すべてのおすすめ
父の抜け毛が浮いている
私は風呂に入っている
父の細い髪の毛が浮いている
それはもう白くかすんで
私はただ風呂に入っている
漂っている
猫は一日
ひがな一日丸くなり
日だまりの中で丸くなり
屋根の上で丸くなり
塀の縁でも丸くなり
玄関口で丸くなり
自動車の下でも丸くなり、
部屋の温もりに丸くなり
タンスの上で丸くな ....
川辺を駆ける
風に吹かれながら
息が上がる
汗が滴る
生きている実感が湧いてくる
とてもとてもとても
気持ちがいい
そんなに知るべきことも多くない
澱んだ水を流しさること
ちょうど今 ....
詩は暇つぶしだと言ったら
あなたは怒るだろうか?

だけど 考えてもみてくれよ
暇のない人生というものを?


詩のなかで

説教を垂れるのもいい
悪態をつくのもいい
泣き崩れる ....
一枚の紙の軽さを想う
一冊の本の紙の重さを想う
数冊の本の紙の重さをさらに想う
いつしか私自身の重さを軽々と超えていく


一枚の紙の厚みの薄さを想う
一冊の本の束ねられた紙の背表紙の厚 ....
深夜にめい

にもあれ

にもせよ



はらを座る


おいがきたので ・

にべも
しゃしゃりもない
ききみみもしゃがみこむ
連れられて来て
放たれて

追いかけられて
追いかけられて

すくわれて

入れられ

揺すられ
揺すられて

閉じ込められ
名前を付けられ

見つめられ
見つめられ ....
お相撲さんとシュークリームを天秤にかけて

どちらか連れて帰ってと言われたら

シュークリームは美味しい

お相撲さんは食べれないけれど

美味しそうではある

冬部屋にいたら暖か ....
固く胸がふくらみ始め
女の子はあごの下で
つぼみが育っているのを知る
 不思議なわたし。
自分の体につぶやいてみる
身体の深奥から
まるで一本の茎が通っているみたいな内部から
外へ外へと ....
まるで舞台セットのよう
蛍光灯の光が融け込んで
透き通った 小さな庭園で
   
  水草ゆれて

   ふわりと
  
 紅金色の着物も褪せた
 年増女が二人
  よもやま話 ....
フライドチキン骨ごと喰う 目が覚めたら 夢のような世界だった
楽しくて嬉しくて ほんとの世界を忘れてた
あるときふと 目が覚めて
極彩色が チカチカと
(ひとつも目に優しくないのね)
そんなことを考えていたら
もう ....
はじまりは いつも真っ白だ
そこに黒い線を描き
僕らは僕を表現していく

なんて美しい絵だろう
僕らは白と黒でこんなにも綺麗な絵が描ける
それも感情が露になっているという
様々な風景もみ ....
風のしるし
群青の海は、無辺の解放区


人の言う
海の どこかにえがかれているという 境界線を追う
海鳥の巨きな瞳に
偽りは ゆるされず


    線など  ありはしないのです ....
ヒカルリズミカル刻々 音など立てずに滑らかに
 ヒカルリズミカル刻々 素顔の中に陰りに満たしたり リズミカルヒカル

  仲良しというより 繋がっている 味方の光 余韻の光
  メッセージの反 ....
英字新聞読んでいるふりしている 雨が降るたび遠ざかった
憎らしくて愛しいあなたの
後ろ姿はもう見えない

