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空がせつなく見える日は
誰かのためいきが聴こえる

ためいきは
透明の煙になって
立ち上り
つどいあって
やがて白い雲になる

空がせつなく見える日は
あなたもためいきをついている ....
知らないこと、
知っていること、
パンダ中継、
わたしはここにいないことになっている、
願望、
とその逆の事実、
実態、
謙遜と、
彼の左目、
リップグロス、
観たくもなかった戯曲 ....
あるところに
色を嫌うレンズがあった

それが愛したのは形
そして光と影の
バランスだけ



そのレンズを通して見ると
総ての花が おしゃべりをやめた

春の日差しの ....
雨がふるので
膝を立てて
まがった指で
生理用品をつけかえる

角に立っている男たちが花売りを罵倒している

走り抜ける街の多さ
どれだけ降っても
給水塔はふやけない

雨が ....
光がないから
影もない
のっぺらぼうの空気の
暗闇

夜の住人の
かわいた息
脳天のおくを這う
黒い質感

夜のからだを
闇にあずけて
優しさと厳しさが
混交する

 ....
アリエッティににてるから好きって

きみは、わたしのせんたくハサミのようなかみどめをはずしながらいった。

わたしはこびとじゃないわって
いうと

きみはこいびとだよっていって

かみをくしゃくし ....
最初はね
君のこと知らなかったから
ちょっとすました横顔がかっこいいなぁなんて
思ってたんだよ?

でもね
今は
私の隣でおもいっきり笑う
その笑顔がいちばん好きだよ

 ....
あのときこうすれば良かった
あぁすれば良かった
後悔は先に立たず

息子の育児をやり直すことは出来ない
間違っていたこともいっぱいあったろう
やって良かったこともいっぱいあったと思う
そ ....
{引用= 

鹿に小石をなげる

それを、食べてはいけないのです



野いちごに口を赤く染める おまえは
なにも知らず


動物の本能を ためされる
※線という 残忍な審判 ....
新月欠けていく パリ 香港 アメジスト 苦しみのあとには幸せが待っていると誰が言ったんだろう?
瘡蓋だらけの手は夢をつかめると誰がほざいたんだろう?
言った本人は未来のことなど考えもしなかっただろうに
ポジティブとは時に残酷だ
ネガ ....
私の耳元で
乾いた音がする

してはならない
タブーを誰かが冒す
音がする

見てはならぬ!
呪いを架けた
白いヒトガタ

ロザリーよ
おまえもまた結界を超えてゆくならば
自 ....
心は 揺れて
共に 戸惑い
玉の 汗

たまに 笑えば
たまに キズ
たまに キス

丸いものは
どうして 安心するの と
問わなくても 良い
揺らぐ 時を
ゆるりと 眺めてた ....
 「木の物語」

きょうもまた
あの木のてっぺんにいる
あれは多分ぼくだ
ぼくの知らないぼくがいる

忘れていたのかもしれない
ぼくがすっかり忘れていたぼくがいる
だから懐かしい
 ....
長い冬が明けて

やっと雪解けのときをむかえましたね

悪い夢をみていたのだと

すべてを水に流し 再出発です

おめでとう



悪い夢 儚い夢 叶わぬ夢

夢 ....
もくもくと

香ばしい

秋刀魚の焼く匂い

くんくんと

昨日の秋刀魚は美味しかったねぇと

家族が昨日の夕飯楽しそう

もう秋だね

うんそうだね

優しい匂いが私 ....
おりかたがわからないんですと云ったあとの沈黙はこころを動かし

剥き出しヌードなことばは
ふたりのあいだに壁をつくり

今夜うさぎだからって
はげしくなついてなめたものは殻

問いは訪い、 ....
 A点

ターミナル駅を擁する街は
ユニクロ タワレコ ドトール イタトマ
横断歩道のカッコウの声
三井住友 第一生命 三菱東京UFJ
幹線道路と並行か直角のアーケード商店街
どこに行っ ....
夢をごらん
今の君だからこそ見られる夢を
その身に纏う翳りさえ透明なうちに

夢をごらん
翼ある夢を
コーヌコピアから溢れる花と果実に
彩られた夢をごらん

君の心から生まれつづける ....
カウンターのまえに生簀がある
生簀のうしろで二人の板前が
包丁を手にして僕たちの注文を待っている

弟と〈活定食〉というものを頼んだら
すかさず板前が網を持ち出して
生簀から魚を二匹すくっ ....
やたらめったら起こる奇跡を奇跡と呼びたくない パントマイムの光る町で
100円玉を 見つけました
なんて 格好良い セリフを

