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人工的な白い光は
添加物に似て もやがかかる

間接照明にロウソクの火が
馴染み深き吐息に消えない 風に囲まれた
意場所

〒7桁で留まる この世のシブミ行動範囲
黒と黄色の 蜘蛛界の ....
スピード感を着た〈ち〉 は
ねずみの時間を生きているようだ

暇は肩身が狭い

電脳空間で
ヒマをマヒされられた〈ち〉は
走り続けて
衝突することで終える彗星のように
終わりに向けて
記憶を更新 ....
暗い森の木の根元の茂みの中
闇に光る二つの目
光の反転した森の風景の中
鹿が逃げようとするが
矢庭に飛びかかる黒い大きな影

まず獲物の内蔵を喰らう
黄緑色の内蔵を喰らう
赤い筋肉を食 ....
おじいちゃんと森で薪を拾う
僕が手当たりしだいに
背負子に放りこんでいると
そいつはまだ早いと言う

幹を離れてまもない小枝は
水分を含んで
みずみずしい
生木の範疇を出ないものは
 ....
光はあふれる
白亜の{ルビ建物=ビルディング}の上に
海鳥の白い翼に
青くうねる海原に
光はあふれる

光は波打つ
どこまでも続く青い穂波に
涼やかに流れる川面に
青い空と風の中に
 ....
夜ご飯の支度をしていると
息子が
「今日はなに?」と聞きました
「コロッケだよ、手伝って」
「ああ」

寝そべってゲームをしている息子は
14歳
去年私の身長を抜きました
伸ばした手 ....
トラブルが起きると
誰かが泥をかぶる
誰かが猫をかぶる
噂が流れる知ったかぶる
怒りにブルブル
やがてはブルー


シンプルなことだ
プールの中で眠る
プルト ....
空は自由への道標
太古の昔から それはあった
あらゆる生命の頭上に 広がっていた

海は故郷への{ルビ誘=いざな}い
太古の昔から やはり それはあった
あらゆる生命の周りに 満ち満ちてい ....
雛は鳴いて 朝露流れる 雲白く
つたのからまる古木 陽が射し
巣穴からのぞく 黄緑の小鳥

アイビーの葉陰をすりぬけ
近くの木にとまる
尾をうちふり チチチッ

おはよう ナギ

 ....
あまぐも

垂れ下がる昼下がり

うっかり爪を引っかけたら
鈍痛を引き寄せてしまいそうな



あまがさ

濡れた匂いは嫌い

美味しくない想い出と憂鬱が
しつこ ....
見上げちまった

吸い込んでゆく神秘様

コンパスでなぞるに まだ満たない神秘様

見上げちまった

松果体に月光を摩る尻尾の名残

 幸い反応なし アタシは人間 神秘様と繋がる人 ....
かたつむりがね
いないとさみしいよね
木の葉の影の雨宿り
でもね
木のてっぺんにもいるんだよ
きっとね
だって だって
ひなたぼっこしたいから


アリさんがね
いないとさみしい ....
ぼくはわらう
きみもわらう
ふたつのわらいは似ていない
けれどもきみとぼくはいま仲間だ

きみとぼくの痕跡はまったく違うが
たまにおなじ涙をながす

ふたりとも最近猿よりもいささか利口 ....
くもりの日
あたらしい音楽を聴いて
約束だってやぶれそうだ
だれかのためにつくられた
あたらしい意味や理由が
不自然に黄色いかげをつくる

そうしよう
捨ててしまおう
君のこと愛して ....
  きみの
  美しく長い舌の上
  一面に広がるれんげ畑



  雪どけの淡い水が
  陽を吸ってさざめいている



  僕は、そこで
  幾つかのたいせつな思い ....
さわられると
そこからかたちになってゆくような心持ちがしました
口をつけられると
そこから血がめぐるような

はげしさは
はるか向こうでゆれる波でした
ことばは
ばらばらに砕ける音 ....
はねが抜けたので
もうとべない

おもったけど
とんだことはなく
おちたこともない

なんとなく
みみずを
愛しいとおもって
飼いはじめた
協議離婚し幼い娘を引き取った母は
幸福追求やまない女であって或る日
男と出会い同居を始める

こうして連れ子という不利は
夜な夜なまぐわう男女の力関係で決まる
小突き回され足蹴にされ
飯 ....
仕事が終わり

家に帰り

靴下を脱いで

床にほっぽらかし

気持ちよい素足でスタスタ歩いていくと

うしろで靴下タチむくっと起きあがり

ひょいひょいついてきて

プロ ....
時をなくした
厚化粧の白い駅舎から
チョコレート色の客車にのって
町にいく
森の切り通しの影たちを往き過ぎれば
たいらな田園の景色が心の扉をたたく
町の商店街には、小さな旧びた映画 ....
泣けない
女もそこそこいくと
かわいくないのもの
ずしずしっとくるのよ
責任みたいなもんが。


