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血管の青筋
切れば赤い血

青い空ににじみ出す
夕暮れの赤

葉は青々しげって
頂く花の赤さ

  *

真赤な血潮
青ざめる相

明ける赤い朝焼け
徐々に青く透き通 ....
私の望みは
大きくはない
お金
仕事
仲間
それから

かばん
趣味
私の趣味はなんだろう
歌うこと
詩を書くこと
見上げること
見上げて

あなたより少しだけ
幸せに ....
一睡の中に落ちていく 歯 水 
球体が内部に孕んだままの 歯 車 

軋み 一睡の中に落ちていく 歯 水
球体が旋回しつつ孕んだままの 歯 車

命はない 命はない 命はない 命はな ....
吐いたため息をはさんだサンドイッチをいっしょに食べてよ ちょっとだけ心が乱された夜は
冷たくなった風を胸一杯に吸い込む
澄んだ空には星がはっきりと浮かび
くびれに三つ星を並べたオリオン座が目の前に映る

今日もまた同じ日だった
ただ過ぎる日々に ....
刻まれた目盛りの 一箇所に
あたしは基準点を作っている
それ以上だったら しあわせ 満足
それ以下だったら ふしあわせ 不満


ものさしは
あたしが作ったものじゃない
あたしが作 ....
私がずっとこわいこと

大切な人が
泣くこと
死ぬこと

大切な人を
嫌いになること
殺そうとすること

それよりもっと
こわいこと

人を好きになること

あな ....
一目惚れをした
あんだって? あよ、いいぐれーじゃねー
ぎゅうつく抱きしめてあげて!
なーにそんなことしたら、けっぽられるわ
けめるいにゃ〜 やっけーこ乗り越えてけろ
んまかねぇ!  ....
一生懸命だった夜
沈黙ってこと考えた夜
意味のあることの無意味に無邪気に向き合った夜
丸腰なんだからと強気で弱気だった夜

一生懸命泣いた夜
偉いってこと考えた夜
言葉は言葉は言葉は言葉 ....
キキキキキ。
闘病は辛いもの。いつか治るということに希望を抱いているのだが。
私は統合失調症である。死の恐怖を感じたことも、100回や200回ではなかった。

世間から見ればただのお荷物である ....
この野原から見ていると
あの星達は近過ぎて
隙間を通ることもできない
そんな気分にさせられる

この大空を抜け出して
あの星空に近づくと
どの星達の間にも
果てしない距離があると知る
 ....
待ちに待った夜が来て
冷たい風が触れ回る
枯葉を転がし踊り出す
{ルビカリアッハ・ベーラ=冬女王}の布告だよぅ
ゥゥゥウウー カラカラカラ…
南の御座には{ルビケリドウェン=冥府魔女}
出 ....
人間が好き人間が嫌いもう若くない おもい

つよくなる
ほど
かたむき

こわくなる

こころ

しめる

存在の不在

おもっても
おもっても
わたしは
横を
すれちがうことしかできないなら ....
閃光の一瞬
浮く身体
空を駆けて
目指すは銀河

今見えるものを
全て振りほどいて
新しい世界を僕と見よう

真っ暗闇を怖がる時間は
もう終わったよ

尖った星の欠片 ....
October

少しずつ光は欠けていって 錆びた色の穴ぼこが残った
想像さえも追い付かない 途方もない物語を思った

相変わらずな毎日に紛れて ごまかすみたいに流れていく
だけど君がずっ ....
{引用=―ルシーの物語を読んだ時、私は十四歳だった。物語のルシーは死んでしまったので、私はルシーの続きを生きなくてはならなかった。―}


     *

僕たちは何度もすれちがい
そして ....
恐ろしいことに
半分の心で僕は君と付き合っていた。
そのことに気づいたのは漸く人生も終わりかけた今ごろ。
君は随分前から気づいていたようで
頭蓋骨を開けられてから
口に出して言うようになった ....
穴の開いた心に水を汲む
すぐに流れてしまうのに
来る日も来る日も水を汲む
生きるためではない
生きている そう感じたいから
疲れたり 
笑ったり
今日もこうして水を汲む
いくら汲んでも ....
僕はどうしたと言うのだろう
誰もが帰宅した夜の事務所
好きなOLさんのいすに座り
彼女のカーディガンを匂いながら果てた

