち溢れているのに
荒涼とした味を覚える
過剰な砂浜
砕けた白波は強風のしわざ
風が存在を知らしめるかのように
砂が無数の線となり砂浜を埋め尽くす

自分の意志で砂浜に立っている ....
数回 ドアを開け
椅子にストンと着地した
無数の とまではいかないが
たくさんのフィルムが
机の上に置かれている

挨拶を交わしたのは
とある男性

男性は私の血液の話をする
男性 ....
私は油性ペンが好きな時もある
泣きながら書いた手紙
泣きながら書いた詩
涙がこぼれ落ちても
にじまないから

私は油性ペンが嫌いな時もある
「これは私のものです」という印に
布に名前を ....
煩わしいのです
自ら 血管の育成に
恐れの心を抱いているのです

そう 煩わしいのです
血は内にあるもの
外に現れないで欲しいのです

私の体は 内と外に
しっかり表皮で
分かれて ....
詩を書くの初心者の私でも誰かに読んで欲しいと思うの

小さなノートに書いて読んでくれそうな人に渡すとね
興味がある人は目が変わるのがわかる
でも興味がない人には断られる

あたりまえだけど ....
憂鬱さも手伝ってペンを持ちノートに向かう
何かが滲み出てくるようにペンはゆっくり動こうとするが
書き始めるきっかけとなった憂鬱さが
邪魔をし始めた

ぼやーっと壁に掛けた絵を観ていると
平 ....
北大路京介さんの小川麻由美さんおすすめリスト(9)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
マニキュアの存在意義- 小川麻由 ...自由詩7*15-10-23
詩と五感- 小川麻由 ...自由詩3*13-4-10
新緑の予感- 小川麻由 ...自由詩5*13-4-4
過剰な砂浜- 小川麻由 ...自由詩6*13-3-10
男性は私の身体の話をする- 小川麻由 ...自由詩9*13-3-8
油性ペン- 小川麻由 ...自由詩9*12-11-13
安全なご飯の日々- 小川麻由 ...自由詩4*12-8-2
詩を書くということ- 小川麻由 ...自由詩7*10-12-6
虫取り網- 小川麻由 ...自由詩4*10-5-23

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