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仕事帰りに、
お茶の水に寄り、回転寿司を食べて、
ディスクユニオンで、
今日もすごく嫌な思いをしたから、
レコードを1枚だけ、買おうと、
あれこれ見ていたら、
彼女から、電話が来たので、
 ....
あなたはどこにいるの

目の前にいるような 彼方で泣いているような

あなたはなにを見ているの

同じものをみているような 目をつぶっているような

寄り添うように 離れていくような
 ....
あまりにも
咲き過ぎているから、と
たんぽぽを抜く

紫いろの可愛い花や
可憐にしろい小花の群れは
そのままにして
たんぽぽを抜く


 たんぽぽは
 花、という肩書きを剥が ....
日焼け止めを嗅いで思う潮のにおい
白黒はっきりつけようじゃないか二の腕の日焼け
日焼け対策を怠れば手の平手の甲まるでお猿のよう
腹だけは未だ純白のままビキニなんて着れないもの
背中はノータッチ ....
鎖につながれたまま
ぼくは海へと落とされた

からだが腐敗していくよりも
錆びついてしまうような、
そんな気配が恐ろしくて
頑なに
ぼくは目を見開いて
泳ぎ去る魚のひれなんかを ....
叩きつけるような
全てを絞り出しているかの

言葉、
言葉、
言葉、



言葉に魅入られた者は

言葉で自身を
癒やすのか…

痛い
痛すぎるよ

名前も
顔も知 ....
{引用=スパゲティー讃仰フェスティバル参加謹呈}
 1

長いスパゲティーを食べた
まっすぐ、まっつぐ、どこまでも
スパゲティーというより、
スパゲティ―――――――――――――――――― ....
見上げた曇天(そら)から
幾つもの雫が舞い落ちる
ぽつり ぽつり 雨音が地を黒く染めるように
僕もあなたを想う涙で濡れている

雨は汚れた町を洗い流し
明けた空は希望を運んでくるという
 ....
あなたは
決してわたしをゆるさなかった
はじまりの
隠しあう接触のぬくもり
黒くながれおちる髪を
手櫛でやさしく梳きながら
洩れる水を袖口に運ぶ


清潔な距離がくれた
まどろみの ....
中学二年生のころ、
友達が、
雑誌の広告に載っていた、
身長がぐんぐん伸びる秘宝を、
1万円で、買った。
ドキドキしながら、待っていた。
虎の巻には、
毎朝、ジャンプしよう。
と書いて ....
前の街で
俺は淫売宿のいかがわしい玄関口で
夕立に打たれて濡れながら歪んだ
恐ろしいほどの雷は
地上の何物かを鷲掴みにしようと
空から腕を突っ込むが
本当に一握りの無辜の生命を食い物にした ....
‥ばかやろう‥ と言ったままの或る日
そのひとは入院して帰らぬヒトになってしまった 。
胸のなかに打ち込まれたまま
杭はいつまでも剥かれた棘のように
静脈を突き刺してくるその痛み  ....
神宮の花火大会へ行った。
どうして、
人ごみに吐き気ももよおすくせに、
そんなところに、行ったのかというと、
彼女に、浴衣を着せたかったから。
ちょっと黄味がかった、
トンボもふわりと浮か ....
たったいま
この詩をよんでいる
あなたがきらいです

わたしに言われて
どきっとした
あなた
名前はなんと
およびすればいいでしょうか
あなたの名前は
あなた
ではないはずなの ....

あぢ
なんか、快晴ではない
曇っていて
空気がじめっていて
あぢ
あぢい

君と別れるとさ
俺はもう
切なくて
切なくて

なんか、夏祭りらしいんだけども
俺、見学も参 ....
悩んだときは
ブラッドオレンジに染まる
マンションの給水塔の上に立ち

三百六十度 この街の大パノラマを この眼で捉え
瞳を閉じて シャッター音を鳴らす

沢山のネガが出たら 
その上 ....
何かの工場でも移転したのか
住宅街の真ん中にあられた大きな空き地
その空き地を取り囲むようにはためく斎場反対の白抜き文字

いつまで運動は繰りひろげられていくのだろう

はちまちをした町会 ....
アンカーに係留されている大型船
岸壁の縁に並んでいるビット
その上に座り俺をじっと見ている猫は
俺を町中からここまで連れてきた。
俺は猫に話しかけた。
ポケットから取り出した小さな煮干し呉れ ....
凸凹のこころは
少しずれた
凸凹を探し

おたがいの
凸凹を埋めたいの
かもしれない

そうじゃなければ
この胸の
ざわざわは
何?

