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不安が僕を乱打している
厳粛に受け止め続けていると
全身から憂愁の風が乱舞し 苦しみから思わず自矜した
悪夢

蚊がれの字に足を上げ
腕に止まり 足に止まり

                れ
   れ れ れ        れ れ 
  れ れ れ れ れ れ れ れ れ れ
    ....
逆らえない
(ねむい)
音や画像を流しても
おしゃべりしても

運動しても
お腹いっぱいになっても
(ねむれない)
逆らわない
そのキリトリ線は曖昧だから
うまく切り抜けたためしがない
だけど秋生まれはいつだって
短い季節に恋い焦がれてる

なんて半分は嘘
秋模様を切り取ろうとしたことは
後にも先にも一度しかない ....
「後悔はしていない
海原はどこまでも広がっていく」



それは男の夢
私という女はその男を捨て
今は小さな小屋に住んでいる
どこまでも広い空を
四角い窓の外に出て
見る そ ....
寝言でこぼれた未練が染みになった 比翼と翔け その止まり木に
大切なものを失くし
また その存在すらも忘れた 男の話

ある男
「いざ ここから 初めてを行かん」

川の辺にうずくまる蛙の 泥に似た合唱
好み 幾重 ....
遠方に響く地鳴りや砲声は
踊り回る現代に吸収されて
硬化した鼓膜を揺することもなく

指先のおしゃべりが
視神経に五月蠅くつきまとい
裸形の幻想を漂わせる

意欲は
ものぐさな希望に ....
太陽の手に編まれゆく

野山も風も
岩肌も

一気に編まれる日があれば
やすみやすみ
覚えたての音階のように
編まれる日もある

太陽の手に編まれゆく

波間もひかりも
 ....
寡黙から 泣き止まないS
誰かに救ってもらいたいS
オムライスを掬うスプーンを 手渡すように
救いを手渡して 掬って食べることができる
Sの始まりから終わりへの 繋がり

救われない ....
街はずれの空き地
うち捨てられた木箱に
天使が一人腰掛けている

その双つの翼は
いろいろなものの欠片で出来ている
ガラス片 陶片 金属片 石片 木片……
すべてかつては何かの一部だった ....
いつからか
自分は空虚だと感じはじめていた
いろんな大切なものから離叛していく自分が
悲しくも 嬉しくも いじらしくも 多様にとれ
しかし どれも誇張していた
いつも物憂くて そ ....
繋がる 増える 深まる 
 業と
   体が 
繋がる 出来る 衰える

心は
幾らも
変わっていない
乳房をなぞった手のひらが
首にしばらくとどまっていることには気付いている

思想も愛も何も無い
自尊心に勝つ為の殺人予告?

迷惑なんですけれど。

キモいから触らないで。 ....
ワンルームマンションの一室で
カーテンを締め切って
電気も消して
簡易プラネタリウムつけながら
大音量で
エレクトロニック聴いてる

目がしぱしぱして
赤 青 緑に
部屋が点滅し出す ....
  歓びはなかった
  とはいえ哀しみもなかった
  わたしたちはベンチを分け合って座り
  冬の始まり、辺りに人影はなかった
  言葉はさっきまで……あった
  今は沈黙さえ、ない ....
荒んだ気分に吹かれているのも
快速電車の乗り心地です
時に青白い猫が追い越して行くのも新鮮
手放しで夜道を直進するも悪くない
見通しは甘くありません
集会に行くのだとばかり思っていたら
対 ....
アスファルトに打ちつける
雨の勢いが強くなり
せっかくの買い物も少しずつ
憂うつさを増していた

家に帰れば君がいるだろう
早くしよう
と足の動きが速くなる
最近キスが足り ....
抱擁はつよい風のようで
いろも匂いもなかったが
ばさばさと通りすぎていったあとには
たくさん 散っていたので
あなたが来たのだな と
ようやっと理解します

理解します
したくもな ....
新米を握る母の手は
燃え始めたかえでのように色づき
かぐわしい湯気を蹴散らしながら
踊ってみせる
熱いうちに握らないと
美味しくないのよと
まつわりつく子に言いながら

