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西の空を覆う厚い雲を
僅かに縁取り
淡い光が
放射状に
さらなる高みへ腕を伸ばす
羽毛のような桃色の塊が
透明な大気の層に漂うあたりへ

空はいつまで記憶するだろう
人の視線を

 ....
笑顔が足らないから
適当な思想が抱きついて

どうしようかと
喉元まで逆流してきた

雲合いも無慈悲に見えて
自分を是が非でも厭ってしまう

口元を咄嗟に手で覆い
少し あかぎれた ....
生まれた日から神の計画はあったのだとして
生まれる前から神の計画の為に準備された人
時の時を経て夫々一人ひとりは生まれたのだ
としたら私の身体を貴方の為に肢体となって
お使い下さい私は何をすれ ....
とうとう視線が私の上になった君

私と背比べをするときにしゃがんで笑みを作る

肩幅も広くなってすごく足もしっかりしてて

そんなに私と背が変わるわけじゃないのに

どうしてこんなに男 ....
恋を失った時の悲しい気持ちなんて
うそっぱちだね
この世は恋で回るわけじゃない
むしろ群れになって立ち向かう
そんな規律に色沙汰なんて必要ないから
兵隊さんは奪い殺すの
奪われてみなければ ....
その人に投げかけた孤独が
勢いよく跳ね返されてきて
私の胸に鮮やかな痣がプリントアウトされた夜

傷だらけの そのくすんだ球を
手毬のようにつきながら
迷い込んでいくサイバー・ラフォーレ
 ....
ねえ
ひとつぶのわだかまりもなく
こんなにさらさらで
どんなかたちにもなって
どんなかたちにもならなくて
よく晴れた日は
誰にも盗られないように
丁寧に埋めた
昨日の美しい心を
ぴか ....
ストレスか

なにかの病か

胸がどきどきする

ような気がする


眠れなくて

活字も追えなくて

いま

なんの予感もなく

消えてゆく


ストレスか
 ....
{引用=
( 竹林に翁が影、竹を切る 音がする )



里はもうそんな時節らしい


 路によりそう水の流れ
ここは、暮らしにいつも水音がある


 流れる水は 淀むことをし ....
雪は降らなくていい
長い詩もいらない
部屋には
湯沸かし器があればいい

わたしは臆病すぎるだろうか
ねえわたしたちは
なんて滑稽なかたちをしているのだろう
【車窓から見える赤い風船は、まるで祝福のしるしみたいに 】


なんでかしらないが
あなたとわたしには
おなじ「なにか」が ある気がする

その「なにか」が なんなのかを
知 ....
長い年月会っていない友人
それでも友人と言えるのは
年賀状にある自筆の文字

さて今年も…
勢いに任せて
「 い ち ど あ い た い ね 」
 苦しいときに泣くことは、
 いっぱい、やってきた

 悔しいときに怒ったり、
 羨ましくて妬んだり

 そんなことは
 幾らでも、
 やってきた

 今日も、あの時、
 とって ....
きょうという日に
きょうという火が
ともされる
約束したわけでもないのに
東の空に

明るく
温かい
平等な
きょうが
どこから生まれてくるのか
ボクは
みつけた
旅の途中で ....
ひこうき雲で借金の催促 おんなのこはみんな
はねがついているようなきがして

いちごやさくらんぼなんかなくても
いつだってうたっていられた

うちゅうではいきができない
ふくなしじゃ
わたしたち
ぼうはつし ....
  風は南へいった
  月の光は道にころがり、
  小石にぶつかって止まった
  肩まであった長い髪をきって
  聖なるひとのように きみはわらう
  二人して ベランダの手すりに体 ....
渇いた湖底を
掠め
渦巻き
通過していく
そんな
低温の吹雪を

窓には無数のひび割れに似た
しばれ模様が張り付いて
空気中の水分は
耳にも
皮膚にも
触れない
喉も乾かして ....
試練というものを神様が私に与えてくださったのだとしたら