恋でもない
愛しさでもない
同情で ....
いのちにいろがあるとしたら
なにいろでしょうか

たいようみたいにあかいのかな
おそらみたいにあおいのかな
ゆきみたいにまっしろなのかな
もりみたいにみどりなのかな

いろいろないろを ....
僕らは夢を掴むために本当に努力をしているのだろうか

「成功する鍵は時間だった!」「書くだけで夢が叶う手帳」「聞くだけでシアワセになれるCD付本」など
夢を叶えるためのノウハウが書かれた本が巷に ....
日盛り
頭上に覆いかぶさるのは
この上なく濃厚な夏の青空

ひとしきり蝉時雨

百日紅の花が揺れ
――あの庭にも 百日紅がありました
と どこかから誰かの声

しばし足元に目を落と ....
 日本海にしずむ
 落陽は
 おおきくて美しい
 と、ラジオでだれかが言った

      *

 かつて
 五島灘にしずむ
 落陽を
  ―― オレンジ色のおおきな
 ....
でんわのくにではきょうもみんながくらしています




















くろまるじいさんに
 ....
{画像=110806230826.jpg}



ホームに止まった電車の窓越しに見える
同じく所在なく立つ隣人を想う
二本の平行した線路上に交わる事なく
二人は未来永劫交差することは無い ....
逃げ場をなくした熱気が
重く澱んでいる夜の底で
線香花火に火をつけると
涼やかな光の飛沫が
覚めやらぬ地面にほとばしる

しつこく素肌に絡みつく
湿り気を含んだ風の端に
弾き出され ....
{引用=   夏祭りは静かなの。太鼓と囃子と人の声とで、耳
  には暑い夜がぎゅうぎゅうと詰まっている。唇の動
  きが形づくる。視線だけが傷をつける。夏祭りは映
  像的ね。あなたの心 ....
かんぜんたいは
ありとあらゆる
条件を
かね備えて
きぜんとしている

唯一だから
さみしい
というおもいを
知らないでいる
ふかんぜんたいは
ありとあらゆる
条件が
あり ....
夏のお空は賑やか
雲の鯨が群なして
北さしゆっくり泳いでく

夕べ摘まれた胡瓜はポリエチレンの中
萎れた黄色の花を畳んで重い体をしんなりと
むらさきの影踊る無人販売所

朝の優しい静け ....
目をとじて
しずかにとじて
名前を思い出しなさい

あなたが
その目をあけたとき
そこにいてほしいひとの
名前を思い出しなさい

それが出来たら
独りぼっちはもう終わり
 ....
殿上 童さんの自由詩おすすめリスト(14757)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
めんどうくさい女- はだいろ自由詩311-8-11
道のりのはなし- 加古川少 ...自由詩211-8-11
たんぽぽ日和- 千波 一 ...自由詩6*11-8-11
日焼けの夏- マフラー ...自由詩3*11-8-10
ブルー、もしくはブルー- 千波 一 ...自由詩4*11-8-10
言葉が痛い- 森の猫自由詩9*11-8-10
スパゲティー- salco自由詩6*11-8-9
雨と感情(こころ)- 洞野いち ...自由詩611-8-9
こいびと- 因幡菫子自由詩32*11-8-9
小林ひとみ- はだいろ自由詩511-8-9
履歴_ー野良猫3・5ー- ……とあ ...自由詩10*11-8-9
片遍路- アラガイ ...自由詩8*11-8-9
頬杖ついて花火を見た- はだいろ自由詩611-8-8
あなたというあなた- 中川達矢自由詩19*11-8-8
夏と海と雪駄- 真山義一 ...自由詩2911-8-8
ブラッドオレンジに染まるマンションの給水塔の上で- subaru★自由詩16*11-8-8
ヤドリギのひと- 恋月 ぴ ...自由詩2111-8-8
ダイアローグ_ー野良猫その3ー- ……とあ ...自由詩911-8-8
凸凹- 森の猫自由詩23*11-8-8
いのちのいろ- 洞野いち ...自由詩611-8-7
僕らが成功できない理由- 洞野いち ...自由詩211-8-7
夏_空- 塔野夏子自由詩4*11-8-7
洛陽は落陽の果てにあって- 石川敬大自由詩19*11-8-7
みんなの童話_『ぴりりとるるる』_だい1わ- TAT自由詩311-8-6
隣に立つ異世界の住人へ_/_夏はやっぱり不思議話- beebee自由詩20*11-8-6
線香花火- nonya自由詩19*11-8-6
顔へのコラージュ- 草野春心自由詩4*11-8-6
ふかんぜんたい- 中川達矢自由詩7*11-8-6
ほら、- salco自由詩14*11-8-6
かくれんぼ- 千波 一 ...自由詩3*11-8-5

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