思い出した
仕事失敗して上司にものすごくおこられた
年くってからの言葉が
ささる ....
白菊の歌声が
偲ぶあなたの
墓標前にて
一人雨に
濡れながら
西脇の詩集を
繰ってみる

詩のまことが
こぼれますように


紅の傘は
忘れられて
かなしく倒れて
朽ち ....
そして幕が閉じる


舞台化粧を落とすと誰が誰だか分からない

勇敢な騎士は土曜の朝に生ごみを出す係りらしい

美しいお姫様の鼻はとんがっていつも人を見下している


けれど一番分 ....


頭の数ほど胴はなし
どうどう巡りの頭達
どれもこれもが何かが足りぬ
たりぬ住居をきめねばならぬ
文明の震えを支える地の震え

働き蟻が扇子と携帯、クールビズを
並べて夜店で営業
いつまで開業する

父の暗い眸 母の暗雲
幼児はティンカーベルの羽をして
透明と超越
作り笑いのどこ ....
希望も野望も鈴鳴らし 音を選ばせ囲み込み
 
込み入る感覚 反射から還り 選音された洗脳

溶け入る感情 時計回りの秒針のみに 瞬き疲労

HEY アルファベットのマットレスで鈴鳴らし 吸 ....
新宿でギターをひいている人の声が聞こえたらそれは生きていたくないっていう歌だったから早くそうすればいいと思う。雑踏がごくごく喉ならしながら意思を飲み込んでいくので喧噪が終わらないんだよ。データを集 .... そっと風が吹けば

散り散りにこころは飛翔し

うらおもて

うらおもて

ひるがえり

夕暮れ空の向こうで

群れをつくり

大きなさかなが一匹

空をゆっくり泳いで ....
あたらしいものにはまだ名前がない
形もあまり決まっていないしそれはたぶん

人類が歴史のなかへ隠しておいたものを
あきらかにするようなようなかたちではみえててこないのだろう

冷蔵庫のドア ....
閉鎖傾向の鞘の中。
無数の土産屋の陳列列島(劣等)。

身なりの時計は
知らず知らずのうちに
どこかと
だれかと
みんなと
かたこと
たわごと
ままごと
「と」ととっとと同期しや ....
殿上 童さんの自由詩おすすめリスト(14757)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
人格分の意場所- 朝焼彩茜 ...自由詩7*12-6-4
わずらった〈ち〉- 阿ト理恵自由詩6*12-6-4
ジャングル大帝- ……とあ ...自由詩10*12-6-4
小さな森- そらの珊 ...自由詩2512-6-4
- 未有花自由詩23*12-6-4
コロッケ_その2- ふるる自由詩13*12-6-3
馬鹿王子と毒リンゴのパイ- ただのみ ...自由詩20+*12-6-3
終末と、始源と- まーつん自由詩5*12-6-3
ヒキナギ乞う唄- 砂木自由詩22+*12-6-3
あまがみ- nonya自由詩20*12-6-3
再満- 朝焼彩茜 ...自由詩2*12-6-2
きっとね_2011- たま自由詩26*12-6-2
仲間- 梅昆布茶自由詩712-6-2
くもりの日2- はるな自由詩112-6-2
れんげ畑- 草野春心自由詩10+12-6-2
ひたすらに- はるな自由詩512-6-2
はね- はるな自由詩4+12-6-1
お猿の森で- salco自由詩5*12-6-1
靴下タチ- 灰泥軽茶自由詩9*12-6-1
Margaret- 月乃助自由詩5*12-6-1
赤い目と思い出したくない思い出とだんごむし- じじ自由詩18*12-6-1
偲ばれる墓標- もっぷ自由詩812-6-1
舞台- 永乃ゆち自由詩5*12-6-1
- 田園自由詩312-5-31
文明の震えを- 木原東子自由詩10*12-5-31
走らせる- 朝焼彩茜 ...自由詩4*12-5-31
AM1:16- はるな自由詩312-5-31
うろこころ- 灰泥軽茶自由詩13*12-5-30
あたらしいものたち- 梅昆布茶自由詩1112-5-30
ゼロから一、一から?(ハテナ)へ- yuugao自由詩212-5-30

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