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露天風呂に冬と押し込められている シロいのとクロいのをかっている

シロはなんもかんがえてないから
わたしもなんもかんがえずにすむ
ただかわいくてにこにこだく

クロはいつもいろいろかんがえている
わたしはクロのむねをさ ....
頭に計算機を詰め込んで
公園でチャンバラごっこをする
ヒーローたちは
世界を救うはずもなく
砂の城を蹴り崩した跡に
旗を突き立て
誇らしげに胸を張る

「ひとりはみんなの為に、みんなは ....
一面の雪の朝
私は
兄とかまくらを作る
田んぼ中の
雪を集めて

できました
私たちの秘密基地
しゃがんで入れば十分余裕
通学路からも
はっきり見える
不格好な雪の家

それ ....
ごはんできたよ と 声をかけても
テレビから離れられないでいる
夜の器に盛られた農場は テーブルの上で
少しずつ ふけていく


ブロッコリーの木に
間違えてよじ登った子豚は
降ろ ....
冬の小窓から
零れる ピアノの音

ファの音は寂しくて
シ♭の音はすれ違う

声を出すのはこんなに簡単なのに
気持ちを伝えるのは難しい

触れ合えば
なにか変われる
 ....
朝の五時半を少し回ったころでした
六畳の畳が漂流し始めたのです
思わず活けようとしていた椿を咥えましたの
そうしてうんと股を開いて立ち上がりました
初めてですこんな太ももの上まで晒しちゃって
 ....
時々思い出す
二段ベッドの下のうすい隙間に
うつ伏せになって潜りこんでいたこと

とても気持ちが落ち着きほっとする
目を細めると
奥の奥へその先があるような
私はぺらんぺらんになって
 ....
若者が過去を振り返るのは
夢を実現するため
老人が過去を振り返るのは
夢を楽しむため
でも 
若かった過去へは行けません

***

別れるまで一度も名を呼ばれなかったからっ ....
{引用=
二月の夜空から零れ落ちる
無数の星影が
か弱い肩に降り積もり
窒息してしまう前に
宙に投げ出された
誤解を掻き集めて
真実の結晶を作り上げたら
きみの冷えた心臓と取り替えて
 ....
ふしあわせは
雨のように降ってくる
不穏な空から予定通りに
稲妻をともなって突然に

傘も持たずに
ぼんやり歩いている時に限って
ふしあわせ予報ははずれて
私の思考と良心はずぶ濡れ ....
外葉をめくったら
白い小さな亀がい
て、脱皮直後の未
防備ゆえのその純
真な甲羅にしばし
じいっと魅入る、
命あるものはみな
平等にそんな生ま
れたてがあった。
 ....
散歩で夜の砂浜に行く
夜の海に誘われるがまま

あなたは足が早くて
私との距離が少し広がる
だから手を繋ぐ

ひんやりした海風
夏が終わりかけている
何故か互いに言葉数が少ない

 ....
それは今川焼や大判焼と呼ばれるもの

その店というか屋台のような小屋
初老のおじさんとおばさんが
たこ焼きとたいこまんじゅうを売っている

一個八〇円するけれど
いつも五〇円になったり
 ....
家の敷居を踏み越えた利き足はもう家に帰りたがっている
何か忘れものをしたと思おうと試みてみる
両手に 鞄に 不足はない
大切な書類も
筆記用具も
定期の入ったカードケースもそつなく準備されて ....
故郷のようなひとがいる。そのひとを思い出すだけで、シチューを食べたような心地がする。ホタテやコーンなどといった、気のきいた具材の一切入っていないシチューだ。わたしはお椀から立ちのぼる湯気のようなものを .... 今日も街を行き交うひとびとの影を踏んで歩く

一瞬にして微塵に還るもの
止めどなく細く長く伸びるもの
軽く薄く風に舞うもの

ときどきそれさえも無い人に出会うが
それも街の雑踏の風景の一 ....
ねこ はしる
港の魚をかっさらい
いちもくさんに
かけぬける
ねこ はしる

ねこ はしる
あの娘のおしりを追いかけて
わきめもふらず
かけていく
ねこ はしる

ねこ はしる ....
画面上に寝そべったきみはぼくの
趣味どストライプだったのだけど
いま目の前で三次元になった途端
ボーダーラインに立ったとさ

横糸と縦糸が交差してチェックに
なるギンガムはかつてストライプ ....
ナガレ テイル の か
トマッ テイル の か
アナタ ガ トメタ の か

這い回る青い蜥蜴の尻尾
口から零れ落ちる時間は

ナガレ テイル の か
トマッ テイル の か
ト メ ....
つつきまわされた表皮を
頭悩ませて修復していく

言い分は虚状の幻想
黙っていられない性分だったのに

ハズレのないはずの当たりくじから
ハズレを引いたような
その意識前に押し殺す残念 ....
過去への扉を閉めて 歩み去った
思い出を 燃やしている その日までの
カレンダアに 印を付けるように
胸をつつく 夢の欠片を夜の河原に捨てる