吐けたならば 幸せ
履かれたならば 臥しあわせ

マッサージ タイムには
上に 乗っからないで 下さい ....
きっと生まれて初めて見た色って
ターナーの洪水
まばゆいなか ひかりのなか 空映す青
きっと生まれて初めて知った色って
ターナーの洪水
まばゆい夢 ひかりの夢 母なる海

無から有へと蓄 ....
朝起きたら
おもいのほか寒かったのです
肩がひんやりします
すっかり秋ですね
早起きしても
ひぐらしの声はどこにもありません

朝起きたら
寝違えていたのです
眠りながら何かを間違う ....
9月からアメリカの小学校に入学した娘
2日目の朝吐き、早くも欠席
3日目お腹が痛いと昼前に早退
4日目から毎朝目が覚めると学校に行きたくないと、泣くようになった

「なんで行きたくないの?」 ....
それぞれの許されない世界は
こまるかもしれない

パートのないオーケストラは
ハーモニーを奏でない

ぼくは遇いたくない人間にはあいたくないと
思っている動物

話したくないのはぼく ....
人を
ただしい場面で
ただしい順序で
ただしい角度に
揺すると
泣く

そのただしさを
習得することを
愛とか技とか
呼ぶ人びとを
軽蔑し
憎んでいるわたしも

ただしい角 ....
出し入れするものがちがうだけで
会話になったり
セックスになったりする
不安

雨は降るし
音は流れる

あらがうものが
ないだけで
こんなに不自由なのに
愛されなんてしたら ....
誰にも届かない言葉を綴ろう

僕は 夜の井戸に吊るされた{ルビ剣=つるぎ}
永遠の愛を探し求める 一匹の蛾

その羽は古い靴下のように 穴だらけで
沈むことのない夕陽の その逆光に透けて
 ....
秋とは肩を寄せ合い歩きたい

約束なしで出会っては

流れの渦に留まり続ける

紅葉とイチョウの落ち葉のように

ゆっくりと語り合いたいものだ

何一つ声に出すこともなく

 ....
殿上 童さんの自由詩おすすめリスト(14757)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ためいき- そらの珊 ...自由詩812-9-25
明日持っていくもの- 佐伯黒子自由詩2*12-9-25
色を嫌うレンズ- まーつん自由詩10*12-9-25
給水塔はふやけない- はるな自由詩412-9-25
夜に住む人- シホ.N自由詩4*12-9-25
きみ、ジブリがそんなに好きなの- 阿ト理恵自由詩12*12-9-24
ありがと、大好き。- ジュリエ ...自由詩112-9-24
正解なんかない- 桜 歩美自由詩2*12-9-24
野いちご- 月乃助自由詩7*12-9-24
新月欠けていく_パリ_香港_アメジスト- 北大路京 ...自由詩1012-9-24
想像させたかったんだ- きみのて ...自由詩1*12-9-24
禁忌の森で- そらの珊 ...自由詩312-9-24
丸いものは- 藤鈴呼自由詩5*12-9-24
ものがたり- yo-yo自由詩712-9-24
うたげ_にて- 芦沢 恵自由詩11*12-9-24
もう秋だね- 灰泥軽茶自由詩6*12-9-24
あした- 阿ト理恵自由詩4*12-9-24
場所考- salco自由詩2*12-9-23
夢をごらん- 塔野夏子自由詩6*12-9-23
活きた魚の眼- 佐々木青自由詩5+12-9-23
やたらめったら起こる奇跡を奇跡と呼びたくない- 北大路京 ...自由詩1312-9-23
フラフープ- 藤鈴呼自由詩6*12-9-23
ひかりへ還る- もっぷ自由詩512-9-23
なで肩の運勢- そらの珊 ...自由詩17*12-9-23
‘義務’という言葉をまだ知らない娘へ- 夏美かを ...自由詩17+*12-9-23
とぐろのなまえ- 梅昆布茶自由詩912-9-23
ゆらす- はるな自由詩2412-9-23
ペン2- はるな自由詩412-9-23
約束の朝- まーつん自由詩412-9-23
秋の気持ち- ただのみ ...自由詩19*12-9-23

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