季節は容赦なく巡って
人は戸惑いながら巡って
届かない想いだけが残される

さらさらとした喪失感と
ひん ....
初心に還る 感情を空気に混ぜ 吐き出す

招かねざる訪問者が 青唐辛子を持って来た

甘口の私は 避けたい感情の皺を眉間に寄せた

招いていない 呼んでない

訪問者の青さ 初心に分か ....
昨日という忘れ物を探して僕は行く先を見失ってしまった 。

みつからない理由が思い出されるのは砂浜かも知れないと海へ向かう 。

干からびた岩場の上に白い鷺は羽を休め、若い母と子が浜辺で ....
まいにち、テレパシーをとばしている

とどいたのかなぁ
今日は雨だけど ・・・


れんちゃんにとって
六月はもう、真夏とおなじだった
朝から暑くてたまらないみたい
ひんやりつめたい ....
雨の日はビー玉に

世界を映して覗き見た。

このビー玉をくれたのは知らないおじさんで

両手に溢れるほどの色とりどりのビー玉をくれた。

雨の日は透明。

夕暮れは橙 ....
愛しなさい

ただひたむきに

引き換えるものなど待ってはいけない

見返りを求めた途端

それは愛ではなくなるから
カネさえあれば何とかなるって世界も
イヤだな。
少しずつでも貯金しなさいよ、なんて
他人に説教しといて考えている
ハイジみたいに暮らしたかったのに
パンプス履いて小走りで
山からどんどん離 ....
最近、本を読みすぎて、
多分、多分なんだけど、
オナニーしたら、
ザーメンに混じって、
文字があふれるはず。
そうだなあ、
「詩」とか「わたし」とか「語り手」とか、
そんな文字たちがあふ ....
考え過ぎると 
知恵熱が 出ると 
知った

冷たい汗を 
拭う瞬間に ばかり

ゾクッとした 
感触が

ぬるり 
張り付いて 
離れない

いつから 
瞬間接着剤に  ....
実家のタオルの匂いは幼い頃の記憶を呼び覚ますね
僕らは何で大人になってしまったんだろう
排気ガスの臭いに汚染されてしまって
世界は今日も嘆いているというのに
僕らは自分のことしかできない
大 ....
ざーざーざーざー雨が降る

部屋にポツリと男と女
外は雨がざーざー降り
女が照らす明かりの側に
男は入らず闇の中

部屋に二人で男と女
外は雨がざーざー降り
女が尋ねる言葉の先に
 ....
空がせつなく見える日は
誰かのためいきが聴こえる

ためいきは
透明の煙になって
立ち上り
つどいあって
やがて白い雲になる

空がせつなく見える日は
あなたもためいきをついている ....
知らないこと、
知っていること、
パンダ中継、
わたしはここにいないことになっている、
願望、
とその逆の事実、
実態、
謙遜と、
彼の左目、
リップグロス、
観たくもなかった戯曲 ....
あるところに
色を嫌うレンズがあった

それが愛したのは形
そして光と影の
バランスだけ



そのレンズを通して見ると
総ての花が おしゃべりをやめた

春の日差しの ....
殿上 童さんの自由詩おすすめリスト(14694)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
無題- 田園自由詩412-9-28
猫の日課- ……とあ ...自由詩12*12-9-28
川辺- 黒髪自由詩2*12-9-28
暇つぶし(あるいは、暇のない人生)- まーつん自由詩11*12-9-28
紙の民- そらの珊 ...自由詩17*12-9-28
未明うるわしく_ - 阿ト理恵自由詩3*12-9-28
金魚の命- 夏美かを ...自由詩26*12-9-28
似て非なるモノ- 灰泥軽茶自由詩2*12-9-28
女になるということ- salco自由詩11*12-9-28
水中戯曲- ただのみ ...自由詩20*12-9-27
フライドチキン骨ごと喰う- 北大路京 ...自由詩812-9-27
ドロンパ- 三上あず自由詩812-9-27
気付いてしまったこと- きみのて ...自由詩112-9-27
ウミネコの国- 月乃助自由詩8*12-9-26
ヒカルリズミカル刻々- 朝焼彩茜 ...自由詩912-9-26
英字新聞読んでいるふりしている- 北大路京 ...自由詩912-9-26
心が空いた- nonya自由詩24*12-9-26
訪問者の刻印- 朝焼彩茜 ...自由詩4*12-9-26
&_bottle- アラガイ ...自由詩14*12-9-26
ぼくのテレパシー_2010- たま自由詩29*12-9-26
ビー玉- 永乃ゆち自由詩13+*12-9-26
ひたむきに- 永乃ゆち自由詩3*12-9-26
経済SM- salco自由詩7*12-9-25
こいめ- 中川達矢自由詩312-9-25
布製の_ボンド- 藤鈴呼自由詩6*12-9-25
はじまり- きみのて ...自由詩212-9-25
雨の別れ歌- ……とあ ...自由詩8*12-9-25
ためいき- そらの珊 ...自由詩812-9-25
明日持っていくもの- 佐伯黒子自由詩2*12-9-25
色を嫌うレンズ- まーつん自由詩10*12-9-25

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