私は何としても最後まで笑顔を絶やさずに生きていかねばならぬ

最大の試練はとっくに乗り越えたと思っていたのだが

それでもまだ試練 ....
夢には
二種類あるみたいだ

現実から
逃げるための夢と
現実を、変えていく夢

僕は、
炬燵の中で微睡む
飼い猫のクロと一緒に

彼女はもう
十年以上も前 ....
この思い出せないものは
おぼろに揺れて
この肌と共に老いていく

老いた幹に
傷が付くと言う事も
その痛みも遠のいて

一見の新芽を褒めては
少し背伸びする若造を
少し微笑みな ....
色つけた影も独身 水滴がバスタブで凍る
湯が流れている雨でなく雪だから
ガスが家全体から吹き出して雲を作り
 水滴 がバスタブ で凍り付くので
煙の中で雨が降っている みえないくらい 明るい
光が 窓全体から ....
あれは
花の散る音だよ
花びらの儚くはがれ
地に落ちる音
砂に擦れる骨片の
乾いた軋みのようだろう

あれは
時の流れる音だよ
流砂のさらさら崩れ行く
風と波の造る音
私の体を通 ....
角のまるい三角をつみあげる
角砂糖のような几帳面さであなたは

猫も飼わなかったし
お揃いの刺青も彫らなかったね
あなたはもう
しらない人になった
前髪をきれいに切りそろえて
不眠症のユウコは今夜も大量のクスリを飲んでは
ヘロヘロ状態

潔癖症のさなえは自分の周りが汚れているのには我慢できないくせに
もう1週間も頭を洗っていない

マユミは食べることを抑えら ....
別れてもっと好きになる 名もなき歌を歌うことで事足りる
長閑な時代は終わりを告げた

誰もが知る歌で鼓舞することしか
求められていないことに気付く

シンプルな世界
分かりあえる世界

得体の知れぬ重圧に
 ....
ある日 生まれて来て
わたしは泣いた
そして何かのきっかけで
わたしは笑うようになった
誰に教わることもなく

やがて
何かのきっかけで
わたしは少女と出会い
恋をしたのだ
誰に教 ....
ぼくのこころに根をはって
大きくなった老木が
公園の散歩道をゆく

墨絵のような老木から
枝が生えて
格子状に柔らかく伸びて
その先に花が咲く
躑躅の紅い花
ハナミズキの白い花
菫 ....
殿上 童さんの自由詩おすすめリスト(14758)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
「石狩川」- Lucy自由詩16*13-12-20
えむ- subaru★自由詩12*13-12-20
神は何を賜うたか・・・- tamami自由詩1713-12-19
大きくなった君へ- 桜 歩美自由詩7*13-12-19
悲しみ- 黒髪自由詩2*13-12-19
サイバー・ラフォーレ【電脳の森】- 夏美かを ...自由詩26*13-12-19
猫のダイヤモンド- そらの珊 ...自由詩1413-12-19
眠れなくて- 吉岡ペペ ...自由詩113-12-18
水の帰郷- 月乃助自由詩14*13-12-18
湯沸かし器- はるな自由詩613-12-18
ふうてん_とばそ- るるりら自由詩19*13-12-18
26年_年賀状- イナエ自由詩11*13-12-18
苦しいときに、やれること- まーつん自由詩9*13-12-18
猫のさがしもの- そらの珊 ...自由詩2213-12-18
ひこうき雲で借金の催促- 北大路京 ...自由詩813-12-18
与えられた13分- ミゼット自由詩3*13-12-17
風は南へ- 草野春心自由詩213-12-17
- Lucy自由詩21*13-12-17
試練を生きてこそ道は開ける- 桜 歩美自由詩3*13-12-17
- まーつん自由詩13*13-12-17
長寿- subaru★自由詩14*13-12-17
色つけた影も独身- 北大路京 ...自由詩413-12-17
流れて- 佐藤伊織自由詩213-12-16
散華- salco自由詩1113-12-16
前髪- はるな自由詩413-12-16
彼女たちの事情_〜愛しすぎる女たちのうたう詩〜- 涙(ルイ ...自由詩213-12-16
別れてもっと好きになる- 北大路京 ...自由詩413-12-16
名もなき歌- kauz ...自由詩4*13-12-15
誰に教わらずとも- ただのみ ...自由詩25*13-12-15
宝物 - 殿岡秀秋自由詩7+13-12-15

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