葉を落とした 桜の小枝が 空に描く
 ....
ちょっと贅沢な

暖かい家が待っているから

買えるんだよ

身体を温かくして

ひんやり喉元を通るアイスは

夏のアイスとはまた違って

軽やかなひととき

豊かな感触を ....
七つの罪が色を得てこの世に現れたのが始まりだった
虹色の炎は燃え盛り
我々はただひたすらに――

あがき続けている
さざ波のような四年間が
女の心をくすぐり始める
いかにも、春の風の様に
泣いてもいい
涙さえあれば存分に泣け
抱かずにいた証が欲しい
あなたから、あなたから

さようならは言わない、な ....
おびただしい雫という雫が
都市と都市の間で あらゆる物と物の間で
たがいに伴を呼ぶ
満月のような視座で みえないその糸に命を与えようとしている男のポエジは
蜘蛛の意図のよう
雫と雫がつながり ....
私はちょっと出られないな
きっと
出られない

今さら
とってつけたように
気づく今までは
出られるって信じてたのか
出ようとしつづけることに
意義がある
なんて思っていたか

 ....
曲芸師は球形の虚無で玉乗りをする

奇術師はハットから鳩形の虚無を取りだす
もうこんな季節だねと
誰かが言っているうちに
時は絶えまなく流れているから

いつも気づく頃には
紅葉は枯れ
雪は解け
桜は散り
蝉は死んでいる

この瞬間は
すぐ枯れて解け散り ....
廃牛処理の男が日本を飛び越えていくよ

障子の影をゆっくり伸ばして
海峡を横断するほどに細く伸びた 白 黒 の 往来
殿上 童さんの自由詩おすすめリスト(14694)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
露天風呂に冬と押し込められている- 北大路京 ...自由詩615-2-1
愛玩- とよよん自由詩5*15-2-1
サンジュウシ- 衣 ミコ自由詩215-2-1
雪の家- umineko自由詩15*15-2-1
夜の器- あるみ自由詩10*15-2-1
連弾- 瑞海自由詩5*15-1-31
終ノユメ- ただのみ ...自由詩20*15-1-31
二段ベッドの下- 灰泥軽茶自由詩915-1-31
歳を取ったと気付かないあなたへ- イナエ自由詩9*15-1-31
しろい息- 衣 ミコ自由詩5*15-1-31
ふっ、しあわせ- nonya自由詩16*15-1-31
夢見るキャベツ- そらの珊 ...自由詩19+15-1-31
夜は切ない- 夏川ゆう自由詩115-1-31
たいこまんじゅう- 灰泥軽茶自由詩915-1-30
帰省- マチネ自由詩115-1-30
あなた、それは湯気。- ユッカ自由詩515-1-30
影踏み- 梅昆布茶自由詩2115-1-30
ねこ_はしる- とよよん自由詩3*15-1-30
よこしまなきみとさかしまなぼく/即興ゴルコンダ(仮)投票対象 ...- こうだた ...自由詩3*15-1-30
グエル公園でデート- とよよん自由詩2*15-1-30
修繕工場- 這 いず ...自由詩115-1-30
サ高住- 藤原絵理 ...自由詩515-1-29
冬のアイス- 灰泥軽茶自由詩715-1-29
地球が色鮮やかさな理由についての個人的見解- Neutral自由詩215-1-29
赤い壁- 岸かの子 ...自由詩3*15-1-29
がうでぃな_さざなみ- るるりら自由詩17*15-1-29
私は出られない- Lucy自由詩15*15-1-29
とある祭の片隅のテントで- 塔野夏子自由詩3*15-1-29
きまぐれのみぞれ- 灰泥軽茶自由詩915-1-28
廃牛処理の男- 佐藤伊織自由詩115-1-28

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