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天に輝く月をみあげて
あれが欲しいとおまえは泣いた
水を両手にすくいためれば
掌に小さな光の幻
それは本当の月じゃないと
おまえは唇をとがらせる
おまえの見ているその月と
今手の中にある ....
買ってくださいとうつむき加減に
冷えた指先は白い花を思わせた
不幸を売り物にできる時代じゃない
他をあたれよと背を向けたとき
飛ばされた風に散らばる花片
見開かれたままの瞳は残像をとらえ
 ....
北大路京介さんの一筆さんおすすめリスト(2)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
掌の月- 一筆自由詩5*05-2-19
雪花- 一筆自由詩13*05-2-4

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