その後始末のティッシュの処理を
思い出せないでいる
ちゃんとトイ ....
瞳の奥の天使
闇を手繰り寄せて紐解く

脱獄囚の烙印
死刑囚の歴史観
寄せ集めの笑顔で凌ぐ

論理のない戦い
爪を折られた指で
崖を登る

登攀者の緩み
大地という母の目論み
 ....
自分の秋との淋しい約束
ひとつ夜空に放り投げ
残った右手でコインを捜し
みつからなかったあてどなさ

自販機、君もそうだねと
横っ腹の泥みて思う
こたえる元気も失くしたか
いつまで、こ ....
涙をながした後気持ちが
すっきりするのは目にゴミが入った時
洗い流したり目の乾燥から守る為だそうだ
なぜ人は悲しくなると涙が出るのだろうか?
それは悲しいと言う気持ちが体の中にためて
置けな ....
痛くてみていられない
ごめんね、言うは易く
空はすみれ色だなんて
あやまちに戴けるとは

かの若さやまなざしは
時に光速を超え得てか
捉えられそして捉えて
鮮やかな軌跡は逞しく

 ....

あなたはあなただった
はじけるようにわたしたちは

なにひとつ
必要ではなかった
女の嗤う声がする真夜中の三時
この部屋の時計はどれも狂ってる
一年ほど開けたことないカーテン風に揺れ
玄関のドア閉め忘れたことに気づく湿り気
秋の長雨がすべて腐らすって
何かのせいにできたら ....
  日もくれているのに
  女の子たちが鬼と遊んでいる
  鬼はわらっているようにみえるが
  ほんとうはぜんぜん笑ってはいない
  むらさきいろの心がわけもなく歯ぎしりをする
   ....
お電話がつながっております
って
目が話すから

視線
追って

止まっちゃって
しっかり
ゆくえ
見つめようとする

伝わってくる
言葉の源が
すべて
あなたのような ....
ITTANMOMEN (一反木綿)


薄っぺらな奴だと蔑まれても
捉えどころがないと疎まれても
何処吹く風を自在に乗りこなして
へらへらと今をすり抜けてやる

旗のように風をくら ....
雨上がりのテラスで飲むレモネードが喉に優しい。
ぼんやりと周りを囲む白樺の林にはうっすらと霧が出て、
まるで夢の中に現れたクロード・モネの傑作みたいだ。
静かな幸せが辺りを包んでいる。

 ....
殿上 童さんの自由詩おすすめリスト(14757)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
赤と青と- シホ.N自由詩1*14-10-27
鳥の歌- umineko自由詩12*14-10-27
回転- 佐藤伊織自由詩214-10-27
サンドイッチ- かの自由詩2*14-10-26
ちょっとだけ心が乱された夜は- ミツバチ自由詩214-10-26
ものさし- 藤原絵理 ...自由詩7*14-10-26
こわいこと- 瑞海自由詩7*14-10-26
埼玉弁- 陽向自由詩414-10-26
夜を駆け抜ける- もっぷ自由詩414-10-26
やまいの癒やし- 黒髪自由詩3*14-10-26
ほし- 木屋 亞 ...自由詩1*14-10-26
大人の国- salco自由詩914-10-25
人間が好き人間が嫌いもう若くない- 北大路京 ...自由詩214-10-25
どうき- はなもと ...自由詩614-10-25
眼を裂く青- 瑞海自由詩5*14-10-25
October- itukamitanij ...自由詩1*14-10-25
誕生- Lucy自由詩10*14-10-25
中途半分- ……とあ ...自由詩13*14-10-25
根っから_て訳じゃない- ただのみ ...自由詩19*14-10-25
ホムンクルス- 和田カマ ...自由詩5+*14-10-25
脱獄囚- 梅昆布茶自由詩1014-10-25
その歌_ver.2- もっぷ自由詩414-10-25
- リィ自由詩2*14-10-24
夜明け- もっぷ自由詩314-10-24
- はるな自由詩214-10-24
ひきだしにテラリウム/即興ゴルコンダ(仮)投稿- こうだた ...自由詩5*14-10-24
鬼と遊ぶ- 草野春心自由詩514-10-23
からまりほどくように- はなもと ...自由詩314-10-23
百鬼繚乱_<_3_>- nonya自由詩19*14-10-23
モネの庭- ヒヤシン ...自由詩8*14-10-23

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