端をほんのわず ....
空が暗く静かで

空の色が溶ける海
暗くなって
あなた何かを探すために
背広のまま海へ飛び込んだ

その下に黒い影が見えたから
嫌な予感がして
砂浜の私

必死に手を伸ばしても
 ....
落ち着く
私の場所

いつからなのか
いつまでもなのか

そこでは
作るものが有るからかもしれない
毎日買い物へ行って
いつもの道をたどって
一人のお家に帰って来る

どうして毎日同じ道をたどって
同じ場所へともどるのだろう
そこには何があるの
そこじゃなきゃいけないの
そこじゃなく ....
苦行に明け暮れサラリーマンは電車の棚で蛹になった
無関心という制服に包まれたシュークリーム並の少年たちが
耳におしゃぶりを挿したまま喃語と一緒に痰を吐きまくるから
ユニクロを着た老人たちの血圧は ....
死後の世界が知りたいのではない
私が死んだ後のこの世界が知りたいのだ

居眠りしている臆病な女の背後霊にでもなろうか
ある日ふと考えた それもいい

心の叫び声は臓腑に響く
 ....
強烈な風雨を受けて
折れてしまった月下美人の葉を
何気なく水に差しておいたら

根が出た

その後も根は伸び続け
葉のくぼみに蕾をふたつつけた

さすがに花を咲かせることはなく
 ....
日曜日に遊んだ疲れ
少しだけ残しつつ
新しい一週間が始まった

月曜日は新鮮な気持ちになって
雨でも晴れでも関係なく晴れやか

一週間はあっという間に過ぎて
また新しい一週間が訪れる
 ....
あなたが
わたしの想像するあなたならば

例えば
淡く芽生えはじめた
きもちがあることを
伝えるだろう

身分違い
そんな言葉も
頭をかすめる

わたしはわたしで
目指す地点 ....
違うよ、そうじゃない
って言葉はもう聞きたくないから
うんうん、そうだね
って言うよ

ちょっと悲しいけれど
時々スーパーで売られている

アルミでできた鍋焼きうどん

スカスカの天ぷらが入って

賞味期限もまじかだから七十円

炎にパチパチ音を立てて

グツグツ煮立ったアルミの鍋に

 ....
殿上 童さんの自由詩おすすめリスト(14757)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
自矜- 陽向自由詩3*14-9-30
悪夢・れ_- イナエ自由詩9*14-9-30
ゆうらりゆらり- 中原純乃自由詩2*14-9-30
秋模様を切り取って/即興ゴルコンダ(仮)投稿- こうだた ...自由詩5*14-9-30
一瞬に輝く- 田園自由詩314-9-30
寝言でこぼれた未練が染みになった- 北大路京 ...自由詩314-9-30
箱庭にて_この大きな山門より- 黒ヱ自由詩114-9-29
- イナエ自由詩5*14-9-29
紡ぎうた- 千波 一 ...自由詩614-9-29
- 為平 澪自由詩1*14-9-29
九月の天使- 塔野夏子自由詩4*14-9-29
空虚に- 陽向自由詩8*14-9-29
どうりで- 中原純乃自由詩4*14-9-29
別にリーマンしていたら- 鵜飼千代 ...自由詩6+*14-9-29
とろける脳- 瑞海自由詩2*14-9-29
街路樹- 草野春心自由詩614-9-28
夜道で猫に会う- Lucy自由詩19*14-9-28
79円- かんな自由詩15*14-9-28
散る- はるな自由詩614-9-28
秋の抽斗- そらの珊 ...自由詩1814-9-28
碧夢- 瑞海自由詩5*14-9-28
台所- 中原純乃自由詩3*14-9-28
電池- 加藤自由詩214-9-28
快速処方箋- ただのみ ...自由詩23+*14-9-27
I_grope_for_it- 陽向自由詩1*14-9-27
生きるためになんか生きられない- nonya自由詩25+*14-9-27
日曜日- 夏川ゆう自由詩114-9-27
淡い気持ちのこと- はなもと ...自由詩514-9-27
喧嘩も疲れるし- 中原純乃自由詩3*14-9-27
鍋焼きうどん- 灰泥軽茶自由詩914-9-27

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